日本が成長しないのは当たり前で、非効率だからです。
紙媒体
日本人って、びっくりするくらい、病的といっていいほど、紙媒体が好きで、せっかくデータになっているのに意味なくプリントアウトして、ハンコ押すのが大好きで、それをファックスするんですよ。酷い場合はオンライン受付が存在せず、郵送でしか受け付けません。
日本では役所が特に酷いです。彼らって、最初の段階で精査して運用ルールを決めず、漏れを恐れて、無意味に項目ばかり増やしたフォームを作って、利用者のミスを誘発し、不備だ、と突っ返して。やり直しさせるのを仕事にしています。税金の無駄遣い以外何者でもありません。
オンライン申請システムの構築に時間を使い、何度も漏れがないか?、を確かめて、運用し、利用者がシステムエラーを全て修正させてから、提出するようにしたら、提出が終わったら、不備は存在しないんですけど、紙媒体で提出させてから、何人もの職員が不備がないか?、を確かめているんだから、アホです。
行政の人間はほとんど文系であり、何の役にも立たないようなことを大学で学んだあと、詰め込み暗記で公務員試験を突破した人たちなのです。だから、ITに疎いため、IT導入をどうしたら、いいのかもわからないのでしょう。トップである県知事、市長も官僚からの天下り、内部昇格なので、IT知識がないのでしょう。
日本人って、真面目なんですが、バカなんですよ。正確に言うと、間違ったことを間違っている、と声を上げずに従うんです。だから、どれだけ非効率なシステムでも、上が決めたり、前例があると、なかなか変えません。そして、無駄なことを延々と繰り返すのです。パイロットが山に突っ込むことを決めたら、明らかに間違っていても、それに従うのです。
完璧主義
なんでもそうですが、7-8割の完成度でいいなら、簡単に済むのに、10割を狙うと、何倍の時間がかかるんですが、それでも完璧主義なんですよね。IT時代なんだから、バグが出たら、アップデートすりゃいいんですよ。
まずはリーダーがとにかく進めて、その都度、修正していくアジャイル式が世界標準になっているのに、ウォーターホール式しか絶対に認めないのが日本人で、実務を知らない、しないリーダーが決めたことが絶対であり、明らかに間違っていることでも従わなければなりません。
まずは大まかな叩き台を用意して、色々詰めればいいのに、叩き台の完成度を求めるので、時間だけがかかり、最終的には何もない段階から打ち合わせをします。こんなことやっていたら、いくら時間があっても足りないし、残業が減るわけないんですよ。公務員って、部署によってはサービス残業しまくっています。その理由は非効率だからであって、人が足らないわけでも、仕事が多いわけでもありません。
日本が取り返しがつかないくらい落ちぶれてから、初めて本気を出す国だとは知っていますが、これは完璧主義だからで、完璧に落ちぶれるまでは放置するんでしょう。本当にバカな人たちです。そんなところまで完璧主義でどうするのでしょうか?w やばいな、と思ったら、その時に動けばいいじゃないかと思いますし、それが今なんですよ。
IT嫌い
日本人はそもそもITが嫌いなんです。ハードは好きでも、ソフトが嫌いで、ハードで一世風靡しましたが、ソフトで成功した企業はほとんどありません。ソフトで儲けることを悪だと考えている節すらあります。それで上手く行っていた時代はともかく、今はソフトなしに生き残れません。
ソフトで儲ける会社を毛嫌いする国がIT革命後に落ちぶれないわけありません。手のかかった品質の良いハードを市場に出していれば、それで売れる時代ではないので、ソフト、というブランドだったり、プラットフォームが付随してないとハードも売れないことはiPhoneを見てわからないのでしょうか?
日本は資本主義を否定して、社会主義という名の個人崇拝、赤い貴族のコネ社会で凋落した、している国と大差ないし、彼らを笑えないと思いますよ。盲目に北の大将に従う人を馬鹿にできる資格は日本人にはありません。同じくらい、それ以上にバカです。声を上げたら、処刑されるわけでもないのに、声を上げない奴隷根性なんです。
どんなものもシステム化して、効率を上げ、他と差別化して、付加価値を上げるための努力をすべきで、シコシコと社内向けの資料作ったり、手書きしたり、ハンコを押しても、何の付加価値もつかないので、非生産的なんですよ。そんな非生産的なことをエリート気取りで、嬉々してやりたがる人がいるのが不思議です。
まとめ
日本は30年成長してませんが、いつまで過去の遺産を潰しながら、生きながらえるのでしょうか?戦後、破竹の成長が約40年続いたので、後、10年くらいは成長しなくても、食っていけるのかもしれません。
アメリカ、中国は問題を抱えながらも、内需が着実に成長するし、韓国、台湾、香港、シンガポールのアジアの四龍は何かに集中投資しながら、必死に生き残りをかけています。世界各国が自分が勝てる市場を確立して、富を国内に持っていこうと必死になっているんです。
そんな厳しい国際競争の中、日本人は意味のない書類に埋もれて、序列、メンツ、形式にこだわり、間違ったことを間違っている、とも言わずに死の行軍を続けるのでしょう。インパール作戦で餓死したい人はしてもらったら良いですが、私はムチャグチ中将と心中する気はありません。
海外に飛び出せ、とか安易に煽るつもりはありませんが、日本の置かれた状況がヤバイことくらいは理解して、自分が取れる対策くらいはした方がいいと思いますよ。少なくとも、余剰金は外貨に替えておくことをお勧めします。日本はそんなに信用できる状態にありません。
前の部署の上司に馬鹿なやつがいて、社内向けの資料で印刷物の字が切れてるとかで癇癪起こして人格を否定するくらい叱るのがいましたがわざわざその資料を作るために人を使う、資料の細かいチェックに時間をかけさせるとかこの会社大丈夫か?って思いました。
毎日やらされてしかも読んだらすぐにシュレッダーに廃棄されるしなんも生産しないです。
しかも、仕事に対する姿勢がなっていないとかで査定まで響くので真剣にやらないといけないです。
私もアジャイル式に賛成で細かい仕事のやり方や見せ方より完成度7、8割でアイデアを出してそれから10割にするやり方ですね。また、いいアイデアが出たらメンバーにメールで文献や自分の考えを展開や呟いたりして相手を刺激して時間があるときに考えてもらって意見をいつでも貰えるような仕事のやり方にしてます。その方が気楽だし次の会議用の資料作成だとかも減る、考えも途中経過の段階でいろいろ修正、考察でき意見を貰えるので好評です。
あとは、データなどをオンラインでダウンロードにしています。
それだけでも充分にやっていけるはずなのに、このやり方を嫌う人や潰しにくる人がいるので大変です。
それが世界一般的になっているんですよ。仕事を任された人が叩き台として7-8割の精度でいったん発信する。それをメンバーが時間のある時に思ったことをつぶやいたり、コメントしたり、不具合の可能性を指摘したりしながら、徐々に精度を上げていって、ほぼ確定した時点で会議を持てば、それでおしまいなんです。なんで、こんな簡単なことが出来ないのかわかりません。お互いに時間が節約できて、無駄がなくなります。
このブログですら同じことで、私が思っていることを記事にする、それを見た読者さんがコメントする、必要があれば修正する、新しいアイディアがあればそれを基にして新しい記事を書く、とお互いに時間があるときにチョコチョコとやるなら、何の負担にもならず、それなりに面白くなるんじゃないかな、と思ってやっています。体育会みたいに何時に集合して延々と議論する、とかマジで勘弁して欲しいです。
シン
仕事も消費も、両者とも非効率なら、内需が維持されますが、消費は効率的な海外プラットフォーム(アマゾン等)に流れていると、別記事で指摘されていましたね。日本全体が、この矛盾に切り込まないのは、もどかしいです。日本人ならば、やればできるのにと思うからです。
IT化を徹底推進する(アメリカの真似事をする)新党が発足したら、一票投じてしまいそうです。
そうなんです。日本人はやればできることがわかっているからもどかしいです。不正、汚職まみれ、民度最悪の国じゃないんだから、効率さえ意識して取り組めばやれることはいくらでもあります。本当に新しいリーダーが必要です。
シン
この記事に関連し、日本の生産性の低さについて大変的を得ているレポートがあったので、リンク貼っておきます。
http://www.bnymellonimoutlook.com/economics/japans-productivity-paradox.aspx
日本は最先端のテクノロジーを開発・採用している分野もある高度に発達した社会である一方で、未だに日本企業ではファックスが使用さているように、超絶非効率な時代遅れの技術が淘汰されないなど、不思議な矛盾を抱えた国だと指摘しています。
日本は労働時間当たりの生産性で既に台湾にすら及ばないとのことですが、ここで指摘されている興味深い考察は、日本での生産性の改善努力がロボットによる自動化などの生産技術そのものに極端に偏っており、企業の意思決定やブランド構築のためのマーケティング、人材開発の分野に対する投資比率が最低レベルであるという点です。
この統計から、筆者は日本企業は単に投資するべき分野に投資してないからいつまでたっても生産性が上がらないのであって、逆に言えば他国の真似するだけで上昇余地がいくらでもあるじゃないか!との楽観論を示していますが、多分なぜそれがこれほど日本では困難なのかは、文化的な背景なしには理解できないのでしょうね。そういう私も「なぜ」と言われても「そういう国民性だから」としか答えられません。
これほどまでに的を得た記事はなかなかないですね。しゅうまいさんにはいつも勉強させてもらっています。ありがとうございます。
>そういう私も「なぜ」と言われても「そういう国民性だから」としか答えられません。
ここなんですよ。生産技術を見ればわかるように話にならないくらいバカな人たちじゃないです。でも、事務効率、組織系統の作り方に関してはバカとしか言えないくらいダメダメです。なんでか?、と聞かれても、「そういう国民性だから」としか答えられず、本当にどうしようもなくなるまで放置することも見えています。もどかしい限りです。
シン
私もしゅうまいさんのリンクされていたページを拝読させていただきました。
まさしくその通りですね。
私も祖国日本が沈んでいくのかと思うと悔しいです。
やればできるのに?と思うからなんですよね。。。
パソコンやスマホなんて使うだけなら全然難しくないのに、ある世代以上は頭ごなしに’自分はパソコンは苦手’とか言ってるのに苦笑します。ちょっと使ってみようかな?という気すらおきない人が実に多いんですよね。
日本に帰国するたびに、やっぱりガラパゴス化してるな。。。と思います。
その世代が一番大きな消費者層であるから、国やマスコミが擁護してますますIT化が進まない。。。
とりあえず教育(学校、社内教育)の革変。
ペーパレスプロジェクトを早々に開始、完了させることでしょうか?
紙を失くすには、まずは膨大な資料をデータベースという箱に収める必要があります。
その間にアジャイルで並行してシステムを開発すればいいと思います。
また最近何かの記事で ソフトバンクの孫氏が日本に訪れる外国人向きへのWIFI無料サービスはするべきではないと言ってらっしゃるのを見て、驚きました。あの孫氏にそういった意見があるのにがっかりです。
既にアメリカや諸外国では、街の中、公共施設、バス社内、電車社内ではフリーWIFIはもう当たり前に利用できるようになってるのに。時代遅れだなと思いました。
これからもっと海外からの旅行客を呼び込まねばならない時にと思いました。
そういえば、日本に行った時に公共機関に無料WIFIが使えないところが多くてびっくりします。
私は日本に行くたびにポケットWifi を借りているんですが、わざわざそんなものを借りなくては普通にネットが利用できないなんて、日本は本当に先進国なの?と疑いたくなります。
もはや、日本は先進国ではなく、衰退した社会主義国みたいなもので、個人の小さな利権が優先されて、全体の利益を考えない国なんでしょう。
私は諦めましたよ。ボロボロになるしか立ち上がれないでしょう。個人としては日本に関係なく売れる技術、外貨建て資産、逃げられるインフラを整えておくしかないです。売れる技術がないなら、Fuck you money作るつもりで資産形成しないと、意味ないですから、ハードルが高いです。
シン
初めまして。しゅうまいさんの話はためになりますね。
私の会社でも研究・開発は完全にアジャイル型で進めていて、それでも時間が足りないという状況ですが、事務部門の一部はウォーターホール型で仕事が遅いです。IRや契約等、どうしても間違えられないところもあると思いますがそうでもないメールの書き方とかにまで口を出すのはやりすぎです。
私の仕事の一つは社内ルールを変えることなんですが、会社の歴史、風土、文化で決まっている内容を効率的に、楽に仕事ができるように変えるのは並大抵の苦労では無理です。論理的な理由が無く決定している事項に、変更するのには論理的な理由が必要という笑い話です。海外現法にまでルールを適用するとなるとさらに骨が折れますね。
役所が変わるのは相当先でしょうね
現代、親世代はとにかく公務員を勧めるし役所勤務になればそれなりに出来た子扱いされるので、流されて公務員になる人多いです。
退屈でスキルのつかないところに行ってどうするんだ、、とは思いますが。
ところで、効率が悪い話はたくさんあるのですが、法人向けの証券会社なんか株の売買は社長本人の電話じゃなければ受け付けないと言われました。この現代にマジかと思いましたね。N村証券でしたが、他のところもそうなんでしょうか。信じられません。。そもそもこの本人確認というのも体裁だけのもので意味ないですよね。電話口での「本人ですか?」「はいそうです」に何の意味があるのかサッパリ分かりません。これで「本人確認しました」と責任を逃れられるのでしょうか。
役所は意地でも変わらないと思います。小役人根性の染み付いた人たちなので、少しでも自分の小さな利権に接触すると暴れて阻止します。金融機関もその手の体裁を気にすることが本当に多いです。
シン
嫌って飛び出した口なので擁護する気はさらさらありませんがw、複数の部下を持って、それぞれが7割しかできていないと上司の負担は大きくなりますね。
チームとかグループなら緩いんでしょうけども。
将来的に他人に頼れない状況も出てきますので、1人で100%に仕上げる能力養成も必要かと。
まあ、簡単にクビにできないので、失敗した時に皆に説明できるような、言い訳(アリバイ)が必要なんですよ、きっとw
だから、アジャイルなんじゃないでしょうか?小さなチームを持ってチーム内でトライアンドエラーをします。ジュニアレベルの人が7割程度までやれるなら、シニアレベルがもう少し完成度を上げる、マネージャーが全体として完成度を上げる、と業務分担すれば良いだけの話で、マネージャーが全員の面倒を見ている日本が異常なんですよ。そして、自分で仕上げ切れない人はずっとジュニアレベルで終わるし、ジュニアレベルの仕事も出来なければ解雇になります。それで良いんだと思います。
日本の場合、与えられた仕事が出来なくても解雇されないし、長くいると能力が足りなくても業務領域があがります。そうなってくると、一部の優秀な人がメチャクチャ働いて、出来ない人をカバーすることになるので、ブラック労働になってしまうのでしょう。
シン
シンさん
私も完成度七割で上位の役職にバトンを渡していく方法に賛成です。0から七割と七割から十割の投入時間はひょっとすると同等かもしれないです。日本の会社は下っ端に十割を要求して、九割に達していても突っ返して何度もやり直し、他の業務が停滞、仕事が溜まっていく悪循環を繰り返しています。アイデア出しや図面の作成なんていうソフトでは一度作ったものに手入れすることはそう難しくないはずです。何回かブラッシュアップや検図をして生産までに100点にすればいいんです。
モノ作りと言えど、そこらへんはもう少し柔軟なスタンスでも良いのではと思います。おそらくハードと同じスタンスでソフトにも向き合ってしまってるのがダメなのでしょう。
また生真面目というわけでもなく、椅子にふんぞり返って、完璧なものを持って来いという上司に時々遭遇しますが、チェックや改善をさぼりたい上司の怠慢なのではと思ってしまいます。
まったくそうなんですよ。
たかが係長クラスが技術のことはやらず管理しかしない、とか馬鹿なことを言うのが日本企業で、より付加価値の高いことが出来ない上位役職者なんて要らないんですよ。下がある程度作り上げたものを上手く完成度を上げてやれないなら、お前は何のために上司なの?ってことです。
シン
そうですね。今はPCがどこにでもあるのだから。もっとパソコンの力を
使うべきだと思います
もっているパソコンの力を100%引き出している人はほとんどいないんじゃ
ないでしょうか?
私の過去の失敗や教訓から言わせていただくと完璧主義になって自分だけでやろうとしても間違ったものやクオリティーの低いものにしかならないと思うのは私だけでしょうか?
もちろん考えた上ですが、開き直って間違ったものでも納期に余裕を持って前出し前出しで上司に見せて内容を精査して納期に間に合うことが大事ですよね。
そうだと思います。
とくに一人でやっていると、どハマりしやすいので、時間が来る前に上にあげて指示を仰げばいいんです。何の指示もせず、文句だけつけて突っ返すような上司は最低です。そして、それが日本企業なんです。
シン
一番、大事なのは考えることで批判や問題点を挙げるだけで管理だけやられると部下は委縮してしまいますよね。
否定だけなら誰でも出来るので、まずは褒めること、改善点を見つけ、一緒に取り組むことができないなら、人の上に立つ器ではありませんね。批判、アドバイスもせず、突っ返して、萎縮させるなんて論外ですよ。
シン
耳が痛いです。
研究開発なんかだと、人に見せることをあまりしないので評価を受けることがあまりありません。
そのため、一人で勝手に悩んで嵌って、自滅したことがありました。
とにかくさっさと人に見せた方がいいんですよね。なお、人というのは上司に限らず、同僚や部下でもいいと思います。とにかく第三者からフィードバックは大切だと思います。まあ、上司が決定権を持つので、上司にOKもらえばそれでいいので、現実的には上司だけに見せればいいのでしょうけど。
兼好法師も、何事であってもうまくなる秘訣はとにかく実践して人前で見せることであって、隠れて練習してうまくなってから、なんて考えの奴はダメだよと、1000年近く前に看破してますね。
確かに徒然草でそう書いてますね。全くその通りで、どんなことも他人に見せながら上達するしかなく、小さなプライドを保つためにコソコソやっていても、行き詰るだけです。
上司は当然、同僚、部下にも意見を求めて、自然体にやるべきなんでしょう。率直な人が伸びやすいと思います。直接お金をかけた切った張ったをするなら、別ですけどね。
シン
・仰られていることはよくわかりますし、私がオーナー企業の経営者またはその行為の評価がなされる従業員であれば同意ですが、一サラリーマンの戦略としては、「こう変えたほうが良い」といって潰されて評価を失うよりは、周りに流されて大変アピールをしてかつ楽して給料を得て出世するほうが正解かと思っております。(合理的な企業であれば、従業員からの合理化提案を採用し、その提案をした従業員の仕事は消滅するわけですから、あとは従業員も切るという流れになるので、一従業員としては「大変アピールをして今の仕事が必要」とするほうが正しい戦略かと・)
・そして、この考え方は仮に役員・社長になっても「過去の流れを断ち切るよりは2・3年現状維持して引退したほうがよい」という思想になる気がして、オーナー企業以外は日本は変わらんとの結論に達しました。
・というわけで会社から奪った金で自己研鑽及び投資に励み、将来に備えますww
そういう意識で逃げ切れるなら、それで良いと思いますが、これだけ世の中が急速に変わる中、若い人が実のない擬態だけで逃げ切ろうとしてもまず無理でしょう?かなりリスクの高い賭けです。
無産者の分際で自分の労働価値を積極的に下げている時点で自己研鑽なんて出来てませんし、投資も不十分ですよ。運任せの投げやりな生き方です。自分の労働力を越える資産を作ったあとなり、相続できる貴族は労働は遊びなんでいいですけどね。
シン
jjjさん
おっしゃられていることに一理あると思います。個人の力の限界を見通し、変えることから目を背け、自分自身の保身を図る。でも皆がそうなってしまったら絶対に変わらないのですよ。無駄かもしれなけど、誰かが立ち上がらなくてはいけないのではないでしょうか?結局それでは、どうせ選挙に行っても政治は変わらないのだからと諦めて選挙にいかないのと同じではないですか。
周りに流されて大変アピールをしてかつ楽して給料を得て出世するほうが正解
→正直今の日本に楽して給料を得られるような既得権益は消滅しつつあるんです。
今まで楽だった業界、会社もこれだけ日本の税収が苦しくなると監督官庁から規制緩和の圧力がかけられ、ジワジワと苦しくなっています。逃げられると言ってもせいぜい長くて10年。そこで貯められるお金なんてたかが知れています。(投資の才覚があってそこで貯めた種銭を億単位に変えられるのであれば別ですが。)
永続的な安定なんてないんです。そうであるならば、不安定ということをむしろ受けれて、問題と向き合って、自己主張をして生きてみるのも悪くないのではと思います。そうやって変えるために自己主張した気概や勇気は絶対に役立ちます。逆説的ではありますが、皆が逃げ切ろうと逃げ腰になっているからこそ、そうしたちょっとめんどくさいけど、自己主張を出来る存在を社会は求めているんです。
こうしてぬるりと生きるのコメント欄にコメントを書ける高い意識があるからこそ、逃げ切ろうという姿勢は少しもったいなく思ってしまいました。
燃料投下の意味合いで労働生産性に関する下記リンクを貼らせて頂きます。
http://www.jpc-net.jp/study/sd2.pdf
公益法人の日本生産性本部が毎年発表するレポートの一部で、日米の業種別の生産性比較が興味深いです。
このデータからは製造業の生産性はそこそこで、GDP比率の高い第3次産業が相当足を引っ張っていることが
読み取れます。
労働者、生産者としての立場からだとこれまでの記事、コメントされたような内容が事実で日本の負の側面といえます。
一方で消費者、サービス受給者の立場に回った場合、付加価値の低い、例えば小売業等に過大なサービスを
要求、期待し、労働力を投下せざる状況にしてしまったのがこの結果を生んだといえます。
今後高齢化が進展した場合、更に指標は悪化すると思いますのでどうしても悲観的になってしまいます。
やはり馬鹿じゃないけど、何かダメダメですね。
逆の意識も変わる必要があり、本当に24時間営業は必要なの?、再配達は無料でいいの?、と言った議論があるように消費者も過剰サービスを考え直す必要があり、この手の歯止めは行政がすべきだと思います。そうでないと、過激なサービス競争で戦うブラック企業が跋扈します。法律で必要のないサービスは禁じて、制裁を加えないと何も変わりません。
日本は色々と実態に合わない法律、慣習でお互いに首を絞め合う社会になっています。もっと、お互いに助け合って、楽しくできないものか?、と思います。
シン
→声を上げたら、処刑されるわけでもないのに、声を上げない奴隷根性
リアルに処刑はされないですが完全に会社内で孤立させられたり
政府に逆らうと公安を派遣されて逮捕されたりします。
けっきょく国内に残る場合はお上に逆らわず、上司にも逆らわないのが最適解ではないですか?
上司に逆らったら処刑なのはどこでも同じですし、法治国家である以上、法を守らなければならないのは当たり前です。日本人は上司の命令で法律違反すらする、何のメリットもないのに横暴に我慢するからバカなんだと思います。サービス残業は違法だし、パワハラは場合によっては刑事事件です。
お上の決めたルールがおかしければ、変える努力をしたら良いです。議員にでもメール送ったら良いです。私は何度か送っていますよ。地方議員クラスなら返信をくれたり、電話をくれますよ。きちんと文句も言わず、選挙すら行かず、じっと我慢して、愚痴を言っていることはないのでは?
高度経済成長期では会社、上司が間違っていてもひたすら我慢していれば、最低限の生活を守ってくれたんですけど、社畜として尽くしても、特に何のメリットもない今、明らかに間違ったことを粛々として思考停止するのが最適解であるわけないでしょう?もっと環境の良いところに移るなり、独立するなり、残って自分の権利を主張しまくれば良いでしょう?なんで黙って、間違ったことをメリットもないのにしがみついているのでしょうか?
今は録音、録画、証拠写真が簡単に取れる時代です。なんで、取らないんですか?という話です。もちろん、壮絶に戦うなら、それ相応の武器が要りますが、市場性のないことを延々として武器を捨てている奴隷は虫けらだと思います。個の力が弱すぎます。あなたのようなコメントを見ると、そりゃ、アングロサクソン、中国人に食い物にされるわな、と思ってしまいます。
公安うんぬん書いていますが、中国人は「上有政策、下有対策」なので、わかった振りして馬耳東風で対応して、抜け道を探してきて知らん顔する人たちです。まともに逆らうだけがやり方ではないと思いますよ。
シン
お上のルールなんか変わりません。抜け道を探せってことはシンさんもどうでもいいような小さなルール以外は変わらないって分かってるんですよね?
シンガポールに来たのも根本的には変えられず、いい抜け道もないと分かっているからでしょう?
たとえば45歳の日本在住の日系勤務の人が社内を合理的文化切り換えようとなったときにそれに適応するメリットってあります?文化変更までは10年はかかりますしjjjさんの言う通り逃げ切った方が下手なリスクとるよりメリットありますよ。そもそも40代まで日本の非合理的な文化に疑問を持たなかった人が合理的な考え方をできるようにはならないでしょう。
私の思考パターンによって日本人がアングロサクソンや中国人に食い物にされてると言うのは合理的な考え方ではありません。日本の政府の連中が無能だったから食い物にされてると言うのが合理的な考え方です。
人の責任にするのは止めましょうよ。人生の責任はすべて自分にあります。政府が悪いんだ、とか言っている時点で虫けらです。日本政府が後手後手に回って、ダメダメですが、それも自分なりの形で変える努力は可能です。
少なくとも私は日本にいたって、自分を貫けるだけの力をつけたつもりです。あまりにもふざけたことに関しては「Fuck you!」と言って家に帰りますし、別に困りもしません。日本人相手なら「死ねよ!」というかもしれませんけどw他の日本人が食い物にされたって、自分が食い物にされなければいいだけの話です。
45歳まで非合理的な組織にいて、そこから離れて何も出来なくなった時点で虫けらです。だから、人権無視されようが我慢するのでしょう?それに疑問を持たないなら、それでもいいのですが、もっているから居酒屋でグチるのでしょう?それが格好悪いのです。
だったら、取り返しがつかない年齢までにそうならないようにするべきだし、そうなっていても、どんな仕事だろうが、自分を貫ける仕事を探すのも手です。それでも、のらりくらりと二度と戻らない人生を浪費するのも手ですが、つまらない人生だな、と思いますし、積極的にすることではないでしょう。それも生き方なので、否定はしませんが、そんな人生は私は死んだようなものだと思っています。心臓が止まっていないというだけです。
シン
日本でどんなとこでもやってけるそんなクラスの人間は1500万以上稼いでるような人間ですよね?一般的ではありませんし人口の1%前後で勤務分野が同じなら知り合いの知り合いでけっこう簡単にたどれたりします。となるとかなり特殊な状況です。
ほとんどすべての30代40代日本人がfuck youと言って-10点を逃し-100点を取るのに比べて、シンさんはfuck youと言っても70が悪くても60にしかならないわけでうまくいけば90になったりするわけですよね。
相当特殊な状況で一般展開はできないと思います。せいぜいこの理論が通じるのは20代まででしょう。
日本政府が糞で責任を取らないのは事実ですし多くの日本人が糞政府によって被害を被っているのも事実です。どうせ最後に個人が責任を取らされるんだから糞政府などに頼らず早くから対処した方がいいと言う意見ならわかりますが、政府が糞だと言う事実にはかわりがありません。
確かにfuck youと言っても許される環境を作れる人は稀かもしれませんが、気概の問題でもあると思います。どんなに権力差があっても、こいつを敵にすると何するかわからないな、という雰囲気のある人間に手は出せません。
理不尽なことを押し付けられる人って社畜根性がしみついているから、なにやっても許されるような印象をもたれてしまっているんです。売れるスキルがなくても、いざとなれば、バイトして生活したって、理不尽は許さない、という気概が見える人間にメチャクチャはなかなか出来ないものですよ。日本人でも土方のオッサンって迫力のある人が多いのは一匹狼で職人をやっているから、生きていくくらいはどうにかするので理不尽なことには猛然と食って掛かります。アングロサクソン、中国人はデスクワーカーでもかかる火の粉には猛然と牙をむきます。日本人だって牙むきましょう、と思うわけです。そうじゃないと、彼らに食い物にされますよ。
日本政府はクソですよw それはまったく異論はないですけど、どこの政府だって問題あるし、シンガポール政府なんて家族でケンカして国民に迷惑かけているだから呆れますよ。ユダヤじゃないけど、政府、国に依存してはダメだと思います。
シン
今の日本社会では若者が食い物にされていることに間違いはありません。しかしながら若者が全員結託して、オヤジ達にに逆らっても数の論理で負けてしまいます。そうなるとオヤジ達に迎合する若者が現れ、戦う気概のある若者をつぶす現象が発生します。それは個人という局所最適解の追求では正解かもしれませんが、全体最適解の追求という観点では合理的ではありません。
若者がベンチャー企業を立ち上げても、その社長がそこで働く若い従業員をぼろ雑巾のようにこき使う惨状も耳にします。本当は同じ属性同士が手を取り合った方が全体最適の観点では合理的なのに、ここでも現実はそうはならないのです。ゲーム理論の妥当性が身に沁みます。
私自身を幸せな生き方を今現在も模索していますが、結局のところ何が正解なのか分からないのです。若者は食い物にされている。もっと主張しようと呼びかけても、それの行くつく先はアングロサクソンや華人社会のような個人の権利を限りなく追及し、侃々諤々主張しあう社会です。それはそれで非常に疲れます。日本での快適さは個々人の我慢によって支えられていることは紛れもない事実なのです。
日本人は労働者個人の権利がないがしろにされている。だから日本を捨てて、カナダで働く、ニュージーランドで働くと意気込む人もいますが、半数以上は三年以内に失意の帰国の途につき、日本を出る前以上にハードな生活を余儀なくされています。
かといって日本のオヤジ社会の中で、歯を食いしばって耐えるんだというのも違いますし・・・。
ITに関して言えば10割狙う方がベンダー企業は儲かりますよね。だって時間がかかるという事は、その分だけ仕事と料金を得られるのだから。なので顧客企業が7-8割で良しとするしか無いんですが、そうはいきません。その場合、コストは12割に膨れ上がるからです。
まぁ金額的に12割になるか(つまり12割となった業務量に対し人件費がきちんと支払われるか)は一旦置いといて、問題なのは従業員の多くがIT素人であり、ちょっとバグが出るだけでも手が止まり、情シス部門は彼らのお世話に追われることになります。それでなくたって日頃からPCや社内ネットワークがちょっと不調になっただけでお呼びがかかる方々なので。・・・12割では収まらないかも知れませんね。
なので顧客企業的にも、だったら10割を作ってほしくなる訳です。最初から完成度の高いシステムなら、自分たちが素人をお世話する作業量がだいぶ減るので効率的です。
そもそも日本のIT企業は、ウォーターフォールに愛着なんて持ってません。
ただ、どうあがいても決して捨てられないでいるのが一括請負契約。最初から10割が契約として定義されてしまう為、結局はそれと相性の良いウォーターフォールに頼らざるを得ないのです。なので一応は各フェーズに契約を分けて段階リリースをしていくという工夫をしていたりします。(有効かどうかはともかく)
私はたまたまIT業界で仕事しているのでこのように捉えていますが、しかし他の業界でも少なからず同様な利害の一致が成り立っているのではないでしょうか。全体的には非効率でも、局所的には効率的なんです。もしもハンコ押すだけでお金が貰える仕事があったら、そりゃあやりたがる人は多いでしょう。文句があっても声を上げない人が多いのは、何だかんだでプラマイゼロになっているか、マイナスが大きくてもわずかにプラスが上回っているとか、そんな事情ではないでしょうか。
IT的視点ばかりで申し訳ないですが、根治の為には教育から変わっていくしかないでしょう。最低限、ITリテラシーと一定の経済知識は、もはや読み書きそろばん並みに不可欠な世の中です。そこは政治を突っついていくしかないでしょうね。もちろん長い時間が必要ですが。
今、対症療法であっても出来ることは何かないか・・・個人的には、情報発信かなと思います。文理問わずにこれだけ世の仕事にIT技術が増えたのに、それでもIT素人が多すぎるのは、IT情報の発信が少なすぎるからな気もします。必ずしも大衆向けでなくとも、たとえば業務で関わる方々にだけでも技術情報の発信を惜しまず広めていって、少しでも周りから変わっていけたらいいなと思います。周囲からも評価され易くなりますしね。まぁ、あまり偉そうに講釈垂れても、それはそれで嫌われそうですが。(苦笑
昔の記事なので読み返してみました。
ご指摘のように日本の組織って素人集団なんですよ。総合職、行政職というざっくりとした採用をして適当に振り分け、明確なターゲットもなく、成果を上げても報酬は大したことないが、成果を上げなくてもクビにはならない。そうなると、一部の凄い人、なんのプロでもない作業員みたいな人ばかりになります。上手くいっていた頃は一部の凄い人が終身雇用を理由に格安で働いていたんですよ。時間を限られず、自分の世界に入りきった仕事しても解雇されなかったので、突然変異することがあったんですね。昔のソニーとか典型的です。
日本のIT企業も素人集団であり、情報系学位を持っていないどころか、理系とは言え全く無関係な農学部出身とか、文系すらSEをしています。SI、元請けも文系だらけ、理系であっても下請けに振るだけで技術をほとんど知らない素人です。社内SEも文系のITが比較的得意な素人とかもざらですしね。そもそもSEなんていうのは和製英語です。英語のシステムエンジニアは基幹を構築する研究職のような仕事です。日本の他にこんな意味不明な国を見たことありません。
上で会社のルールを変える社内官僚様がコメントしてますけど、そもそも会社がルールを変えるつもりなく、変えられるだけの権限も社員に与えてないし、期限もなく、変えられなくとも罰もありません。仕事をしている振りが仕事なんでしょう。どこの外資でもそんな訳わからない人はいません。コンサル出身などの組織構築のプロが期限を与えられて、目に見える成果を出す為に必死になります。出なきゃクビです。
結果、日本は衰退の一途を辿っています。落ちるところまで落ちなければ、変わらないのでしょう。納得もしてないことをし続けて無駄な時間を過ごすことが一番の浪費だと思いますが、端金の為に時間を、二度と戻らない大切な時間を売ることを要領が良い、と悦に浸ることで納得しているならそれで良いと思います。私は限られた人生は自分の納得したことに使いたいですけどね。
シン
コロナの定額給付金とかこの記事そのまま当てはまりますね。但し、給付が遅いとか、困ってるとか騒いでいる奴に限って、IT嫌いだったり、払うもん払ってなかったり、国に個人情報管理されるのは嫌だとかのたまうんですよね。そして酷いやつは役所に電話したり、乗り込んだりするため、その対応に人員をさかれ、また遅れるっていうスパイラルが出来上がるわけで。
まあそれでも全体的にみれば何とかなっているのはある意味凄いことかもしれません。