ツイッターって、日本でしか人気がないですけど、日本人には中毒的に合うみたいでどうでもいいことをひたすら呟いている人は有名無名問わず、たくさんいます。そんな中、なんでこんなにツイッターに張り付いているのかわからない人たちについて記事にして欲しい、との依頼があり、記事にしたいと思います。
発信
自分が飯の種にしていることを少しでも知って欲しくて、SNSで告知するのはいいと思います。広く人に見てもらうために広告費にお金を使うくらいなら、サービスなり、商品なりの質を上げることにお金を使って、宣伝は社長がやってもいいと思います。
だから、トップが広告塔の企業ってお得だと思いますし、有名人を社外取締役だとかに起用するのは費用対効果に優れたやり方だと思います。その有名人を好きな人が興味を持つし、その影響力で些細なことでも話題に成ります。ちき○んさんなんかもこのカテゴリーになっていますね。
他に政治家が既存のマスコミを信用せず、「報道しない自由」「歪曲報道」を避ける為に自分の言葉で手軽に政治的スタンスを発言できるツイッターを利用するのは賛否のある政治家なら良い手段だと思います。彼らを経由しないことで真意を伝えやすくなります。
手軽に自分の意見を発信できるようになったのだから、自分の守備範囲内でどんどん声を上げるのは取り立てておかしいとは思わないし、こういったマイクロメディアとでも言うべき直接発信はいいと思います。(余計なことを言わないように気をつけているならですが。)
本当に忙しい人がブログできちんと自分の意見を発信するのは難しいので、空き時間にどんどん発信していけるツイッターというのは便利なんでしょう。トランプ大統領だとか、橋下元大阪市長なんかは凄まじい勢いのマシンガンツイートをしますね。
中毒
でも、SNSに飲み込まれて、中毒になってしまうことがあります。何かを世間に発表することって中毒性があります。私自身もそれなりの時間をブログに使っていますし、その発信について何かしらの反応があることは面白いです。その反応がまったく知らない赤の他人、まったく違う立ち位置から発せられるものは面白いです。
私自身も暇があれば確認するようになって、生活の質が落ちてきているのではないか?という疑問があり、意図的にある時間はSNSというか、携帯に触らないことにして飲み込まれないように気をつけています。当たり前ですが、ネットよりも実生活の方が大事だからです。
「ネット有名人」とでもいう、ネットが好きな人なら知ってはいるけど、そうじゃない人は知らないような人が実生活の時間を削って延々とSNSで発信しているのは理解できます。それ以外に発信の方法がなく、少しでも注目を浴びることでしか収益を上げられないし、何かしらの表現が出来ないからです。
そして、炎上によって強引に注目を集めるやり方は更に中毒性があります。発信している人が無名、内容がスカスカでも、敵意、攻撃の怒りの力は共感、応援の暖かい力よりも激しく反応をするからです。「炎上芸」と言われる手段ですね。
ちなみに私はそれが嫌だから第2版を捨てました。ぬるりと生きるが炎上芸をする人と同じになりつつあったからです。どんなに正論でも激しすぎる言い方で表現すると、その意見よりも言い方に対して怒りが発生して、罵倒コメントがつくからです。それを更に激しく反撃すると炎上します。
でも、ツイッター中毒になる人ってその分野ではすでに有名な人、芸能人も珍しくありません。その人が飯の種にしている分野でもなんでもない荒れやすいことに首を突っ込んで暴れ周り、同じようなツイッター中毒の素人に絡まれてはスルーもせず、返信して炎上させているケースはアホだろう?と言いたくなります。
元々、自意識過剰な人ほど、中毒になりやすく、キワドイネタに食いついて身を焦がしてしまうのだろうと思います。ある程度の知名度はあるが、自分が思うほど注目されていないと思うからでしょうね。何から何まで注目されている超有名人が怪しいことに首を突っ込む意味がありません。
理想の自分、現実の自分の影響力にギャップがある人ほど、自分に関係ないことにでも喰らいついて注目を浴びようとするのだと思います。芸人は芸に集中して、芸で自分を売り込めば良いし、賛否のある政治、政策だ、他人の不倫だ、とかに首突っ込む暇があるなら芸を磨くべきです。
危険
他のSNSと比べてもツイッターって本当に手軽だと思います。移動中、隙間の時間にガンガン発信できますし、その反応がガンガン来ます。そうすると、メリットもありますが、余計なことを言ってしまうことが多いんですよね。
ツイッターって、日本以外ではほとんど使われておらず、有名人の呟きをファンが見ているだけで無名の人が延々とどうでもいいことを呟いていることって、ほとんど見たことないです。
私がツイッターをしたくないのはあまりにも手軽なことで、不意に思ったことを推敲もせず、いきなり吐きつけてしまうと、恥ずかしくて仕方ないようなことを呟きかねないんですよ。特に私は自分語りするのが嫌いですし、どうでもいい自分の話をしたくないですね。
有名人でもない人が昼飯に何を食ったとか、どこに行ったとか、そんなこと呟いているのを見て誰が面白いのだろうか?と思いますし、自分の中にある小さな自慢話だとか、優越感みたいな黒い感情が吹き出るような呟きなんて、自分を汚すだけの自慰行為だと思いますね。
本来、何かしらの表現をしたいから、SNSを使っているはずなのに、ツイッターは推敲なしに発信してしまうので、意図からから大幅に逸れたことばかりが注目されて、本末転倒になってしまう可能性が高いです。そうなったら、やる意味がないんですよね。
まとめ
悪名は無名に勝る、という言い方があるように、目立つ為に関係ないことに噛み付いたり、燃料投下して身を焦がす人はいるんですが、それで本当に「QOL」が上がるんでしょうか?自分の専門分野でもないことに首を突っ込んで、暴れて注目を集めることがそんなに楽しいことでしょうか?
私自身もブログ運営者として考えなければならないのですが、ネットとの適切な距離の置き方、本筋をそらさない表現の仕方を整理して、注目を浴びることが目的化しないようにしないとダメですね。そうなると、面白くなくなりますから。
まあ、私は元からSEO対策なんかも一切していないので、注目されることを真剣に望んでいるわけではないですが、やっぱり多種多様な反応が欲しいし、多様な評価軸(PV、いいね、投げ銭)も興味があります。でも、根本的には誰にも相手にされなくても書くことが好きだ、というシンプルなことを一番大事にしたいです。
ネチケットというか、リテラシーに関する知恵を知っておく必要があります。
それを学ばずにインターネットを使用すると、トラブルに巻き込まれるリスクが増大しますからね。
ネットに飲み込まれて、実生活をメチャクチャにしては便利すぎて不便になりますからね。
シン