じゃあ、パワハラ対策

この世の中にパワハラ被害者は絶えません。同情はしますが、自己責任だと思うので、各自対策をすべきです。揉め事は何でも同じですが、お互いに自分の都合で主張をするので、第三者にはどちらが本当のことを言っているかなど、証拠なしに判断することは出来ません。そして、立場の強い方の意見が通りやすいです。だから、自分の立場が弱いと感じている人は覚悟して証拠を取って身を守っていくしかありません。

仕事

大前提だと思うんですが、日本人はあまり意識していませんので強調したいと思います。仕事とは利害関係の塊であって、上司、同僚は友達ではありません。同期など立場の近い同僚に対して友情を感じることはあっても、それは純粋な友情ではなく、共通点から親しくしているだけで、その仕事を辞めてもずっと仲がいいことはほとんどありません。

つまり、仕事はほとんどの人にとって、自分の食い扶持を勝ち取ってくる戦場なので、何があっても不思議ではないし、何をしても勝ち抜かなければ成りません。だから、仕事外ではいいお父さん、お母さんであっても、仕事ではパワハラを辞さない鬼であることも珍しいことではないです。生き抜くためにそうするしかない一面は否定できません。

戦場で甘えたことを言っていれば食い物にされるし、戦友は持ちつ持たれつの助け合いだから友情が生まれるのであって、無条件にもたれていれば、支えきれなくなって切られてしまいます。それぞれに生活があるので、冷酷に成るしかないです。欝に成った同僚に対して同情はしても、迷惑が酷くなってくれば、さっさと辞めて欲しいと思うのが人情でしょう。

つまり、パワハラ対策の初期段階は仕事において甘えを捨てて、自分の身は自分で守らなければ成らないことを覚悟することです。その覚悟がない人はどこに行ってもイジメ、スケープゴートの対象になって追われるように転職を繰り返すことになるでしょう。どこに行っても人間関係で辞める人がいますが、いろんな意味で甘いんだろうと思います。

証拠

仕事である以上、どんなことも証拠を積み重ねていくべきです。それがパワハラと関係ない単なる業務であっても証拠を残さずに仕事をすべきではないです。箇条書きでいいのでメモを残して、必要なら相手に送りつけるべきでしょう。そうすれば、少なくとも日時、内容がはっきりしているので、責任を取らされそうになったら抗弁可能です。

相手が強い場合は権力を理由に証拠があっても揉み消してくることもあるでしょうが、証拠があるのとないのとでは全然違います。本気になって戦う気になったときに証拠がなければ、戦いようがありません。せいぜい、ネット上の悪評ばら撒く程度の悲しい抵抗くらいしかできません。

行政、警察、法曹、メディアは証拠がなければ動きません。その証拠が決定的でないなら、逆ねじ喰らうことがざらにあるからです。どれだけ哀れみの目をして懇々と被害を訴えても、どうにかすることは困難です。マイノリティーにあたる人なら強引に証拠不十分でも戦えますが、マジョリティーにあたる人が証拠不十分で動けば、逆に殴り返されます。

まずは就業規則、賃金規定をよく読んでおくことからはじめてください。中小企業などで渡さない、どこにあるのかわからない会社もありますが、そういう会社は長居することすら危険です。元からグレーゾーンでガチガチに固めた規則を作っており、戦いづらいです。

最近では法曹に期待をしている人は少なくなりましたが、彼らも単なるサラリーマン、自営業者、無産者、労働者に過ぎません。だから、弁護士、司法書士、社労士といった人たちは善意の人たちばかりではあるわけありません。食うためにブラック企業の手助けもしますから、法的にはセーフのギリギリの線を狙うのです。

また、法曹の力を借りたいなら、彼らが戦えるだけの証拠を用意するしかなく、曖昧な証拠しか残っていない場合は冷たいですよ。もう少し言うと、彼らはお金の取りにくい零細企業相手のケンカをしたがりません。彼らも食わなければならないので、蓋を開けたら取るお金もないような会社と戦いたくないのです。

行使

どんな人も自分の出勤退勤記録、給与明細はデータ保存して、クラウドに放り込んでおくべきです。多くの会社は残業手当を全部払いませんが、サービス残業が証明できれば、辞める時に二年分は一括請求可能になります。そして、月の残業が3ヶ月連続で45時間を超えている証拠があれば、失業保険は待機期間なしで受給可能です。

退職時に有給休暇の完全消化を拒む企業は少なくないですが、これは明らかに違法です。実際は申請するだけで全部消化できます。メールで上司、管理部宛に申請して証拠を取り、勝手に休めばいいです。企業が有給分を払わなければ、行政処分対象になります。未払い賃金は最も勝ちやすい交渉です。

パワハラはほとんど口頭で行われるので、録音に心がけてください。職場環境が悪化してきたら、録音機を常に作動して出勤時にオン、退勤時にオフとしてバックアップを取っていく。携帯電話はアンドロイド機にしてアプリを入れ、自動録音にすることでパワハラ発言を蓄積させてください。

大企業であれば、証拠さえ残っていれば、管理部のハラスメント対策室みたいな組織があるでしょうし、そこでゴネまくれば、パワハラしてきた人間を飛ばしたり、自分が部署移動して環境を変えることも可能だと思います。問題は企業でなく、個人にあるなら辞めることはありません。

きちんとルールを知って、それにしたがって対策をしていれば、色んなことができるので泣き寝入りすることはありません。精神的に消費しきって辞めるにしたって、有給の完全消化、サービス残業の請求、すぐに失業保険を受け取れるなら、半年くらいはお金をもらって休んでいられるので、状況を立て直せるでしょう。

まとめ

人間は理不尽な暴力を前にすると、その恐怖から逃れる為に思考停止をさせます。そうすると、怖いばかりで、何も行動に移さず、我慢をしてしまします。最終的に心がぶっ壊れるまで行けば、精神病になります。これは回避可能なので、きちんと対応すべきです。

まずは証拠を残しましょう。人間は恐怖が自分の管理下に収められていると感じられれば落ち着いてきます。わけのわからない怒鳴り散らしを録音しておけば、「あーあー、怒鳴っちゃって、証拠に残るよw」と聞き流していられます。そうすれば、我慢の限界を越えることはないでしょう。

大したことを書いていませんが、パワハラに苦しむ人の助けになればいいと思います。何よりもダメなのは明らかに理不尽なことに対して、自分に責任を求めたり、客観性を失うことです。ダメなことはダメなんだから、大人のルールに従って責任を取らせればいいです。

17+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、パワハラ対策」への16件のフィードバック

  1. 上記とは、関係なしにすぐに仕事を辞める人はいますね。
    人間関係が理由だろうが、フリーターになりがちな人はいますね。

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  2. その通りだと思います。
    苦しい時にこそ、行動力がより求められます。

    他の対処法としては、そもそもパワハラをされる立場に自分をおかないように気をつけることです。上司の機嫌をとって仲良くなったり、お局様と仲良くしといたり、パワハラしそうな人から距離をおいたり。後ろ向きかもしれませんが、これも処世術です。パワハラはやる人の頭がおかしいので完璧に防ぐことはできませんが、起きる前に防ぐのが精神衛生上も良いと思います。

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    1. 人間社会、お金(性)の絡むことはトラブルにまみれるものなので、自衛するしかないし、巻き込まれたら証拠を取って戦うしかないです。

      シン

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  3. 〉ネット上の悪評ばら撒く程度の悲しい抵抗くらいしかできません。

    その手の人たちは主に、他に行くところがないとか、もっと酷い職場しか行くあてがないとかでしょうね。
    証拠を集めて職場に残っても、騒ぎを起こした後は針の筵でしょうし。

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    1. 騒ぎを起こしたくなるような職場に残っても意味ないと思いますが、他に行き場もない、生活のレベルも下げられない、一から泥を啜る覚悟もない、恥を晒して戦い抜く気概もない、と腑抜けているから食い物にされると言ってもいいでしょう。気概さえあれば食い物にはされないものです。

      シン

      1+

  4. パワハラを受けたときに労働者が頼るべき先がもう一つあって、それが労働組合です。
    一般的に労働組合が存在する会社は、パワハラがそこまで酷くないことが多いです。一方で労働組合が強すぎると会社が傾くこともありますけど。

    使用者に対してモノを申すことが組合の存在意義なので、行政、警察、メディア等に比べると力になってくれることが多いですし、うまく使って会社で生き残ることを考えるのも一つのやり方です。

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    1. でらさん
      労働組合が強いのはいいのですが、協力会社が割を食うシステムがパワハラになるケースもあるんですよね。
      協力会社も労働組合の仕組みに入れるならいいのですが。

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      1. 下請けいじめというヤツですね。それはパワハラとは違うように思います。
        問題なのは業界の搾取構造であって、個人が個人を苛めるものではないからです。

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  5. パワハラを受けている時は視野が狭くなるので、思い切って有給休暇をタップリとったり、他でお金を稼ぐ算段をとったり、病院に薬を処方してもらって準備したり、考え方を楽な方にシフト出来れば、闘い方も色々見えてきます。録音録画等もしていると思わせるだけでも、相手側にプレッシャーを掛けれます。

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  6. 自己責任が行き過ぎると人間と人間の戦争になっていきそうです

    鬱になり己が死ぬか、周りに向かうかの違いだと思います

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  7. 自分の身は自分で守ること。
    泣き寝入りしない。
    証拠はちゃんと残せ。同僚であろうと冷徹であれ。
    この記事に賛同いたしました。

    それに付け加えて、法律についてしっかりと学んで、
    理論武装することが大事だと私は思います。

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    1. 自分に関係する限られた範囲の法律を確認しておくくらいは簡単なんだから、やっておけばいいと思います。ルールを知らないと勝てる証拠がわからないし、戦うこともできません。

      シン

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  8. その他パワハラを受けた時の対策としては、心療内科や精神科を受診して鬱病等の精神疾患の診断書を作成してもらった上で、その診断書をもとにして上司や職場に慰謝料なりの損害賠償請求をするとかでしょうか。かなり有効な手段です。
      
    ただこれには一つデメリットがありまして、最近だと鬱病等の精神疾患も既往歴に含まれるようになったようで保険会社や金融機関によっては新規で保険に入れなかったり、住宅ローンの審査が下りにくくなったりするみたいです。この辺が注意事項ですね。

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