じゃあ、人間の欲

人間の欲も三つあり、多くの本質は三つに分けられます。男女、年齢でその振り分けは違うものですが、そのことを記事にしたいと思います。

物欲

人間は何かを持って死ねないんですが、所有欲があり、実際に使わなくとも物を欲しがる傾向があります。この物欲が人間を経済戦争に駆り立て、世界の経済規模をどんどん大きくしてきました。世界で最も経済規模が大きな国はアメリカで、アメリカ人の物欲は本当に強いですし、中国、インドなど大国は総じて競争が激しい分、物欲も大きいといっていいのではないでしょうか?

アメリカ人はクレジットカード、ローンでポンポンと買い物をします。将来の収入、資産価値の上昇見込みに対する信用に対して、借金枠が設けられるので、その枠を使い切らないと損だとばかりにひたすら使い続けます。バカだなー、とも言えない部分があり、アメリカはアップダウンあれど、常に経済成長を続ける国なので、バカ正直に貯金しても、インフレで目減りしてしまうからです。

日本で流行っている断捨離、ミニマリストなんかは多くのアメリカ人には理解できないですが、欧州人はかなり前から実践してきています。彼らの生活はシンプルで、物欲を制限することで失う便利さを苦痛と感じず、シンプルな生活を好みます。そういう意味で日本は欧州に続き、老人国家になっていっているのです。

個々人で見ても、人は歳をとるごとに物欲が減退していくので、老人向けの商売は難しく、お金を持っていても使いたがらない、新しいものに興味を持たない人間にモノを売るのは大変です。例外的に健康にはお金を使いますが、他のことにはどんどん無頓着になっていきます。だから、老人国家の経済規模は大きくなりません。

性欲

男性にとって、性欲は行動の原動力、と言ってよく、男性の行動理由はほぼすべて性欲に結びつきます。体を鍛えるのもモテたいからだし、仕事を頑張るのもモテたいから、嫌な仕事も我慢して続けるのは家族を維持したいからで、性欲がなくなると、何もかもに無関心、無気力になります。また、男性の性欲はバラマキ型であり、より多くの女性を自分のものにしたいという形です。

それに対して、女性の性欲は多くの男性にチヤホヤされ、優秀な男性を手にすることで、それが女性としての価値だと考えます。女性が社会的立場を手にしても、それ以上に見た目、手にした男性の価値の方が評価され、その人自身より、その人がどれだけモテるか?、が社会的評価になります。従って、女性は自分が頑張って、評価されるより、評価される夫を手にすることに一生懸命になります。

古来から男女の思惑はすれ違い、男性は多くの女性を自由にするために頑張るため、英雄色を好む、と言われるように、ことを成す男性は一人の女性に一途ではないですし、一途な男性は英雄気質ではないので、女性にとっては魅力的ではない、ということになります。どちらも選べないと、どこかで破綻します。

女性は自分の夫に英雄を求めるが、英雄を自分の所有物として支配下に置こうとするので、社会的立場のある男性の離婚率は高いし、世間体から離婚しなくても、外に女性を持ち、実質破綻していることが多くなるのは不思議ではないです。男女がお互いに妥協した結果が結婚だと言えます。

名誉欲

人間はある程度の年齢になってくると、物欲、性欲が落ちてきて、名誉欲を手にしようとします。一代で上場企業のオーナーまでのし上がった人が国会議員をしてるのって、不思議じゃないですか?彼らにとって、たった何千万円の年間報酬なんて、端金だし、そのために時間、自由が拘束させるなんて、アホみたいです。

その答えは名誉欲で、上場企業のオーナーであっても、国から認められた公人になるっていう名誉は非常に大きいものだから、損得度外視して、選挙に出るわけです。アメリカのトランプさんも同じことで、アメリカ大統領なんかになっても、名誉以外何も手にできないのに、後ろめたい過去をほじくり返される覚悟で、名乗りをあげるのです。

女性は自分でなく、夫に名誉を手にさせることを考える人が多く、自分のキャリアなんて、ほとんど気にしない派遣社員、一般事務員でも、夫のキャリアには神経を尖らせていることも多いです。女性が社会進出するようになっても、それは変わりません。それに満足したり、失敗すると、子供に名誉を勝ち取らせようと、一生懸命になります。お受験ママなんて、このパターンが多いです。

ヒラリークリントン女史のように、夫に続いて自分もトップに立とうとする人は珍しいことではなく、父親に続く人を合わせると、女性トップの大半が身内の男性のレガシーに乗っかる形で出馬してします。まあ、これは男性でも父親の後なら、同じと言えば、同じですが、妻の後に続いて、トップに立とうする男性は聞いたことないです。

まとめ

人間の行動なんてシンプルなもので、本能に突き動かされ、欲にまみれて、動いているだけで、複雑に捉えて、苦悩することなんてありません。他人に迷惑をかけない範囲で、自分の欲に正直であればいいです。また、何かを得ると、何かを失いますので、自分はどちらを優先させるか?、を理解すべきです。

物欲を満たしたければ、リスクと自由を失いますし、物欲を放棄して、シンプルな生活をすれば、不便さを許容する必要があります。ブラック企業を撲滅させたら、コンビニは24時間営業じゃなくなるし、牛丼は3倍くらいの値段になるでしょう。欧州人はそれを許容しているんです。それが許容できるなら、スローライフでやっていくことできます。

社会的立場のある男性を手にしたければ、他に女性を作るのは覚悟すべきだし、一途な男性を手にすれば社会的立場は得られないし、ドキドキ、トキメキもありません。そういうことが好きな人は女性をモノにするのが好きなので、多数の女性に同じことをします。したがって、結婚しても、浮気の心配を常にしなくてはなりません。

名誉欲を満たそうとすると、自由を失い、過去をほじくり返されたり、些細な過失を大々的に報道されます。政治家はコーヒーを経費で落としても、追い込まれます。程度の差こそあれ、公人でない自営業者なんかは日常茶飯事でやってることです。それでも公的な立場になりたい人は多いということです。


投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、人間の欲” への 10 件のフィードバック

  1. もう1つ思い浮かんだのが権力欲でした。トランプが出てきた時に思い浮かびました。手下として人間を動かしたい、出来ればもっとたくさんの人間を動かしたい、という欲求があるんじゃないかと思います。トランプ氏は不動産業だとかで、動かせる人間は何千かもしかしたら何万いるのかもしれませんけど、大統領であればある意味2億オーバーですから。これも根元的には性欲だと思いますし、サル山のボス猿は複数のメスを囲ってる事もある(オスメス同数なら当然別のオスがあぶれるわけですが、こっちに話がそれると長くなるから置いといて。それもまた奥深い話ですけど)そうです。ところで次はヒラリーになると思ってます。まあ、別にどっちを支持してるわけでもないですが。

    1. 権力欲は性欲の一種で、権力欲、支配欲と同じ類の欲だと思います。ヒラリーが勝つと思いますが、蓋を開けてみないとわかりませんね。

      シン

  2. ネット程度の知識しかありませんが、トランプさんは会社の宣伝のために立候補したのだと思っていました。やはり権力を握りたいと本気で考えているのですか?

    1. 彼の会社は売名しなきゃならないほど、マイナーではないです。そもそも、彼自身が立候補前からアメリカ人なら誰でも知ってる有名人なので、売名の意味もありません。本気で勝ちに来てますよ。

      シン

  3. こんにちは シンさん
    上の方が、トランプさんについて話をされていたので、ふと疑問に思ったのですが、シンガポールでもアメリカの大統領戦は話題になっているのですか?

    1. もちろん話題になってますよ。英語がわかるので、討論会の動画をみてる人も日本人より多いと思います。

      シン

  4. 古代中国の宦官は、大事なものを切り落とす代わりに権力欲があったと聞いております。

    また、ワ○ミの社長も金→女(結婚)→権力の順番に欲望が移行してますね。

    納得できるブログでした。

    1. 宦官の異常な権力欲は満たされない性欲が変化したものなんでしょう。お金を手にして、性欲が解消されると、名誉欲にとりつかれるのが人間です。

      シン

  5. わりと自信あったんですが外しました。自分は勉強不足ですね。別にどっちを支持してたというわけでもないんですが、なんにせよ世界中の人間に少なからぬ影響を与える分岐点でこっちになったわけで、個人の人生と同じく後から振り返って「あっちだったらどうか」はわからないのですが、アメリカさんの国としての決断は出たわけです。ああいった勝ちを確信した瞬間てどんな気分なんだろう、とか思います。

    1. ブリグジットの件があったので、あるだらうな、と思っていたら、やっぱりありましたね。世界的に閉塞感が出てきている、ということではないか、と思います。決まった以上、善政を期待します。

      シン

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