じゃあ、経営の才能

未だにMBAなんかを有難がっている人っていますけど、経営(投資)って誰かに教えてもらってできることではなく、元からの才能、試行錯誤による経験でしか能力は上がりません。だから、MBAなんかは実利ではなく、箔付けであり、トップスクール以外に行く意味はゼロだってことです。

特に日本人がアングロサクソン式経営を学んでも、外資企業勤務でもなければ通用しませんし、日本企業では嫌がられる考え方も多いので、余計なアングロサクソン風を吹かせて嫌われるだけになる可能性もあります。

先見性

ほんの少しでいい、どんなに近い将来、大まかなことでもいいので、わかるとしたら大経営者になれるかもしれません。孫正義氏みたいな天才経営者を見ていると、凡人には見えない何かが見えているとしか思えませんし、それを勉強によって身につける気もしません。

勘の良さ

どんなことでも勘の良さって大事で、「あれ?これはおかしいな。」とか「これ面白いな?」という気づきを得られる感度ってすごく大事です。でも、これも持って生まれたもので、経験的に身につくものではないでしょう。アウトプットを増やすことで気づく可能性を高めることは出来ますが、同じ情報を受け取っても、その本質を見極めることが出来るのは才能です。

決断力

最初は百万円の投資にもビビッていた素人でも、経験を重ねていけば、一千万、一億円の投資をする決断をすることが出来ます。逆にいくら机上の空論で何千億円、何兆円のケーススタディーをしても決断力は身につきません。だから、机上の空論で経営は出来ないわけです。

忍耐力

投資をすれば、我慢が足らずに悔しい思いをすることって日常茶飯事だと思いますが、これも何度も自分の忍耐力不足を痛感すれば、少しずつ我慢できるようになります。逆にいくら理論を学んで、後付けでそれっぽいこといっても、いざ、自分がやるとまったく我慢出来ないものです。

まとめ

ふと思ったんですが、孔明って仲間内では天才と言われていたんですけど、劉備に頼まれて軍師になる前はニートだったので、何の実績もなく経験もなく、いきなり実践に入っていますが、それでよく自分の才能、采配に自信を持って決断し、自分が思うようにならない展開を我慢できたよな?と思います。

三国志でも関羽、張飛に疑いの目で見られてますし、結果が出るまでは針のむしろです。一度結果が出れば、まだましですけど、初陣が上手く行かなくなれば、責任取らされて処刑されてもおかしくない場面をよく乗り切ったな、と思います。天才は若いうちに実績を残すっていうのはこういうことなんでしょうね。

孔明みたいな天才はともかく、戦略の才能があっても、ある程度の経験を積まないと数字は出ないものですし、まして、学校で勉強したからといって数字を出せるようなものではないと思います。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、経営の才能」への15件のフィードバック

  1. 株式投資でどうしたら勝てるのかと初心者のとき考えていましたが、頭の良さや才能がある人だけが勝者となるのであれば、私には勝ち目がないことになってしまいます。
    しかし、投資の古典本など読むうちに、メンタルの強さや忍耐力といった精神的なものの影響が大きく、
    もしかしたら私にもチャンスがあるのではと思い、まずは小額で精神を鍛えることから始めましたね。
    どんなにすばらしい投資アイデアを思いついても、それを続ける精神が伴っていないと敗者となるのではないかと思います。

    1+

    1. とんでもない利益を産みたいと思わないなら、忍耐力、経験で十分に戦えると思います。それでも才能のない人がインデックスに勝つのは無理だと思います。

      シン

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  2. 忖度と根回しで上り詰めたリーマン社長でも、潰さないで次代に引き継げば、一応、経営の才能はある訳ですもんね。

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    1. それは違うと思います。

      上場企業となると増収増益を達成することが株主に対する責任になりますし、有形無形の内部留保があるので過去の遺産を使いながら数年無難にこなすことは難しくありません。単にタイミングの問題になります。ババを引かなきゃいいだけです。サラリーマン経営者で才能があると言えるのは増収増益を達成しつつ、有形無形の資産を増やして初めて才能があると言えます。だから、上場企業は中興の祖と言えるような人が現れないと衰退します。

      シン

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  3. 孫氏は投資家としては天才ですが、経営者としてはどうでしょう。
    経営の天才というと事業の売り買いで会社を大きくするような人でなく、自らが創業した会社をその事業によって大きくするような、例えば松下幸之助や本田宗一郎のことをイメージします。
    孫氏はそうでなく、天才投資家のようなギャンブラー気質をどうしても感じてしまいます。

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    1. その件については私もずっと考えているのですが、答えが出ません。経営者も投資家であり、投資家は経営者ともいえます。バフェット氏なんかは買収先を自分達で経営もしますから、その線引きは曖昧です。0から新しいスタートするか、実際は10の価値がある1を買って来て伸ばすかの違いですね。日本人は前者ばかりを賞賛するから経済が伸びないのだろうか?とも思います。どちらにしても、経済規模が大きくなり、より多くの人にお金が回るならいいことだと思います。でも、トリクルダウンに対する疑問もありますし、悩ましいところです。何にしても数字を出すのが投資家、経営者の責務だと思います。

      シン

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      1. 孫氏の一番凄いところは人たらしなところと人脈構築力だと思います。
        不良が言う、「この辺のワルはみんな俺の友達だぜ」ではないですが、世界のイケてる起業家のほとんどが孫氏の友達なのではないでしょうか。
        また、球団を買ったときは王監督を呼びましたし、最近設立した育英財団には羽生さん、山中さん、東大総長といった、そうそうたるメンバーが役員を務めています。
        超一流の人間と交流し、彼らから直接得た知見を投資や経営に生かしているため、負けにくいんだと思います。

        三国志で例えるなら、間違いなく曹操孟徳その人でしょう。

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        1. トランプ大統領が誕生した時に即会談をした人脈はすごいですね。経営者だけでなく、王族、学者、文化人なんかともコネがあるってどういう生活をしているのでしょうか?たぶん、分刻みで動いているんでしょうね。

          シン

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  4. MBAって、10年くらい前にいきなり話題になって、そして数年で沈黙しましたね。踊らされた人も多いでしょうから、気の毒です。

    経営を学ぶには経営するのが一番だ、起業すればいいんだよ。とよく言います。起業するのって、お金もかかりますが、時間もかかるし、その後の人生が変わってくるので(サラリーマンで落ち着くことができなくなる)、けっこうなリスクです。

    そもそも、経営ってなんだろうなぁと思います。資金繰り、戦略、営業、人材集め、財務諸表分析を統括して会社の方向性を決めることなんですけど、確かにこれらは経験なしで身につくものではないですね。経営という言葉ってすごくぼんやりしてるので、ジャンルを絞って1つ1つ勝負していくのが結局は自分の力になるし、経営につながるのかなと思いました。

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    1. 経営とは「お金を用意して増やす。」それだけだと思います。その方法は無数にあるけど、結果はいたってシンプルだと思います。お金を増やす方法を編み出すのはいろんなことに取り組んで一つ一つ試行錯誤しながら、自分に合った方法が見つけるしかないと思います。

      シン

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  5. 投資家と経営者の線引きは曖昧ですが、起業家と経営者の線引きも曖昧だと思います。
    起業家は創業者であり初代だけに与えられる称号ですが、経営者は初代を含んだ2代目以降全員が該当します。

    つまり初代である起業家と2代目以降の経営者では求められる才能、資質、センス、経験は異なるのではないでしょうか。

    将来起業したい学生が大学でドラッカーのマネジメントを勉強したり、脱サラして起業したい大人が巷に溢れてる起業スク―ルで経営ノウハウ勉強したりっていうのは根本的な部分でピントが合っていないような気がします。

    せめて、国金から少しでも多くの融資を引っ張ってこれるような上手い事業計画書の書き方とか、資金集めのノウハウを教えたりとか本人の努力でカバーできる部分を教えてもらった方がよっぽど起業には役立つと思いますけどね。

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    1. 確かにそうですね。

      >起業家は創業者であり初代だけに与えられる称号

      ユニクロの柳井さんは実は二代目なんですけど、初代の頃とやっていることがまったく別次元なので、実質創業者みたいなものです。だから、柳井さんを起業家と呼んでもいいのかもしれませんし、ここの線引きもかなり曖昧です。

      >将来起業したい学生が大学でドラッカーのマネジメントを勉強したり、脱サラして起業したい大人が巷に溢れてる起業スク―ルで経営ノウハウ勉強したりっていうのは根本的な部分でピントが合っていないような気がします。

      ドラッカーのマネージメントって一定規模の企業体の経営に携わることになった人にしか関係ない理論なので、これから新人として社会に入っていく学生が主専攻として学ぶようなことではなく、片手間の一般教養としてやるレベルのことです。そんなことを学ぶ暇があったら、宴会芸の一つでも覚えたほうが明らかに有意義だと思います。経営者になるにしたって、ずっと先の話なので、そこが見えてから勉強しても遅くありません。

      せいぜい、二代目、三代目で継ぐ家があり、その家業がそれなりの規模に既になっており、時間の問題で経営、マネージメントに関わる予定の学生にしか経営を学ぶ意味がありません。そういう学生からすると、早い段階で経営者目線の仕事を覚えたほうがいいでしょう。

      まして、起業したい学生にはまったくピントの外れたものであり、彼らに必要なのはお金をどこから引っ張ってくるか、少しでも多く引っ張るテクニック、出資はさせるが、自分の持ち株を出来るだけ確保できる交渉、とかが必要なんですけど、そんなのはドラッカーは一ミリも書いていないんですよね。その辺があまりにも無知だと、いいアイディアがあって上場まで漕ぎ着けても、VCに言いようにやられてサラリーマン社長みたいになってしまったグノシー、福島さんの二の舞になります。

      シン

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  6. 結果が全ての世界は経営以外だと政治がありますが、経営の才能と政治の才能のどちらの方がより、天性のものだと思いますか?

    また、机上の勉強だけで身につけることができないのはどちらも同じだと思いますが、後天的に身につけるとしたら、どちらの方が身につけやすいでしょうか?

    最後に、経営と投資は似ているとの結論ですが、それでは経営の才能と政治の才能だと、求められるものは似ていると思いますか?

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    1. 難しい質問ですね。

      法律違反、倫理違反などをしていないなら、数字、財務諸表がすべて、増収増益さえ達成できれば名経営者とされる経営よりも、国によって求めている方向性の違う政治の方が難しいのかもしれません。シンガポールのように企業とほとんど同じ指標でGDPを増やしてお金を自国に集め回すことで国民に富を分配する、という形だけではなく、ブータンみたいに経済発展しなくても幸福度という絶対指標がない目標を持つ国もあります。政治は経済上の数字はともかく最大多数から支持を受ければ承認されたことになります。だから、結果が数字だけではない政治家の方が難しいかもしれませんね。どちらにしても人の上に立つ、ということは才能だと思います。

      シン

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  7. 経営学部や商学部で経営を勉強したいとかいう話をよく聞きます。
    ただ、結局はあまり意味がないような話を聞きます。

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