じゃあ、後から予想

私は後出し予想にイラっときます。意識していようが、してなかろうが、詐欺師みたいなものですよ。

事後

たられば、という記事に書きましたけど、事後でいいなら、どんな人でもごもっともなことを言いまくれるんです。だから、事が終わってから、「俺はわかっていたけどねw」みたいなことを言う人はイラっときます。

仮に本当に予想していて、当たったとしても、事前に何かしらの形ではっきりと証拠を残して言ってないなら、事後は黙ってろよ!っと言いたくなります。だって、それが本当なのかどうかはその人にしかわからないので、証明のしようもないからです。

セミナー屋、経済評論家なんかは後出し予想しかしないので、本当に信用ならないです。そんなに予想があたるなら、なんでしがないセミナー屋、サラリーマンやっているの?、と聞きたくなります。勝ち馬に乗ってそれらしいこと言うのは詐欺師ですよ。

誇っていいのは予想に対してリスクをとって、相場に立ち向かい、きちんとしたリターンを得た人はその過程がどうあれ、結果を出しているので、やりたいだけやればいいと思います。図に乗る人はすぐに転落しますけどね。

後付け

成功してから、自分スゲーとかいう理由を後付けしたがる人っていますけど、自分大好き人間なんだろう、と思います。物事がうまくいくかどうか?って、ほとんどが運なので、正直な人はそのことを答えるのですが、不正直な人は自分の手柄にします。

前に信越の金川千尋会長がインタビューに答えているのを読んだんですけど、誠実な人なんだなぁ、と思ったのは投資哲学を語って、投資する時はなんとなくだし、たまたまうまく行っただけだ、とはっきりと言っていたのです。サラリーマンと言えど、ここまで大きな存在になって、なかなかこうは言えません。

彼の投資哲学はシンプルで、政治不安のある国には投資しない、いきなりクーデターが起きて、投資を強奪されかねないない国には投資しない、と言うだけです。その中でもアメリカは継続成長しているので、リーマン後のボロボロの時期も大丈夫だろう、と思って確信はなかった投資して、そのビジネスは稼ぎ頭になったそうです。

これって、凄いことなんですよ。そう思うことは誰でもできるんです。実際にリスクをとって、踏み出すことは難しいのです。もうお金、名声を手にした金川千尋さんなら、リスク取らずにカッコだけつけていてもいいのです。それでも、リスクをとり、たまたま買ったことを認識している、と言うのは稀代の経営者だと思います。

静観

わからない時は静観しているって言うのは大事だと思います。相場が動くとか全てに賭けていたら、そのうち相場から、退場します。どんなに天才的な人でも、常勝将軍はほとんどいません。勝ったり負けたりするけど、トータルで勝ってりゃいいんですよ。

例えば、織田信長って、革新的な武将だと思われていて、大胆な戦略、戦術で戦っているイメージですが、基本的には大勢で小を制す、というごく当たり前のことがほとんどで、そうでない時は仕方ない時、勝負するしかない時だけです。

人の人生の中で勝負しなければならない時は数回しかなく、後は王道路線で行くべきです。だから、どんな時も攻める時は攻めるし、引くときは引く柔軟性がなければ、破滅しますよ。そして、まったく勝負しなくては人並みの人生も難しいです。競争社会ですからね。

まとめ

さて、相場になぞらえて、私の人生観を披露しましたが、私自身も何回か勝負してますが、確実に勝てる、と考えて踏み込んだことはなく、不安になりながらも、ここは行くべきだと考えて進みました。勝ったこと、負けたこと、両方あります。勝敗は時の運であり、それは仕方ないでしょう。

大事なのは負けた時に再起できるギリギリのラインを理解して、リスクをとるべきです。これは私の心の師、邱永漢さんが詳しく書いています。項羽のように一度の大敗北で、再起不能にしては意味ないし、劉邦のように最後の最後で大勝ちすれば、今までの敗北は帳消しです。

邱永漢師はなんでもある程度の成功をするにはリスクを取る必要があるが、取れるリスクを見極められるなら、負けても再起できる、と言うことで、リスクをとる勇気があるのか?、見極めができるのか?、が成功の鍵だとのことを記していて、まったくその通りだと思います。

勝って驕らず、負けて下を向かず(下を向かずに済むくらいで止めておく)、後出し、後付け、をせず、手を出さなかった勝負には口を出さない謙虚さがあれば、必ず自分の望むようになっていくと思います。つまり、メンタル管理が何よりも大事だと言うことではないでしょうか?

2+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、後から予想” への 8 件のフィードバック

  1. 信長が賭けにでた戦は桶狭間の戦いくらいですかね?
    この戦いも今川義元の油断とあの地域の農民に頼んで酒や餅を今川義元の軍勢に振る舞って油断を誘った作戦だと聞いてます。

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    1. 桶狭間の戦いを語るとメチャクチャ長くなるので、ここでは話しませんが、勝負するしか他に方法がありませんでした。

      積極的に賭けに出たのは天王寺の戦いで、自ら兵を率いて、前進し、負傷までして、勝ちを得ています。

      後はごく常識的な手段で勝ち負けを繰り返しながら、拡大しています。彼は合理主義者なので、意味わからないことはしません。

      シン

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      1. 歴史は面白いですよね。
        私もユーチューブでよくその時、歴史が動いたとか見てます。また、コーエーの歴史もののゲームはよくやります。
        理系クラスでも歴史を選択したかったくらいですから。

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  2. 私も邱永漢さんを尊敬していて、時々著書を読み返しています。「株の儲けは我満料」という言葉は本当に当たっていると思います。
    彼が亡くなった時、マスコミの扱いがずいぶん小さくて驚いたことを思い出しました。

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    1. 私もあれだけの人物の死がサラッと流されたのには疑問を覚えました。政治的、経済的、文学的に本当に巨星墜つ、という扱いになるべきだと思いました。

      シン

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      1. 旧植民地台湾出身で日本社会ではマイノリティーだったからでしょうか?正当に評価されていないことが残念です。
        邱先生繋がりで、気が向いた時で結構ですので、台湾の記事を書いていただけたらうれしいです。

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        1. ご本人が植民地育ちだから、軽く見られている、ということを書かれてましたが、私は多才過ぎたことが原因ではないか?、と思います。職業がなんなのかわからないので、評価がぶれやすいです。

          時間を見て、台湾について書きますよ。

          シン

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