じゃあ、予想屋

ダウの暴落で思うんですけど、予想屋ってなんの需要があるんでしょうね?起こってきてから現れて、後付けでそれっぽいことを言うんですけど、そんなの起こってからなら誰でもわかるんですよね。

矛盾

予想屋の予想が当たるなら、なんではした金で他人に教えてあげるの?という話です。自分のお金を使って大勝ちしていけばいいし、投資会社を立ち上げて、出資者を募ればいいんですよ。そうやって大きくなったのがバフェットであり、バークシャーなんですよね。すでに投資会社化している孫正義、ソフトバンクも同じです。

正式に出資者を募っている投資信託ですら、インデックスにもパフォーマンスが敵わないとか、大して変わらないとか、当たり前に存在しますし、その手の投資信託って、詐欺みたいな資料で出資者を欺くんですよ。よくあるのがインデックスの配当再投資を含まず、自分の投資信託を含むとかするわけです。

酷いこと言うなぁ、と思ったのが、日本企業の経営者はダメだからプロの自分たちが選定した素晴らしい経営者が率いる日本企業で組成した投資信託を立ち上げた。打率の組み合わせでパフォーマンスを上げるんだから、その投資信託の上位銘柄だけ勝ってもダメだよ、とか言うんですよ。完全にポジショントークです。

日本企業の経営者がダメならアメリカ企業でも買えばいいし、自分で選べないならインデックス買えばいいし、為替リスクはショートポジション持てば取らなくていいんですよね。その投資信託の上位銘柄がパフォーマンス悪けりゃ、全体も悪くなるに決まってますよ。PEじゃないなら何百、何千倍になるわけでもないし、組入下位銘柄がパフォーマンス良くても大したことにはならないと思いますね。

株をいじったことがある人なら誰でもわかるでしょう。資金をガツンと入れた銘柄が上がらないと、全体の資産は増えないのは当たり前なんですけど、ガツンと上がりやすい小型銘柄にガツンと資金を入れるのは怖いからなかなか出来ることではないし、トータルで考えるならインデックスになかなか敵わないんですよ。投資信託って何?と聞きたくなります。

言い訳

予想屋の存在価値って、言い訳にできることだろうと思います。有名予想屋の誰々が言ってましたとか、カリスマファンドマネージャーが率いる投資信託を買いました、とか言いながら、他人に責任を押し付けることが出来るんですよね。誰にもわからないことだからこそ、誰かに責任を押し付けたい、という需要があるんでしょうね。

現金で持ちたくはないけど、自分で勉強したくもない、インデックスは面白みを感じない、という人にとっては口の上手いファンドマネージャーに責任取ってもらった方が安心するのでしょう。華やかな経歴の人が見事なプレゼンをぶちまけるセミナーなんかでやられてしまうんでしょうね。

テレビに出てくる先生方wも同じ理由で、市況についてそれっぽいことを言う人がいるんですけど、なかなかその責任を取る人はいません。だから、それっぽい経歴の人にそれっぽいこと言わせて納得させたいんだと思います。流れとして、市況のことなんてわかりませーんwとか言えませんからね。

誰かに責任を押し付けたいのが人間であり、その責任を受けるふりして、責任回避できる人が予想屋たちであり、詐欺師の才能がないと、自分自身が潰れてしまうでしょう。ある種のサイコパスでないと、予想屋なんて出来ませんよ。ただの予想屋なのに、無数の人から匿名掲示板でひたすら罵倒されるのが当たり前ですからねw

まとめ

人間は弱いです。自分のしていることを正面から見て、その責任を取ることを意識すると、そのプレッシャーに押しつぶされそうになります。そんな時にその道のプロwと言う人がいるとその人に縋りたくなったり、自分の責任を棚に上げて掲示板なんかで喚いたりするんです。

どんなことも自己責任なんですけど、ことにお金のことだと、自己責任以外何者でもなく、勝手も負けても自分に起因することであり、その不安と闘って勝つまで我慢するのが難しいから、誰かに任せたくなるんでしょうね。

9+

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

「じゃあ、予想屋」への15件のフィードバック

  1. 私がインデックスを買っている理由がずばり書かれていて面白いですね。
    予想屋やアクティブファンドも需要があるから成り立つわけで、それだけ金儲けの方法を知りたいという人が多いのでしょうね。

    1年位前に以下でコメントしましたが、アメリカのインデックスを買って、為替リスクはショートポジションは、まさに私がやっている運用方法です。

    http://nururi.com/japan-stocks/#comment-19594

    定期的なチェック程度で、1年前からほとんど何もしておらず、そもそも投資のことをあまり考えていませんでしたね。
    私は投資に時間をあまり掛けたくないと思うタイプなので、インデックスが丁度良いのだと思います。

    0
    1. CIさんに教えていただいた手法は勉強になりました。為替リスクを取りたくないなら、ショートすればいいだけで、日本円で投資するのに、日本市場限定である必要なんてないんですよね。

      それっぽいこと言って、自分たちは儲け話を知っているんだ!っと嘘をつく詐欺師も需要があるから生き残れるんですよね。

      シン

      0
      1. 私こそいつも勉強させてもらっています。

        為替ヘッジすると、短期金利差分のコストが掛かりますが、
        リーマンショックからアベノミクスで米ドル/円が80~125まで変動したように、
        逆も在り得ることを想定すると、為替ヘッジを掛けたくなりますね。

        FXはオンラインカジノみたいな印象を持つ方が多いと思いますが、こんな使い方も出来るわけです。

        為替ヘッジは円安が行き過ぎたときに掛け、
        適正な水準または行き過ぎた円高になったとき、為替ヘッジを解消し、
        円高が行き過ぎたときは、為替ヘッジを掛けずに為替差益もリターンとして得たいなと思っています。

        以前米ドル/円と米国株インデックス、日本株インデックスの数年分のデータで相関をとったとき、
        日本株の値動きは、米ドル/円と米国株インデックスの値動きで約80%を説明できるという結果が出ましたので、
        そんなに米国の影響が大きいのであれば、日本株でなく直接米国株を買えばよいのではなかろうかと思い、実践しています。

        1+
  2. よく、可愛いお姉ちゃんに儲かると予想される投資信託を薦めてくるのですが、儲かるなら内緒で買いますよね。

    0
  3. 「結果論」と言えば、仕事でもいますよね、
    「〜だと思ったんだよね」や「普通に考えれば〜って予想できてただろ」って言う人。
    何も無い状態から兆しを見つけるのは難しく、なかなかできることではないです。でも、1回あったことなら、その兆しをチェックする機能を持てば、次からは見つけることができますけどね。

    1+
    1. だったら、起こる前に言え!っと言いたくなります。後付け、結果論なんて本当に聴きたくないです。

      シン

      2+
  4. CI様、シン様
    貴重なコメント拝読させていただきました。とても参考になりました。初心者の私にひとつご教授いただければ幸いです。

    米国FTFへ投資したいと思っています。為替リスク減らすために、ショートポジションをとるという方法ですが、米国との金利差がある場合、スワップポイントを支払う可能性があると知りました。

    この辺、私の理解が足りない部分もあるかと思いますが、ご教授いただきたく存じます。m(_ _)m

    0
    1. CIさんが言うように為替リスクと金利差のどちらが嫌か?と言う話になります。私は外貨建て資産を持つことに抵抗はないので金利差を払う気がありませんが、CIさんは外貨建て資産は持ちたくないので金利差を払うと言うわけです。

      ただ、CIさんが指摘するように、米国市場インデックス、為替が日本市場と連動しているので直接買っても、リスクは変わらないかもしれません。

      シン

      0
  5. シンさん、コメントありがとうございました。FXでショートポジション取るのが、ちょっと抵抗ありました。

    スワップポイントはそんなに多くないとは思いますが、米国株との連動があればそんなに神経質になる必要がないかもしれませんね。

    今回の「調整」では、意外に為替が安定していて、面白い現象かと思いましたが、そのうち変化ありそうですね。

    幼稚な質問にお付き合い頂き、ありがとうございました!

    0
    1. 現在。日米の短期金利の差は年利で1.5%程度ですので、日割りでスワップポイントを支払う必要があります。
      為替ヘッジの期間が長ければ長いほど、支払う必要がありますので、為替ヘッジをしない方がよい結果になることもありえます。
      短期金利の差が3%、4%となってくると、きつくなりそうですね。
      為替ヘッジするとき、散々悩みましたし、はたしてこれが正解だったのかと思うことはありますね。
      なにせ、株を買う人はそこらじゅうにいますが、買った株に為替ヘッジを掛ける人はなかなかいないですから、孤独との戦いです。

      0
      1. 株を買う=インフレ対策
        USDを買う=円安対策、日本が経済危機になったときに、ハイパーインフレというかたちで極端な円安になる可能性がある。

        なので、世界で一番堅実なアメリカのインデックスとUSDを保有しておけば、安定する。この認識で合っていますか?

        0
        1. その認識であっていると思います。

          ただ、私が株を買うのは、ビジネスに投資して、リターンを得るというのが目的です。
          そして、日本よりアメリカの方が投資に有利と思うので、アメリカのインデックスを多く保有しています。

          為替は遠い将来円安になるのか、円高になるのかわからない、中立なスタンスでいます。
          ハイパーインフレも起きるかもしれないし、起きないかもしれないと思っています。

          なので、円建て資産と外国通貨建ての資産を半々とするイメージです。
          ただ、日本で働き円建てで給料を将来にわたって得ることを考慮して、外国通貨建ての比率を多くしています。

          100%円建てで資産を持つということは、将来円高になることに全賭けしていることになるので、
          そんな極端な掛けはしたくないですね。

          為替ヘッジは円安が行き過ぎているときに、アメリカの株式を円建てした方が(円を増やすという意味で)有利と思ったときに、
          一時的に掛けているということになります。
          ですので今、ハイパーインフレが起きたら私は困ってしまいますので、悩みは尽きないですね。

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        2. よく考えてみると、インフレ対策として株式はややリスクが大きい気がします。
          それであればアメリカ国債の方がローリスクローリターンで、いいように思えてきましたね。

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  6. CIさん
    お返事ありがとうございます。
    スワップポイントは毎日発生するわけですね。インデックス投資だと気になりますよね。

    私は米国小型株インデックスIJRでバリュー平均法を試そうと思っております。果たしてうまくいきますかどうか^^;

    これからもご教授願います。ありがとうございました!

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