じゃあ、リスクの取り方

最近、リスクをどうやって取るべきなのか?をよく考えています。知り合いで起業して一定の成功を収めたにも関わらず、小金程度のリターンしか得られなかったケースを見ます。

限界

リスクを取ると決めたら限界まで取るのが良いのだろうと思います。失敗したら人生終了させるほどの大きなリスクを取るのはよくよく考えてすべきですが、失敗しても何とかやり直せるくらいのギリギリまではやっても良いのではないか?と思います。

限界までリスクを取らないなら、そもそもリスクを取る必要性がなくなってしまいます。出来るだけリスクを取らない、というのも選択肢ですし、ほとんどの場合、ほとんどの人がリスク回避をするでしょう。それでも、あえて取るなら限界までやるべきでしょう。

リスクなしでリターンは得られず、大きなリスクを長期間負うことでしか、大きなリターンは得られません。それこそ、エンジェルラウンドで投資するようなもので、お金を捨てたつもりで10年くらい待った結果が、巨額リターンになります。

一撃

リスクを小出しにすべきではない、とも思います。小さなリスクを取り、小さなリターンを取ることに快感を覚えてしまうと、感覚が麻痺してしまい、何にリスクをとり、どういうリターンが欲しいのか?、が見えなくなってしまいます。

何かしらの希望を達成した人ーそれが大きなことであれ小さなことであれーは一撃で決めていることがほとんどであり、コツコツやって積み上げたわけではありません。一つ大きなポジションを勝ち切るまでリスクを取り、粘っています。

だから、多くのミュージシャンはデビュー曲が最大ヒット、ということになりますし、そのヒットで得たお金、名声で後の人生を好きに生きる権利を得ています。一発屋だろうが、その一発でその道で食っていく資格を得ているんですね。

次々と巨大リスクを巨額リターンに変えているように見受けられるリスクジャンキー的な印象を受ける孫正義氏だって、アリババ、という強烈な一撃によって世界的な支配力を手にしたわけです。アリババがなければ、日本の成功者どまりだったでしょう。

対価

リスクを取るなら自分が望む対価を確実に得るべきでしょう。それがお金なのか、名声なのか、時間なのか、満足感なのか、複合要素なのか、はわかりませんが、きちんと定義した上で取り組むべきでしょう。そうでないと、ゴールが見えません。

ゴールが見えないと、忍耐を継続するのが困難になります。リスクを取っているからこそ、今日一日だけやってみよう、という気持ちで粘っていくしかありません。対価が大きいほど、いつチャンスがするのかはわかりません。

ゴールが曖昧になった結果、単に続けているだけでグダグダになってしまいます。ここに至ることは本当に多いです。目指している、努力をしている、と口で言うだけで本気でやっていない、本気で思ってない、ようになってしまいます。

まとめ

私自身がリスクを小出しにとってきた自覚がありますし、中途半端なリターンになんとなく納得してきたことが多くあります。ただ、それで満足感を得られているか?と言われると、何の感慨もない時間が過ぎただけだと感じます。

取れるリスクをギリギリまで取って、キツイ、しんどい、今日だけ粘ってみる、というようなキリキリした時間を過ごすことでしか望む対価は得られないだろうと思います。残された人生の時間を考えると、やって失敗した後悔より、やらずに時間切れになった後悔の方が大きいだろうな、と思います。

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