じゃあ、激安

通常ぬるり記事も書いていきます。自分語りばかり聞きたくないだろうし、私自身も疲れてきます。

テーマは激安です。なんか違うよな、と思い続けたことが、徐々に変化しつつあります。

インフレ

世界中のほとんどの国でインフレをしています。日本の他でデフレをしているのは、消費意欲が衰退してきている北欧でしょうか?北欧は物価も恐ろしく高いのですが、日本は激安です。

多くの生活必需品はコモデティー、商品なので、世界中どこでも大体同じ価格で取引されています。商品先物によって需給バランスをとりながら、出来るだけ変化を抑えているわけです。

この理屈からすると、商品価格が上がれば、インフレするわけです。特に資源国家ではない日本では、インフレしないとおかしいです。購入価格が上がるのに、販売価格が据え置き、なんておかしいじゃないでしょうか?

我慢

日本人は「欲しがりません、勝つまでは」の精神を受け継ぐ、我慢強い国民です。ー私は日本人ですが、違いますー なので、購入価格が上がっても、販売価格を上げずに我慢してしまうんですね。単に利益を削る、という選択をしてしまうわけです。

これがサービス残業、ブラック労働、違法行為の日常化に繋がるわけです。利益を確保できないから決められた賃金を払わないし、労働に見合った報酬も出さない、違法行為に手を染めてまで、販売価格を上げないことが当たり前になっています。

オーナーが従業員に違法行為を強要していることは論外ですが、オーナー自身がブラック労働で激安を維持しているのも問題だと思いますね。そんな無理には持続性がないし、見合ったリターンもありません。そんなことを称賛する意味がありません。

これが、スタートアップ創業者が会社に泊まり込んで仕事をするなら良いのです。彼らは「欲しがりません、勝つまでは」が通用するので、勝てば、相応のリターンが待っています。この手の働き方は持続性がありませんが、勝つ為には必ず必要なリスクです。

でも、零細居酒屋オーナーが睡眠時間をギリギリまで削って働いて安くしているのはどうかと思いますね。寝ずに仕事していることでアイディアが枯渇するし、健康を害してしまいます。むしろ、安くなきゃ、お客が来ないならやめた方が良いです。

転嫁

必要な利益を乗せた上で市場に出して販売出来ないなら廃業した方が良いと思います。そうしないと、ルールを無視して運営する企業に市場を破壊されてしまいます。市場が壊れると、真っ当なやり方で運営する企業が存在しなくなり、国が疲弊します。

一部の中国人がアフリカで激安中国製を役人に賄賂を渡して税金なしで販売することで、地元企業が存在できなくなり、資源などの財産を奪われていく、という構図と似ています。悪徳中国人が嫌いでも、安さに釣られて中国人から買う他になくなってしまうんですね。

日本では、画期的な製品、サービスが生まれなくなり、単にコスパが良いだけのつまらないもので溢れかえるようになりました。そんな状態が20年くらい続いているように思います。日本は2000年代に何を成し遂げたでしょうか?

まとめ

最近、日本企業もようやく値上げをするようになりました。サービス残業、ブラック労働がいい加減許されないので、販売価格を上げないと企業が存続出来なくなったわけです。さもなくば、摘発されてダメージを負うだけです。

これは日本にとっては、本当に良いことだと思います。安くしたいならアイディアと効率で安くすべきで、オーナー、従業員が無理をすべきではありません。それが出来ないなら値上げして市場に判断してもらうべきです。

日本の復活はインフレしてからでしょう。無理しても何にも出てきません。ダメな時はダメだと言う勇気も必要です。ルールを守った上で、頭を捻ってアイディアを出し、付加価値をつけるしかないでしょう。そうでなければ、単に物価の安い国に仕事を奪われるだけです。

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L
5 months ago

私は地方在住なので東京は知りませんが、こちらは年収300万の40歳とか普通にいます。
周りを見ても友人らもそんぐらいで働いてのが普通にいます。あほかと思いますがもう諦めてるみたいです。
インフレと一緒に給与が上がるのはいつなんでしょうかね

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KAKKY
5 months ago

たまに見るTVではスーパーの激安がもてはやされて、値上げは困るとか主婦を取材し、企業努力で価格据え置きしていることを美徳としています。
マスコミが悪いです。

5+
いつき
5 months ago

久方ぶりにコメントさせて頂きます。シン様がこれほどまでに私生活で苦労をされていると知って驚きました。それに比べて、モラハラを捏造され養育費が高過ぎるくらいの事でガタガタ言っていた己の器の小ささが恥ずかしくなります。

シン様の私生活についてはあまりに内容が重過ぎて、私ごときが容易にコメント出来る事ではありません。しかし、今回の記事に関しては、私も日頃から関心のある事なのでコメントさせて頂きます。

私の職場は60歳前後の方が多いのですが、その年代の方々は未だに90年代の感覚で、日本は物価が高くアジア諸国は安いと思い込んでいて、あまりの認識の古さに驚かされます。今はちょっと不景気だが、それでも日本人は金持ちで、少し景気が持ち直せば、中国や東南アジアで格安で食い物や酒や女が買えると思っています。「失われた30年」で日本はすっかり衰退国となり、むしろ日本こそがインバウンドで外国人旅行者に安く買い叩かれる立場になっているのに気付こうとしません。

今始まっているインフレで、ようやく激安日本が適正な価格になろうとしている事に、少し希望を持っています。しかしながら、以下のものは安いまま、むしろ更に安くなるのではないかと予想しています。

・家
既に空き家問題が深刻化していますが、マンションも入居者が不足気味です。90年代に節税目的で建てられたワンルームマンションに借り手がつかず困っている状態です。既に敷金・礼金ゼロ物件は当たり前になっていますし、保証人代行業も多くあります。収入が不安定で身寄りの居ない単身者でも、容易に家を借りられるようになってきています。

・女
土建業界の先輩方は、かつては東南アジアに買春に行っていたらしいですが、今ではむしろ日本で女を買う方が安いくらいです。更に今は風俗嬢がギグワーカーと化しています。風俗の主流が派遣型となり、店舗の維持コストが掛からなくなりました。今ではそれが更に進んで、概念上の「店」さえ不要になり、マッチングアプリで時間と条件のすり合わせをするだけで容易に安く好みの女にありつけます。

・コンテンツ
YouTubeって凄いです。無数の動画コンテンツがタダで視聴出来てしまいます。広告が鬱陶しいですが、そんな物は無料ソフトで簡単にブロック出来ます。素人が作った動画であっても、下手なテレビより余程面白い事がままあります。また完全に無料ではありませんが、Kindle Unlimitedを利用すれば、格安の料金で書籍・漫画が読み放題です。

つまりは、ワンルームマンションが安く借りやすくなり、安くデリへルを呼べて、タダ同然で動画や漫画を観て快適に過ごせるという事です。私のようなやさぐれたバツイチのオッサンにはますます快適な国になりそうですw

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コテツ
5 months ago

ステルス値上げも耐えられなくなり、昨年から値上げが目立つようになりました。
貧乏くさいステルスよりはマシです。

物価はここ30年程度はほぼ横ばいでしたね。
そんな急に値上げを受け入れるマインドが醸成されるとは思わないので、より現状維持かつ節約礼賛に傾向するのではないかと思っています。
我慢を煽る、進め一億火の玉だってやつです。

日本の賃金で順調に伸びているなと思えるのが、最低賃金なのが悲しいところです。
東京都であれば、1992年が601円、2021年が1,041円と1.7倍超。
これが実質賃金であれば救われるんですが。

マインドは現状維持も無理だったのがこの30年間だったので、いい加減価値観をスライドさせろよと思います。人口の1/3が年金受給権者ですが、これらボリューム層の考えに染まっては進展しません。いよいよ来たインフレにどう日本国が対応(あるいは国民が反応)するか見ものですね。

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