じゃあ、部下のタイプ

上司のタイプを記事にしたので、部下のタイプも記事にしたいと思います。

有能型

簡単な指示を出しておけば、何が必要なのかを理解して、どんどん数字を出してくれる最高に使いやすい部下です。非常に有能なので、仕事を与えれば、与えるほど結果を出します。このタイプは二種類あり、秀吉は仲間作りがうまく有能な身内が何でもこなしてしまいますし、光秀は本人が何でもそつなく出来ます。

彼らの取り扱い注意はたった一点であり、有能なので、自分が正当に評価されていないと思ったり、きちんと機会を与えられていないと思うと、すぐにいなくなってしまうことです。また、権限を与えすぎると、反乱を起こす恐れがあり、十分に気を払っておかないと何をするかわかりません。

有能なサラリーマンはうまく自分の能力を隠すべきで、黒田孝高はあまりにも謀略が得意すぎてうまく評価されなかったといわれ、功績の割りにあまりにも惨めな待遇に甘んじました。主君の秀吉が腹のうちを見透して嫌な気分にさせるような鋭さがあったのではないかと思います。博多の黒田家は息子の長政の家康への政治活動できちんとした知行を手にしたわけです。

忠誠型

さほど有能ではないが、 明確な指示を出せば、きちんとこなしてくれる忠臣であり、これはこれで非常に意味があります。なぜなら、有能すぎる部下は何考えているかわからない部分があり、気を許せない部分があるのに対して、忠誠型はシンプルにオーナーの言っている事が絶対だと思っているので、気安い関係なのです。

私が凡人は出来るだけ長く同じ会社に勤めたほうがいいよ!っと言うのはこれが理由であり、トップと言うのは孤独であり、優秀でないものの、忠実に仕事をして、自分に忠誠を尽くしてくれる部下って言うのはかけがえのない存在だからです。余計なことをしないっているのは大事なんです。

織田家では池田恒興、前田利家なんかがこのタイプにあたり、信長が子供の頃からの仲であり、ずば抜けて優秀ではないものの、言われたことはきちんとするので、相応の評価を受けます。面白いことに信長の死後もうまく立ち回って、両家ともに家を存続させています。大して有能でもないのに謀略を練っているより、シンプルに権力者に忠誠を尽くしているほうが生き残れる率が上がるでしょう。

無能型

無能な人間の多くは自分を無能だとは思っておらず、そのギャップがオーナー、周りに迷惑になります。オーナーが明確な指示を与えても、無能な人間は勝手に自分流の解釈をして状況判断するうえ、結果として失敗するので、どこをどうとって評価できないのです。

この手の無能な人間はプロパーであり、何かしらの利権を握っているので、リストラしづらいので生き残っています。中途採用でこの手のタイプが入社しても、あっという間に居場所を失って、いなくなるので、害はないのですが、プロパーはそれでも生き残ってしまうので迷惑です。

かの信長ですら、林、佐久間をリストラしたのはかなり後であり、組織の中で利権を一回握ってしまった人間を叩き出すのは結構大変であり、慎重にリストラしないと、組織は混乱し、敵に漬け込まれる事態になりかねません。

逆に言うと、自分が無能だと思っている人(無能だと知っていれば、完全に無能ではないですがw)は新卒で大企業、役所に入って、そのまましがみついているのが正解です。有能でもないし、空気も読めない、言われたこともこなせない人間が転職してプロパーとしての立場を失えば、地獄一直線です。

まとめ

多くの人はオーナーではないし、有能でもないので、忠誠をみせて、信頼型を目指して、サラリーマンしていればいいのです。有能すぎるの人は隙があれば、乗っ取ったり、独立を目指すべきで、あまりに長居しても、有能すぎる人間は厄介なのでどこかでたたき出されるものです。そうでなくとも、割に合わない程度の待遇しか貰えないことが多いです。

身の程を知ることって本当に大事で、バカな人間ほど、勝手なことをして、評価を得られず、いられなくて、職を点々とするものです。そして、待遇はどんどん落ちていって、気がつけば、一番最初に入った会社が最も待遇がよかったっていう惨めな状況に追い込まれます。

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投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、部下のタイプ” への 10 件のフィードバック

  1. 自分はサラリーマンですが、オーナーでない限りは誰か上司が必ずいるもので。
    別の記事にも上司のタイプがいろいろありますが、上司のタイプにあわせて使いやすい部下であるように演技するのもなかなか一苦労です。

    開発経験ゼロの人なので、出来すぎる部下を叩く傾向にあります。
    経験からこういう上司の場合、間違ったことを言ってるなーと思っていても、ハーイと一応は聞いておいて、チーム内でこっそりと改善したりしています。チームの他のメンバーも同じです。
    どっちにしろコードレビューはされませんからw (これも問題なんですけどね)
    コードレビューは自分達でそれぞれがやっています。

    基本、ぬるりな上司なのですが、時々パワハラ上司に変貌することがありました。
    ただ、最近元社員に訴えられて、そこから少し変わったような感じもしますw

    出た杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれないって言いますけど どうなんですかね?
    特に私の場合、女性ということもあるので(アメリカどいえど技術系には女性の上司はほとんどいません)
    素直さが求められているようです。
    反面、自分は正しいは正しい。違うは違う とはっきりしている方面なので、演技するのが時々疲れます。

    最近、上司がぬるり としているので、私もぬるりとまったり 適当に仕事してます。
    アメリカだし、ITなので ほぼ残業はないし。
    休むことや、遅刻や早退にもうるさくないし。(そもそも上司がこれが多いw)
    このまま適度にサラリーマンやり、もちろん自分の仕事はこなしますが、
    副業に力をいれて いつかは独立か 高報酬のプログラマーXを目指したいと思っています。

    上司に気を使うのは疲れます。。

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    1. 最終的にはどんな上司であれ、人に仕えるのは疲れるので、フリーランスで独立できれば、それに越したことはないですね。それは全部自己責任になるので、大変ですけどね。

      シン

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  2. 学生の頃は秀吉や光秀の活躍ぶりに目がいっても、実際に働きだすと、佐久間信盛の受けた処遇や無念さに感情移入してしまいますね。現代であれば度を過ぎたカラオケマニアとか、メセナ活動で本業を傾かせる大番頭サラリーマンみたいな感じで、実際会社の業績的には大迷惑かなと思いますが、自分だったらこういう人の下で働きたいですねw
    十八番は記憶してカラオケ入ったらすぐ端末入力して待機ですよ(笑)

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    1. まったくですよ。学生は秀吉、光秀を目指して就活し、自分は特別だと根拠のない自信で社会に臨み、徐々に佐久間、林の気持ちに感情移入する、と言うのは普通のサラーマンが歩むおきまりのパターンです。

      シン

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      1. 豊臣家が二代で滅んだことと徳川の時代が長かったことの違いは秀吉が子宝に恵まれなかったことと昔からの家臣がいなかったことが大きいと思います。
        無能を残すデメリットはあるけどあまり優秀な家臣でなくても自分にしがみついて従ってくれたり、多少のむちゃを受け入れてくれる親の時代からの古くからの家臣ってのは大事だと思います。家康は実績不明の譜代大名を残してますね。

        豊臣家が晩年秀吉がいろいろやらかしているので原因は、それだけでなくても大坂の陣で浪人を集めないといけないってのは古くからの家臣がいなかったことが大きいと思います。

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        1. そうですね。

          豊臣政権が長く続かなかったのは秀吉が短命で、政権が落ち着く前に亡くなったのが一番で、次に親族、譜代がほとんどいなかったため、二代目を支える体制が整わなかったことです。

          家康は長命で、関ヶ原の時点で二代目の秀忠が頼りなくとも、なんとか次に繋がることが出来ました。「信康が生きていれば、、、、。」と言ったという話がありますが、理想としては天下分け目の合戦は二代目主体で勝つことですが、真田昌幸の反抗で秀忠は到着も出来ませんでした。これは決定的な失態でしたが、大坂の陣まで、家康の寿命が持ったことで、徳川政権を確固たるものに出来ました。

          健康第一、命あっての物種、生きているだけで丸儲け、ですw

          シン

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  3. 無能を支持するわけではありませんが、優秀な社員以外いらないって感じで進めるとそれだけ魅力的で結果を出している会社であれば秀吉や光秀みたいな社員もついてくると思います。ただし、私の会社の場合は優秀な社員は親会社に転職したり、居づらくなって辞めたりして組織がうまくいかないです。
    あと、石田三成みたいな人がいるとミスもできないので雰囲気も悪くなります。
    そこで、最近は私の会社は、新卒であればできないならしっかり再教育して少しでも貢献できるようにしてます。
    信長や秀吉みたいな組織も短命に終わりましたしね。

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    1. 多くのアングロサクソン経営が短期間で焼け野原になるのは優秀な人間だけで運営するからです。トップが変わると、そのラインで一派がなだれ込んできます。そして、短期で成果を出そうとして、その場限りの仕事をして、成果をが出せない人間を切り捨てていくので、その代償が目に見える頃にまた総入れ替えになります。バランスのいい組織は単にまじめな人、あんまり使えないけど、ムードメーカーとかそういう人が生き残れる組織です。

      シン

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      1. 有名な働き蟻の集団の2:6:2の法則というのがありますね。優秀な働き者のグループだけを取り出してもやはり2:6:2で働きのよい蟻:普通の蟻、怠けものの蟻の割合になっていくのだとか。しかし、最近、怠け蟻がいない集団は、怠け蟻のいる集団よりも長期存在ができないという研究結果が出たそうで、怠け蟻もいざという時にバックアップ要因となっているのだそうです。

        人間の集団でも、均一な特性の集団では何らかの要因で全員が同じように影響を受けるのに対して、若干変わり者のいる多様な特性の集団の方が全滅の危機を乗り越え長期的に存在するのかもしれませんね。

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        1. そうですね。

          一定の変わり者がある組織は長く存続できるのはわかる気がします。ただ、多すぎる間接人員は疲弊させるので、状況に合わせて、組織は変わる必要もあります。長く利益を出し、生き残っていくのは本当に難しいです。

          シン

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