薄っぺらい人、特に女性で海外サイコー!を叫ぶ人って珍しくないんですけど、この人たちは現実が見えてない、見ないようにしていることが多いです。当たり前ですが、全てには表裏があります。
労働
日本の労働環境は世界最悪に近いので何かしらのきっかけで海外の労働環境を目にすると、海外サイコー、日本死ね、と思うのもわからなくないです。海外、というどこを指すのかわからない単語でもほぼ全ての国は日本より働きやすいです。
だったら、ゴチャゴチャ言わずにその国で働けばいいんですよ!と思いますね。特に日本でエンジニアは搾取されているので、根性と勇気があり、戦略的にさえあれば、明らかに厚遇を勝ち得る可能性があります。
でも、海外でジャパンデスクなり、日本企業の現地採用しているなら、日本にいるのと変わらないし、むしろ、嫌なところを組み合わせたものになりがちです。雇用は守られないけど、日本的労働環境は維持されがちです。
海外在住フリーランスだとか言って、顧客、市場が日本なのに、日本のことをゴチャゴチャ言うなよ、と思いますね。飯の種にして、依存しているのに文句言っているなんて、夫を罵倒する専業主婦みたいな嫌悪感を覚えます。
出稼ぎ芸能人みたいに現地では相手にされないから、日本に定期的に来ては集金活動をするのは構わないですけど、だったら、集金相手の住む国を悪く言うのは反則じゃないですか?思っていても口にしてはダメです。最低限上手く愛のある言い方にしないと飯の種を失いますよ。
生活
晴れて、海外でジャパンデスク、日本企業の現地採用でない仕事を手にしたとしても、特殊なことでないとミドルの生活も確保できません。移民一世なんだから、すべてを自分で用意する必要があるので世間並みの収入ではミドルの生活は出来ないのです。
だから、文系は海外に行くなら、よほど特殊なスキルがあるなり、すでにファッキューマネーを持っているなり、親がくれる人でないと時間の問題で行き詰まります。ファッキューマネーほどでなくとも、多額の支援が期待できる家庭出身者でないと差が埋まりません。
私は最低限が確保できない生活は絶対に嫌です。お金はあるが、必要ではないので使わないのならともかく、必要な場面でも使えない状況になり惨めで窒息死するような環境に自分を追い込みたくありません。
多くの国で不動産は高騰していて、何のスキルもない文系ができることを何十年続けてもまともな家の頭金にすらなりません。自国民なら政府援助があったり、親の家で暮らして貯金できますが、移民一世は何にもありません。
シンガポールだと、シンガポール人なら所得に合わせて政府が住宅取得の援助をしてくれますし、年金を頭金にすることができます。外国人も年金を使うことはできますが、貯めてる時間がシンガポール人と比べて短すぎるので、ほぼ自己資金でないと買えません。
他にもたまには帰省したくないですか?日本食だって食べたいですよね?子供に日本語補習校に行かせたい、長期で日本生活させてやりたい。外国人だから、マイノリティだからと舐められないように綺麗な身なりをさせてやりたくないですか?
そうなったら、現地人並みの待遇では絶対にダメです。現地人並みの収入でやって行くなら腹を括って、だれに何と言われようがギリギリに切り詰めた生活をして現地人ミドルが持っているものがすべて手に入って差が埋まるまでひたすら我慢です。
結婚
海外サイコー!っと言う人の多くが女性なのは現地で夫を見つければ、今までの好き勝手はその人が解決してくれるだろう、という甘い考えなのかもしれません。でも、そんなに甘いものでしょうか?
多くの国に慰謝料なんてものは存在しません。理由がどうあれ婚姻後の共有財産の分割で終わりです。その共有財産だってほんの少しなら、ほとんど裸で放り出されるだけで何の面倒も見てもらえません。
何のスキルもない中年女性は次の寄生先を探しますか?どんどん条件は悪くなり、子供がいるなら、環境もどんどん困難になっていきますよ。外地でそれに耐えて生きていけるくらいの根性ありますか?そして、多くの海外サイコー日本人女性は子どもを無断で日本に連れ去って国際問題にします。
また、事実婚も増えて、結婚すらしてもらえないし、事実婚でも滞在ビザは取れるようになっています。何としてでも一緒にやっていこう!っという気持ちですらなく、関係も長いので事実婚ということにして永住権への道くらいは確保しますが、あとは好きにしてください、ということです。
まとめ
何のスキルもない文系が何が海外だ?と思います。一番いい条件で売れるのが本国なのに、海外サイコー!とは笑わせます。日本死ね、と言う気持ちはわからんでもないです。でも、それを公言するのは自活できるだけの力を持ってからで良いんじゃないか?と思います。
日本のふざけた労働環境が嫌い、閉鎖性、同調圧力がキライだ、と言ってやっていることがジャパンデスク、日本企業現地採用、日本人向けなんちゃってライターwとかなんて情けないと思わないんでしょうか?
悔しければ、日本とは関係ないお金に変えられるスキルを身につけること、理想はUSDベースでファッキューマネーを持って海外口座で運用して日本には遊びに行くだけになれば良いんですよ。その時に笑いながら「日本、死ね」と言うなり「旅行で来るには最高な国だなw」とか言ってやれば良いのでは?
日本で海外サイコーと叫んでいる人達って、左翼かグローバリズムに被れた人のどちらかだと思います。
海外と比較して日本を叩き、自分の思う方向に日本社会を変えていこうという政治的意図を多分に含んでいるので、本当に海外に住みたいのではないと思います。だって考えてみてください。本当に海外がいいと思ったなら黙って海外に出るはずです。
でもそうしないのは、彼らの意図が海外移住でなく、日本社会を変えさせることにあるから。そしてそういう政治的活動だからこそ、文系の人間が多いのではないでしょうか。
確かにそれはありますね。海外を持ち出して日本を批判、自分たちの都合のいい主張をしたいだけで海外に行きたいわけではない人が海外サイコー!と言いがちです。
実際に行けば、大半が三年以内に失意の帰国で、残っているのも現実逃避で帰らないだけであることが多いです。ワーホリくらいだと帰国後も目が覚めない人がいますね。根を張ってしっかりやっている人は完全に少数派です。
当たり前ですが、本国でダメな奴なんかが海外でどうにかなるわけないんです。
シン
野球選手を例に挙げるとわかりやすいのですが、日本で活躍できなかった選手がアメリカで通用するはずないんですよね。
ヤンキースのマー君でさえいっぱいいっぱいなのに並のプロ野球選手が通用するはずがありません。
桑田さんのようにベテラン選手が勉強のためにいくとか期限と目的があるならいいと思いますが、挑戦してボロボロになってしまう人が多いですね。
いや、それは全く違う話だと思いますよ。メジャーと日本のプロ野球ではそもそもレベルが違うという話で、この話は単に生活の場を変えるという話です。
シン
今、北アフリカや中東からヨーロッパに難民が続々と押し寄せていますが、母国が政情不安でボロボロになったら海外に出るメリットはあると思いますし、実際に「海外サイコー」という人は少なからずいるでしょうね。
でも、日本人の「海外サイコー」というのはそういう切実なものではなく、単なる格好つけだったりファッションになっているんですよ。海外のいいとこ取りして、「海外では○○だったのに日本は××だ。日本はだめね~」みたいなことを言っているのを聞くと、単なる我儘にしか思えません。アフリカ難民が聞いたら怒りますよ。
こんにちは、第2版からほぼ毎日拝読しています。
文系こそスキルがないからこそ、ビジネスできる相手を少しでも増やすために、海外に目を向けた方がよいと考えています。
営業力やマネジメント力といった文系職でよく挙げられるビジネススキルなんて、まさに日本人に対してしかできない時点で大幅に限定されて、極端に言えば、その実力はないとさえ言えなくないと思います。
日本の労働環境が最悪に近い原因も、日本人にしかビジネス出来ないことによって、その大きくない市場のなかで価値を産み出していかなければならず、差別化するために単純に労働時間を延ばしていると感じることが多いです。
正直頑張ってるふりをしたいだけで、本当に価値を産み出せる仕事がなんなのかを考えることから逃げている結果、自分達が苦しんでいることに気づけていないように感じることもあります。
国内だけでなく国外も知り、自分達の立ち位置ぐらい知る努力はしてもいいのではないでしょうか。
長文すみません。
国内で海外向けの仕事をしていて、社内でこんなことを言うと干されてしまうので意見させてください。
永らくご愛顧ありがとうございます。
確かにそうですね。海外に目を向けたところで、日本がらみ以外でほとんど仕事できないんだから、仮に出来ても将来なんてないんだから、ほぼ間違いなく搾取されてボロボロになるだけです。そういう現実を知って日本でやるしかないと腹をくくるために海外を知るならいいかもしれません。
駐在員として保証された立場で行くならともかく、日本国内で英語が話せる人、海外を知っている人という擬態にてっしながらお金をもらっている方がいいと思います。
シン
今日も参考になる記事をありがとうございます。
どなたか、1つ意見を聞きたいです。
め●ろまさんをご存じですか?
彼女は、twitterで 事ある毎に欧州を持ち上げて日本を叩くツイートをつぶやいていたり、日本を批判する書籍を次々と出されていたり..
海外で職を見つけて、イギリス人と結婚できたのは良いですけど、
彼女の発言は、日本で地道に頑張っている方々に不愉快ですし、
叩いている国の国民に向けて商品を売って、新宿の紀伊国屋でサイン会を開くのは、いかがなものかと..
詳しくはないですが、知ってます。確か、イギリス人の旦那、任期制国際公務員をしていたことを根拠に上から目線で日本のことを批判する人だったはずです。
このタイプの人はカタカナなんとか子さん(白人旦那の姓を強調)とかいうジャンルの白人夫を手にした勝ち組という立場から日本を良くも悪くも批評するスタンスの人たちで、結構昔からいます。
>叩いている国の国民に向けて商品を売って、新宿の紀伊国屋でサイン会を開くのは、いかがなものかと..
買う人がいるのだから、売り方がうまいのだと思います。好きの反対は無関心なのでそっとしてあげるといいと思います。相手にせず経済的に干上がらせるのが制裁です。どうせ、イギリス人旦那は養ってくれないし、現地で稼げるような技術もない、大した資産もないでしょうよ。
シン
子供をアメリカの州立大学に子供を留学させる親御さんに一言。アメリカの平凡な州立大学本当に年間300~400万円を支払うコストメリットを考えて欲しいのです。アメリカの州立大学で学べて、日本国内の大学で学べないことって何ですか?
私は海外留学自体を否定しているわけではなく、学部できちんと基礎を身に付けた上で、奨学金を得て、大学院で研究留学をして世界の第一線の研究者を切磋琢磨することは否定しません。しかし、これから働く、研究する上での基礎を学部で学ぶ上で、母国語以外でそれらを習得することは並大抵のことではないです。母国語で理解するのもおぼつかないのが実情です。
逆に大した語学力が無くても学べてしまうものは働く上での武器になり得ません。
そうした面でよっぽどの語学力、理系センスを有している人でない限り、学部からの海外留学はお勧めできないです。(文系はもっての他です。)
海外の大学で異文化体験、異文化交流を積めるとの触れ込みもありますが、私が北米のある大学のキャンパスを訪れたところ、多くの日本人は孤独に耐えられず、日本人同士でつるんでしまうことが非常に多いです。
または日本人女子学生がしょうもない現地白人につかまって、遊ばれてポイされるとか。その白人はさらに日本の英会話学校で講師をするというアジア人の搾取っぷりが醜かったです。
そうですね。付け加えると、アメリカだと学部レベルではアメリカ人枠、アファーマティブアクション枠を設けているトップスクールが多いので、狭い枠を中国人、インド人と奪い合うことになり、よほどの資金と準備がないと、学力が東大余裕合格クラスであっても入学許可が出ません。ランクをかなり下げることになります。アメリカの中堅クラスは高いだけでワザワザ大金払うまでの価値はないと思います。なら、素直に東大に行く方がいいし、それぞれ日本の適切な大学に行く方がメリットが多いです。
シン
アメリカは他国から学びに来ると確かに高額ですが、それでも日本以外のアジア人はたくさん留学で来てるんですよね。
夏休みに日本に一時帰国して、アメリカに戻り税関に並んでいたら周りのアジア人がほとんど中国人の学生さんでその多さにビックリしました。(どうやら夏休みに本国に里帰りして戻った集団だったもよう)
私の働く会社(アメリカ企業)はエンジニアはアジア人が多いですが、日本人は本当に少なくて他のアジア圏出身者はたくさんいますし、ほとんどは大学からアメリカに来てそのまま就職しています。みんながみんなお金持ちの実家だから来れているわけではなく、奨学金含め、大学に安く通うためにいろいろ方法があるみたいですがそのあたりは教えたがりませんね。中国人はその辺の情報をすごく持っていると聞いたことがあります。
語学のほうも大学からこちらで勉強してきた人とではやはりレベルが全然違いますし、これからの若い世代で海外、特にアメリカで働きたいなら早いに越したことはないなと思ってしまいます。
最近私の住む州は好景気でいろいろな業種の大手が移転してきており、駐在以外の日本人も増えてきました。日本の大学を出て就職して経験を積んできた30代半ばまでが大半でアメリカの好景気が重なって就職し易いんだろうなと思います。これ以下の世代は日本の大学卒だったらアメリカで就職したい場合はちょっとキツイだろうなと感じてしまいます。少し前までは優秀なエンジニアは足りなく、語学が劣っていても最先端の研究と企業で働いていた日本人は欲しい人材でしたが、今は中国や韓国、ベトナム、タイ、インドでも語学力も能力も優秀な人材はたくさんアメリカで見つけられるようになってきたからです。
日本は豊かですし、もちろん国を出る必要性が他のアジア人よりも少ないのは承知ですが日本の大学も企業もいつまでも優秀であるとはちょっと私は思えないです。現に御三家の高校など東大合格者以外にどれくらい海外(主にアメリカですが)の大学に合格者を出しているかもウリにしていますし、日本の大学だけが他のアジア圏の国より特に優秀という時代は終わりにきたのではと思います。
>日本の大学だけが他のアジア圏の国より特に優秀という時代は終わりにきたのではと思います。
前にGarfleidさんが各国全体のパイに対して占める経済力の割合変化を示した図で情報共有してくれましたが、日本は他のアジアに明らかに食われていて強国であっても絶対的立場ではなくなっています。日本人はその認識をしっかり持った上で国際競争に臨むべきだと思います。
ただし、インドなどは国内大学が話にならないからアメリカを目指す、という事情もあり、日本の大学のコスパは本当にいいと思います。駅弁レベルの州立大に年に4万ドルも払ってどうなるのかわかりません。奨学金を取れる優秀層はともかく、自費留学組みはほとんど話にならないバカボン、バカジョーです。物価差の大きい発展途上国出身者は奨学金情報を本当に良く知っていて、どうにかして少しでも安く英語圏で学ぶ為に必死になっています。
英語力に関してはネイティブ、ノンネイティブで大きく差があり、個人差も大きいので、英語力だけの為に出来るだけ早くからアメリカに行く、というの問題外だと思います。(奨学金が取れるなら高校から行ってもいいと思いますけど。)ネイティブと本気の意味で闘えるレベルとなると、中学生くらいで行かなければならないし、そうなると母語が崩れ、日本では通用しなくなる可能性が高まります。それでも構わない(母国で英語さえ出来れば生活に困ることがない)インド人なんかはその点では有利だと思います。ヒンディー語がほとんど話せないインド人なんてざらにいますからね。一昔前ならともかく、今は本人が望めばいくらでも会話の練習がオンラインで出来るので、どうしても現地に行かないとダメだと言うことはないと思います。
シン
留学は奨学金がねらえるそこそこ優秀な人へ勧めています。東大を狙えるような御三家あたりの高校生なら奨学金を含めて学部からの入学を視野に入れて欲しいなと私は思っています。州立レベルとおっしゃっていますが私が働く企業もですが、優秀な人材育成のために地元の州立に寄付して優先的にインター、就職という道が開きやすいです。東大を出てもアメリカで第一次産業で就職するのはかなり難関ですがアメリカの企業に就職した後に日本企業に転職するほうが今は楽だと思います。世界で通用する働き方を目指したい人への話で日本企業だけ見据えて働くことを考えているなら東大のほうがいいと思いますが。
英語ですが、できるだけ早くというのはビジネスで問題ないレベルという意味でネイティヴとは比べていません。御三家あたりの子が高校時代にしっかり英語を勉強してきたら大学からでも苦労はしますがちゃんと授業についていけると思いますし、他のアジア人優秀層はそれできちんとやれているので日本人もできると思います。私は大学から少しずつ勉強をはじめて外資を渡ってきたので日本人としては英語ができる人でしたし、アメリカでもただ仕事をするだけなら問題ありませんでしたが、マネージャー職について同じ役職の周りの英語レベルの高さにかなり苦労しています。このあたりは10代の若いうちにがっつり英語につかった人とは埋められない差だろうなと思っています。シンさんがよくおっしゃっていますが、英語力不足でこれ以上の役職は無理だろうなと痛感しております。
まあ、そんな悔しい思いもしているのでそこそこ優秀な高校生で本来の意味でグローバルに働きたい人は奨学金のシステムを調べてアメリカの大学へ進学して、他の人種を束ねられる働き方を身につけて活躍できる日本人が増えたら嬉しいなと思いますし、将来的にそんな若者が増えて日本に凱旋帰国してくれたらいいんじゃないかなと思います。
奨学金が取れる子供向けにおっしゃっているならごもっともです。フルスカラーシップなら、駅弁レベルの州立大学でも良いと思います。世の中全体が英語で動いているので、お金もらって英語で教育が受けられるなら東大にこだわることもないでしょう。学部レベルで外国人がフルスカラーシップを取るのは非常に困難なので取れるなら、是非挑戦してもらいたいです。
純英語圏でマネージャーレベルの英語を身につけたいなら、学部から英語圏が望ましいですし、そうでなくとも、若いうちから日々英語の訓練すべきですね。
アメリカでのし上がっているアジア人は日本人風にいうと御三家クラスの人たちなのでそのレベルの子供がアメリカに行かないなら太刀打ちできないのは当たり前です。
そうやって外で揉まれたエリートが帰国して母国を背負って頑張ることも少なくないので、日本もそうなった方が良いと思いますね。
シン
日本の優秀層で海外に興味がある子供達にはそれこそ日本でしか通用しない東大という学歴にこだわらない本当のグローバルな人材に育って欲しいと思います。
スカラーシップの仕組みは本当に複雑で留学生が少ない日本人は情報が少なく本当に不利です。私も娘達のこともあって調べていますが年々変わりますし、情報合戦だなとつくづく思います。
>スカラーシップの仕組みは本当に複雑で留学生が少ない日本人は情報が少なく本当に不利です。私も娘達のこともあって調べていますが年々変わりますし、情報合戦だなとつくづく思います。
まったくです。アメリカの入試自体が非常に複雑で年々変わるので情報戦です。何も知らずにいると入れるレベルの大学にも入れませんし、取れるスカラーシップも取れません。逆に言うと、知ってさえいれば、そこまで優秀でなくともある程度は戦えたりします。その辺がビジネスっぽいと思います。
シン
ほんとそこなんですよね。アメリカの大学が高いからとはなから諦められると調べもしないで終わるので金持ちの役に立たない留学生だけが来ることになり、日本の国益にはほとんどなりません。大人特に教育関係者がきちんと情報を仕入れて海外に出してあげて欲しいですよ。やり方によっては超優秀でなくてもスカラーシップをとる方法はあるんですが、留学生そのものが少ない日本人は情報不足で能力がおなじでも他のアジア人より不利にならざるをえないのがもったいないです。
まだまだ日本人は危機感を持っていないのでしっかり調べてもいない、ということはありますね。発展途上国だと目の色変えて情報をあさっていることが多いです。現地の子供しかいない「インターナショナルスクール」という英米式教育校に子供を通わせて、英語圏の大学に出すことをすべての目標にして必死になっている国もあります。それはそれでバカみたいですが、日本の優秀な子供はアメリカに目を向けてもいいと思います。そのためのスカラーシップシステム、情報収集機関をもっと充実させてもいいと思います。
今のシステムだとアホ臭くて東大は入れる子供がアメリカを目指しません。仮にトップスクールに受かっても学費が払えないし、そこからの学費の資金調達を含めた立ち回りまで子供にはやりきれないからです。入学許可さえ出せば、need blindとか、システムを最大限利用すれば、負担を減らしていくことが出来ます。親の収入証明を英文で出す、とか子供には無理なので、ここは親がやらないと無理でしょう。でも、ほとんどの日本の親は大学のウェブサイトも熟読できる英語力もありません。
バカボンは勝手に自費で行ってもらってもいいですが、この人たちは行ってもしゃぶられるだけです。人種国籍関係なく、アメリカはさすがに最強国だけあってバカの遊学先でもありますからね。そういうバカたちからしゃぶって、スカラーシップは捻出されている部分もあり、重要なお客さんです。
シン
いい大人が偏差値や受験科目とブランドだけをみて大学を評価している時点でダメなんだろうなと思います。
競争や受験を否定しているわけではないですが、ビリギャルが映画になるくらいなのでダメなんでしょう。
私の知る限り、米国で学部レベルで「フル」スカラーシップを外国人に出している大学は殆ど私立だと思います。その様な私立校は莫大な寄付金などで資金が潤沢なアイビーリーグなどのトップ校が多く、外国人なのにフルスカラシッップもらえる人は凡人レベルとは言い難いので、あまり参考にならないと思います。
私州立は州政府から資金が出ていることもあり、税金を払っていない外国人も対象となる奨学金はかなり限られています。有効な戦略の一つは、資金が比較的潤沢な州立大学の、さらに企業からの寄付が多く潤ってそうな学部(コンピューター・サイエンス、ファイナンス系学部など)を狙い少額の奨学金にありつくことです。州によっては、一定額以上の奨学金を得ている外国人学生は州内レートで学費を出すことが許可されるので、2年目(ソフォモア)から州内レートで学費を払えれば、4〜5万ドルの節約になります。
その競争の土台に上がるには4.0のGPAの維持は必須ですし、奨学金受賞者の選定を行う教授陣への裏からの働きかけ(こうやって政治力も磨くのですね)も重要となります。
そうですね。でも、そこまでして学部から州立大学でやるなら、日本の駅弁でしっかり勉強してフルスカラーシップの取りやすい博士からやりゃいいじゃん?、と思えてきます。
だから、現状だとよほど強い思いないながら、トップスクールからフルスカラーシップが学部からもらえような非凡な子供以外はアメリカに学部から行く必要はないのではないか?、と思います。よく調べれば完全に図抜けてなくても、奨学金が取れる可能性もあると思います。
アメリカでは日本人は外国人なので困難でも日本の団体から出してもらうという方法もあるのでできうる限り奨学金の道を探った方が良いと思います。アメリカの大学はアメリカ人にすら州内料金じゃないとまともに払えないレベルまで高騰しているので、日本人が自費で付き合うことはないです。大金持ちの子供でないなら、心理的に辛いと思います。年4万ドルも親に払わせると、ジョブズじゃなくても良心に突き刺さるでしょう。
シン
米国大合格も奨学金獲得も、サポート体制の整った学校の方が有利だろうなと思います。その意味で私は渋谷教育学園に注目しています。帰国生も多く取り込んで日本の高校としてはかなりの人数を米国をはじめとする海外大に合格させていますし、一方で東大合格者は幕張と渋谷を合わせて全国2位で筑駒と並んでいて面白い学校だと思います。
開成も毎年多くの生徒を米国などの海外大に合格させているようです。しかし公表された資料を見ると、合格した生徒の半数以上が海外大には進学せず、イェール大やプリンストン大などの有力大を蹴っている生徒もいます。彼らの実際の進学先はおそらく東大か国内医学部でしょう。開成と同程度のレベルの灘や筑駒はそもそも海外大を受験する生徒があまりいないようです。おそらくまだ国内大の方が実益が大きいと判断したのではないでしょうか。渋谷教育学園の実際の進学状況も知りたいところです(帰国生が多いので、実際海外進学している生徒が多いのではと思います)。
https://kaiseigakuen.jp/career/result-univ/
今後10数年もすれば日本の相対的な国力はかなり下がり、海外の有力大に進学したいと考える学生は増えると考えられます。学校をランク付けすることは自分の意図するところではありませんが、そうなった時に渋谷教育学園のような国内外に対応しているハイブリッド型の学校、開成や灘や筑駒のような海外にも対応できるがまだあまり乗り気でない学校、従来の国内受験特化の地方進学校など、いろいろな種類の学校がどのような実績を上げるようになるのか興味あるところです。
当のアメリカでも、トップスクール目指すならプリップと呼ばれるそれようのカリキュラムを組んだ私立高校に行くのが普通なので日本人がアメリカを目指すならそうなるでしょうね。
日本の代表的進学校はアメリカ進学ベースに進路指導するところはなく、渋谷教育学園などの中堅どころにそういう学校がありますね。暁星もそうだったかな?日本の国力が落ちるごとにこういうアメリカ進学ベースに進路指導の学校が増えると思います。
シン
ご回答ありがとうございます、シンさん。
>駐在員として保証された立場で行くな>らともかく、日本国内で英語が話せる>人、海外を知っている人という擬態に>てっしながらお金をもらっている方が>いいと思います。
当方は実際そんなとこですねw
海外で現地採用として働いたことによって、ある程度自分の限界を知ることができました。
今は幸いにも日系企業のグローバル展開に携わる仕事を出来ていて前向きにいられています。
しかし、国内の業務をしていた際は大して価値を産み出せないこと(産み出せていると感じられないこと)を無駄なプロセスだらけでやらなければならず非常に苦しかったです。。
そういった経験から、アングロサクソンのように世界どこでも働ける人材を目指すことは難しいものの、日本でしか通用しないガラパゴスなものさしの中で前進することより、出来る限りグローバルスタンダードを意識しながら前進する方が、ずっとポジティブで精神衛生上良いと考えるようになりました。。
若いうちにどんなに損しても、自分の目で海外を見るんだ!っというなら現地採用も悪くないです。ヘイリーさんみたいに満足したら、きちんと気持ちの整理をして前向きに頑張れるなら、いいと思います。
限界まで粘ってから失意の帰国すると、救いの手がないくらい世の中から相手にされなくなります。シンガポールにいる日本人現地採用女性が中年になり、結婚に最後の望みをかけて必死になっているのをみると物悲しくなります。日本での事務の中年はあまりに余ってますから、引き取り手がありません。
男性はよほどバカなことしてないのなら、現地採用とはいえ、そこそこ知られた会社に所属して、営業していたのなら、35までに帰国すれば何かしら悪くない転職先は見つかるみたいですね。
シン
私も現地採用経験組なんです。
若いうちに見切りをつけて帰国したので良かったと思いますが、
ご縁広がり今に至り、いつでも戻ることは可能です。
私の頃はまだ、現地採用でも男性だったら役員になれました。
後、バブルの頃は、現地採用から文系、理系問わず日本がらみで
起業されて成功を収めた方もいますよね。(先行利益ですね。)
Singさんの言っている中途半端に残って、、、とか、海外に
いて、現地の人や、日本の悪口ばっか言ってとか痛いほど
よくわかります!それやっちゃダメですよね。
現実ときちんと向き合って、それでもチャレンジしたい人はまだ
若いうちにすると良いと思います。
ただ、日本に戻る橋がなくなる前に決断をする賢さは必要ですね。
バブルの頃に日本を飛び出せば話は別ですが、今、同じことはできませんね。これだけ情報がいくらでもある時代に海外出たくらいで旨味なんてありえません。
覚悟していくならともかく、安易に現地採用して引き際もズルズルと延ばして、貧困邦人になって他の日本人に迷惑をかけないでもらいたいのものです。
シン
当方の場合は、あながち大きな損でもなかったかと思います。
新卒で好待遇を勝ち取れるスペックではなかったことwが大きいかもしれませんが、
シンさんのおっしゃる絶対価値を突き詰める姿勢に変えるきっかけになり、
それが海外で現地採用で働いたことの一番の収穫なのではないかとさえ思います。
ありもしない自分のポテンシャルに過剰な期待をし、自分を優れていると思いたがっていたので、
自分よりも過酷な状況下で、自分では到底できない努力をし結果を出している他国の方々の存在を間近で見ることができ、あきらめをつけることができました。
そして、今あるものに感謝できるようになりましたね。
狭い世界にいる人ほど自分の現状に納得しづらく、相対価値に幸せを求める傾向があり、
つらい思いをしているように感じます。
相対価値に幸せを求めることがつらいことだと気づける経験やそう気づかせてくれる人に出会える機会を得にくいのではないでしょうか。(最初から絶対価値を突き詰める姿勢をとれる人は少ないと思います。)
海外サイコーって方も自分の現状に納得できないから、現実逃避してしまっているのかと思います。
現地採用での経験がきづきになり、絶対価値の追及が出来るようになったなら、良い体験だと思います。期間限定で必死になって取り組んで成果が出なかったから撤退する、と言う体験は多くの場合、その後の人生にプラスになるものです。
シン
作家の村上龍氏が「日本人は、自分たちのいる世界と、外国人のいる世界が切り離されているという幻想に支配されている」という意味のことを言っていました。そうだとすると、日本人はこの幻想に支配されている人と、そうでない人の二種類に分けられるんじゃないかと思いました。たとえば、「日本でダメな人は、そのままでは日本を出てもダメ」という意見に耳を貸さない人は前者、当然の事実だと感じられる人は後者です。この幻想に支配されている日本人は、「海外サイコー!」と叫びながら、外国人にしゃぶられ続けるか、もしくは日本人の情弱をしゃぶって細々と生きながらえるしかないのでしょうね。
ちょっと外国で働くとか勉強するとか、外国人とつきあっただけで大騒ぎしている日本人を見ると、世界の市場も人もこれだけのスピードで安価につながりを持てるようになったのに、なぜ自分だけは特別な経験をしたんだ、と大興奮できるのか、自分には価値があるんだと信じられるのか、不思議でしょうがありません。
余談ですが、サイン会をして喜ばれるのは、超人気作家、タレントなどのごく一部だけです。それ以外の書き手は、本が売れていようが、握手やサインを欲しがる人はそれほどいません。編集者がサクラをかき集めなければならないし、売り上げにもつながらないので、ものすごく迷惑だそうです。編集者に好かれ、作家を長く続けたいのであれば、サイン会だけはやってはいけないと、現役作家と編集者が言っていました。
>余談ですが、サイン会をして喜ばれるのは、超人気作家、タレントなどのごく一部だけです。
確かに私も読んだことあったし、まあまあ面白かった本の作者くらいではサイン会には行きませんね。タレント本は本でなく、タレントそのものが好きですから別枠です。反日めろんさんは超人気作家なんじゃないんですか?w 反日界隈、日本に不満を持つ底辺からの支持を勝ち取っているんですよ。
シン
海外サイコーと叫んじゃう方々の大多数は、海外を表面的にしか見ることができていないか、日本に強い恨みや悪意があるか、もしくは自分自身の現状を認めたくないか、のどれかだと思います。実際に海外に居住してそれなりの期間働いたり、色眼鏡をかけずにその国の姿をあるがままに見ようとすれば、日本と海外のそれぞれ良い点と悪い点の両方が必ず複数見えてくるはずだからです。
もちろん一個人が海外の全てを正確に把握することは不可能ですが、自分が見えている範囲だけであってもそれを見ないで事実を捻じ曲げてしまうと、結局はその人自身の人生の方向性がおかしくなっていき、長い目で見て損になると思います。めいろま氏の件もそうですが、他人に意見を預けてしまって自らが事実を見ようとしたり考えたりすることを放棄してしまっている人たちは、他人のポジショントークに振り回されてせっかくの人生でもったいない生き方をしているなあと感じます。
こういう人たちにお勧めしたいのは、一度できるだけあるがままに日本と海外の比較を箇条書きしてみたらどうかと思います。かつその箇条書きした内容は一体どこで仕入れた情報なのか(伝聞なのか、それとも他ならぬ自身の体験なのか)を備考欄に書くと良いと思います。たぶん海外については伝聞ばかりだと予想されます。
確かに現実逃避の道具に海外は使われやすく、不満、不安の根源は日本にあるとしちゃえば、楽になれるので、過激に反日発言してお金を稼ごうとする人によく考えることもなく乗っかってしまうのでしょう。
海外サイコー!ネタは本当に単なる伝聞が多いので、きちんと書き出して裏が取れているのか?表裏一体ではいのか?を考察してみると良いですね。まぁ、安易に乗っかりたい人は考えることが嫌いだからしないでしょうがw
シン
元凶はイーデスハンソンでしょう(嘘
失敗例を集めて外堀を埋めて行く方が役に立つんですが、
需要がないんでしょうねー。
なんかヘンだなと思ったらモレシャンと勘違いしてましたw
個人的に世界一周ブログや世界一周実況動画を見るのが好きです。しかしながら、彼らのその後が気になります。数年前にラオスとタイの国境で出会った日本人(脱サラして世界一周中)の方はそのまま海外で働いているみたいです。その方は日本人、日本の問題点を客観的に把握できて非常に聡明な方でした。
自身が出会った範囲ですが、海外に出た日本人には下記の六種類くらいのタイプに分類されそうです。
① 上記の方のように聡明で、そうであるが故に日本の労働環境が窮屈(年功序列、同 調圧力)で海外に活躍の場を求めた。第二、第三のプランも周到に準備しており、海 外挑戦が失敗してもソフトランディング出来る。上記の方は旅行中にもマメに家計簿 をつけており、金銭管理も完璧でした。こいつならどこででもやっていけそうだと思 いました。
② 自分の能力を過信して、海外に挑戦するも失敗して結局日本でしか生きていけな かった。しかし見切りは早く、何とか30前後で日本の会社に再就職出来た。
③ ②と途中までは同じだが、見切りが遅く、日本でも社会復帰できず。
④ ①~③とは少し違い組織人に向いていないタイプが日本を飛び出して、海外でやり たいことを見つけて、日本で起業する(個人的な感覚では成功する人は1%を切る。 多くはサラリーマンをやっていた方が金銭的にはマシなレベル。貧しくてもこれが自 分にフィットしているからということで、マイペースに店を続けているなどは個人的 には幸福そう。普通の日本人とは別の価値基準で生きている。帰国したらカフェをや りたいという人が多かった印象。カフェはスタバ、タリーズとの差別化が必要でかな りのレッドオーシャン。)
⑤ 海外とか良く分からないけど、これをネタにブログを書けば儲かりそうだと飛びつ いてノープランで飛び出してしまう。→大使館のお世話になる
⑥ 海外で働く気は無かったが、駐在員として行ったら、居心地が良すぎた。日本に帰 任したが、日本でのサラリーマン生活が退屈で、会社を辞めて駐在していた国に戻
る。→エンジニアなど以外はかなり危険。