じゃあ、中田さんのSG移住

ついに芸能人もシンガポールに住むようになりましたね。今まで夫の転勤についてきた女性芸能人は何人かシンガポールに来ましたが、本人の意思でシンガポールに移住した芸能人は中田敦彦さんが初めてだと思います。

節税

中田さんの移住目的は主に節税だと言われています。前に記事にしたことがありますが、トータルで見て節税になるのは年収一億円、純資産二桁後半億円、だろうと思います。年収五千万円くらいだと、採算分岐点ギリギリであり、旨味はほとんどないと思います。

シンガポールでは主に家賃、物価全体が日本より高く、海外に住んでいるから発生する費用を含めると、節税メリットを受けるのはかなり難しいと思って良いです。そんなことは売れっ子YouTuberの中田さんが知らないわけはないと思いますから、計算済みでしょう。

節税移住でシンガポールに来たのは日本人だとHOYA、鈴木オーナー、ドンキ、安田オーナー、村上ファンド、村上大将、グノシー、木村オーナーと言うところで、そもそも三桁億以上の純資産を持っている人、かつ、出国税が設定される前に移住しています。

その辺の事情も知っているでしょうし、それでも勝算があっての移住だとするならオンライン収入ベースで年に億は堅いと思っているのでしょう。オフライン案件がコロナによって消滅したのも移住のきっかけかもしれません。

投資

中田さんも投資を考えているのでしょうか?ただ、先に記したように、すでに投資済みでIPO、バイアウトが見えた案件を持っていても出国税を取られるので、ほとんど意味がありませんから、移住してから投資する必要があります。

同じ中田さんの中田英寿さんはかなり前から個人投資家としてサニーサイドアップに投資して大株主として名を連ねてますし、他にも色んな投資をしています。サニーサイドアップ以外に上手くいった話は聞かないのですが、破綻もしてないので良いのでしょう。彼も旅人として節税の旅に出ていたのでしょうか?

最近だと、ロンブー、淳さんとか、海老蔵さんがIPO案件の有価証券報告書に名を連ねてましたし、サッカー、本田△も積極的に投資してますね。この流れに乗ろうと言うのでしょうか?

皆さん知っているとは思いますが、改めて記すとシンガポールにはキャピタルゲインに対する課税がないので、大きく勝てば、そのまま税金を払うことなく懐に入れることができます。実際、2割は大きいですからね。

教育

中田さんは子供の教育移住を強調していましたが、これはフェイクでしょう。子供はインターナショナルに通っているようですが、インターナショナルスクールは東京にもあるし、シンガポールである必要などありません。ロジャースさんばりに現地校に通わせるなら理解はできます。

インターナショナルスクールに行っても、本人がかなりやる気にならないと英語は大した伸びないし、日本語が衰える恐れがあります。まして、中国語が身につくことはあり得ません。当のシンガポール人の中国語力は怪しいものです。

だいたい、インターナショナルスクールに年間学費、三百万円くらい払うことになりますが、それほどの価値はあるのか?かなり疑問です。ほとんどのインターナショナルスクールはFランに近く、お金さえ払えば、誰でも入れます。

特に英語を母語としない子供を簡単に受け入れる学校の質は低く、ほとんど準備をしてない子供は入ってからずっと英語補習クラスに通っているだけでメインクラスには入れないことになります。

まぁ、芸能人の子供となると、普通の公立校に行くと本人、学校、双方が嫌な思いをするので芸能人子弟の受け入れに慣れた私立校に行かせることになりますし、ここは必要経費ということなのかもしれません。

まとめ

バブル期に芸能人がアメリカ移住するケースはありましたが、シンガポール移住ブームは来るでしょうか?アメリカ移住芸能人はほとんどがすぐに帰ってきてしまいましたが、シンガポールはどうでしょうか?

オンラインコミュニケーションが発達することで、日本人相手の商売をしていても日本に住む必要がなくなりつつあります。お互いに日本にいてもメール、オンライン打ち合わせがメインになっている業界も出てきてますし、時差さえなければ、さほどのハンデにはなりません。

ただ、感覚が日本在住者とズレることで、大多数に受け入れられなくなる恐れもあります。私もそうですが、海外在住が長い日本人は一般的な日本人の考え方と離れてます。その辺が人気商売だとどうなんだろう?とも思います。

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もっちり
2 years ago

中田敦彦さんのyoutubeはみたことがなく、なにかと批判の的になる方だなという印象です。
嫌なら見なきゃいいし、好きもん同志でやる分にはいいのかな?と思います。Googleも許容していますしね。

ただ、子どもを外国で育てるのは万人には向かないというのが私の意見です。母国語でロジックを身に着けた後でも外国語は遅くないです。そもそも、母国でさえ子育ての悩みが尽きないのに、外国へいったらもっと大変でしょう。身近なところでいうと、シンガポールは水回りが日本と比べると不便です。シンクの排水口がとても小さいので日本だったら普通に流れるようなゴミでも詰まって大変ですよ。
(まぁ、私は庶民のマンションだったので、高級マンションなら違うかもしれませんが。)

外国に移住すること、挑戦することはとても素晴らしいことだと思いますが、目的が租税回避ならもっと別のやり方があるのでは?とは思います。だって、息子さんは兵役対象になりますが、拒否する意向を表明していますし、納税は逃れられたとしても移住先の兵役をも逃れるとシンプルに現地でいい顔されないですよね。そんなんで、仲良く地域コミュニティ出られるのかな?と心配にもなります。
というか、そもそも、グローバルを標榜するなら郷に入っては郷に従えが大原則です。

そもそもこれって租税回避できるのでしょうか???コンテンツはすべて日本語で語られるため当然、役務の提供者は日本人になりますので、日本国で消費されたと考えられるのが妥当でしょう。税務署は黙っているのでしょうか?

かの”チンシャク”対照表で有名になり、別人のホテルを自分のものだと仰っていた某Youtuberの方が海外法人たてれば節税できるとご高説を垂れていたのが記憶に新しい限りですが、このメソッドが黙認されるのであれば、活用しないと損ですね。

2+
もっちり
Reply to  シン
2 years ago

  そうなんですね。明言せずにかわしておけば良いのに、不器用な人だと思います。そう言うスタイルだから炎上するんでしょうね。

ソースはこちらです。日経スポーツなのである程度は信頼できるソースかと思っています。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202104270000491.html

  GAFAが租税回避している以上、現在のところは合法でしょう。既に各国政府が切り崩しに来ているので今後はわかりません。

そうなんですね。
倫理的にどうかは置いといて、経済的に得な方を選ぶのが人間なので気づいた人からやればいいと思います。シンガポールドルは通貨としても安定していますし、シンさんがおっしゃる通り、キャピタルゲインの2割課税されないのも大きいと思います。

私は庶民なので、妄想しかできませんが、もし中田さんの立場だったら、単身なら同意ですが、家族帯同はやりませんね。もちろんやってみたいとわからないことだらけですが、海外で、不確定要素が多い中、泳ぎきるコストと記事で書いていただいたようなリスクを照らし合わせると、割に合わないような気がしますね。

一昔前ならまだしも、いまは日系シンガポール在住者も多く、Youtubeで嘘情報まき散らしてもすぐ暴かれて、叩かれます。情報発信が稼業であれば、立ち振る舞いを考える機会だと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f7a2e77fd6d34925595bb19435f6937eefc6506

※コメント欄、色んな編集機能があるので、使ってみました(笑)

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ベル牛
2 years ago

ちょっとブログの題意とはずれますが
シンガポールの兵役をご経験された方が 自身の経験をブログで公開されていました。
ご存じない場合参考になるかと思います。

http://igia-shonan.com/category/%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%95%e3%83%bb%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%ef%bc%88%e3%82%a2%e3%82%ad%e3%83%92%e3%83%ad%ef%bc%89/page/2/

シンガポールの兵役は 給料が出るみたいですね。
実際にこれが給料出せるほど 素人の兵隊訓練して使うことに意味があるかはわからないですけど
体力面の強化や屋外演習はかなり過酷そうでしたが 水分補給はかなり徹底していて 食事もブッフェでまともみたいなので

厳しい運動部に近い感じではないでしょうか?

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