じゃあ、チャート信者

負け組個人投資家ほど、チャート分析が好きです。なぜでしょう。

資金

ほとんどの個人投資家は資金がありません。なけなしの数百万円程度の小金を振り回して市場に参加するしかなく、この程度の小金だと短期で振り回して増やしていくしかファッキューマネーを作る方法がありません。

たった数百万円でファッキューマネーを作るには上場直後のGoogle、Amazonに手を出して、10年以上待ち続ける他になく、ほとんどの人はそんなことは出来ず、小出しに売り続けてしまいます。

上場後に入社したGoogle、Amazon社員がストックオプション、RSUでファッキューマネー作った例ってあるんでしょうか?いなくはないけど、ごく僅かだと思いますね。勤務先だから将来性の予測は外部の人より出来るはずなのに、です。

単純

チャート分析がダメだとは言わないんですよ。やるなら誰も気づいていないような穴を見つける必要があります。本が出ているようなテクニカル分析で勝てるなら、作者は大金持ちのはずですし、公開するメリットがまったくありません。

短期筋の個人投資家としては有価証券報告書に名前を載せる人で古典的なチャート分析なんてやっている人は居ないと思いますよ。少なくともBNF氏は完全に否定しています。

他人が儲け話を教えてくれると信じ込んで、テクニカル分析なんかを始めてしまうのでしょう。詐欺に騙される人と同じです。そんな単純な人が勝てるほど世の中は甘くないと思います。そんなことを信じられるくらい性格は良い人かもしれないけど、間抜けです。

忍耐

結局、どんな投資でも求められるのは忍耐力なんですよ。根気良く調べて、勇気を出して買う、あとはひたすら我慢を続けるしかありません。だったら短期トレードなんかせず、2、3年は待った方が良いと思います。

アルゴリズムトレード全盛期時代に個人が短期で勝てる時代ではないし、チャート分析もされ尽くされてます。もはや、BNF氏のような穴を見つけることは極めて困難です。少なくとも手計算では無理なので、自分でコーディングは必須でしょう。

欲に駆られて短期トレードに手を出し、古典的なテクニカル分析に頼って知ったかぶる。余計なことばかりを覚えて本質を見ようとしない。最終的には感情を揺さぶられてプロスペクト理論によって負ける。これがパターンでしょう。

まとめ

未だにチャート分析なんかやって、短期で振り回している人は市場の養分になりますよ。どうしても短期トレードしたいならデータサイエンスを駆使して自分でコーディングすべきです。それでも、プロもやってますから相当鋭い頭脳でないと意味がありません。

それに対して中長期なら良さそうな銘柄を信じて待ち続けるだけなので、誰でも可能です。ただ、待ち続けるのは簡単ではないだけです。10年前からGoogle、Amazonが有望なことくらい誰でも知っていたでしょうけど、ひたすらホールドできた人はごく少数でしょう?

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nobunobu
2 years ago

いろいろと最近投資について考えています。
慎重にやってきたので、何とか生きながらえてきましたが、
今考えると、自分の根本的な間違いは常にキャピタルゲインを追っていたことだと思います。
キャピタルゲインを追う限り、目先がどうしても短期になります。
キャピタルゲインではなくインカムゲインを得ることこそが正解だと思うようになってきました。
世界の富裕層はみんなこの方法で大金持ちになっています。
それも、個別銘柄ではなくアメリカ全体を変えるもの。
これでなければ、目先の損得に右往左往してしまいます。
アメリカにはまだまだイノベーションが発生します。
確実に発展するのはアメリカしか考えられません。
なので、アメリカ全体を買いインカムゲインを受け取りながら、売らないで
持ち株を増えすことだけを考えひたすら増やし続ける、ことこそが
重要でないかという考えに至りました。

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nobunobu
Reply to  シン
2 years ago

>>多くのハイテク企業は配当を出していません。今の時流からするとハイテク企業に手を出さないのも、またリスクと言えます。

アメリカ全体の株、例えばETFの中のVTIとかを買えば当然アメリカのハイテク企業も入っているし、たの銘柄から配当は出ます。
また、配当は少なくなりますが、ハイテク株の比率の多いETFのQQQ等を買えばいいと思います。
私は配当を受け取りながらと書きましたが、当然再投資します。

>>長期投資に気持ちを持っていく為、配当をもらってりゃいいや、とゆったり構えるのは良いですが、配当を気にして衰退企業株を買うのもどうか?とは思います。

アメリカ全体の株を買うんです。例えばETFのVTIなどです。
衰退企業の株を買うのではありません。

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nobunobu
Reply to  シン
2 years ago

インデックス投資でも、10年単位で持てば相当の利益をもたらします。
何も考えないで、アメリカ全体を買うだけです。
情報は黙ってても入ってきますし、自分が損してるときは人も世界も損してます。
個別銘柄は長期で持つには相当な精神力と確信が必要で自分には無理です。

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まりまり
Reply to  シン
2 years ago

2000年代のように、これからの10年間はBRICSのターンになり米株インデックスは停滞するかもしれません
それでも円建てなら日本円の減価分は上がるでしょうけど、外貨預金程度のリターンしか期待できないのではと

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コロナの女王
Reply to  シン
2 years ago

同感です。ロシアの自爆と中国の不動産バブル崩壊で、王者アメリカ1強、停滞する理由がありません。利上げの影響で米国インデックス絶好の買い場が来ています。私は暴落したEV関連をちょこちょこ拾ってます。どれだけ育つか楽しみです。

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dw
Reply to  まりまり
2 years ago

日本円の減価分というのは、さらに円安が進むという意味でしょうか?
私は、ドル円は115~120円あたりに収束すると思っています。またそれを考えると今は仕込み時期ではないと思います。
ちなみに外貨預金では0.01%の利息です。

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コロナの女王
Reply to  シン
2 years ago

今日現在で128円近くまで暴落しています。07年や15年の円安局面では120円あたりから政府の介入が激しくそれぞれ123円台、125円台で止まっています。当時のレート感覚から考えると今回は130円あたりで動き出し止まるのではないでしょうか。

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nobunobu
Reply to  シン
2 years ago

10年単位の長期で見ると、20年後くらいには1ドルは200円くらいにはなっていると思います。

私が小学生の頃は、はっきりした数字は思い出せませんが、一人の老人を2~30人で面倒見ていたと習った記憶があります。
今や一人か二人の若者で一人の老人の面倒を見るような状況です。
その若者も非正規で自分がせいかつするのにせい一杯です。
いずれ、日本の財政が破綻するのは目に見えています。
少子高齢化を見て見ぬふりをしてきたつけがいまから回ってくるようで怖いです。

少子高齢化ではイノベーションは起こりません。衰退する一方です。
一方アメリカは、まだまだイノベーションが起こる国です。
これを考えると最終的には1ドル200円以上になるのは必定だと思います。

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老うさぎ
2 years ago

株価予想のプログラミングを解説しているブログにこんな言葉がありました。

『テクニカル指標だけで稼ぐには統計学と金融工学を勉強する必要があります。
そもそも、どのようにして株の値動きが決まっているのか、インターバンク
の仕組みはどのようになっているのか、それを把握する必要があります。

よく目にする投資家などの講演会では、そう言った情報は提供していません。
なぜなら彼らは投資で稼いでるのではなく、レベニューシェアや講演家として
稼いでるからです。ですので皆さんのお金でご飯を食べている人が大半です。

私の知り合いに統計学と金融工学を駆使し、何億稼いだ成功者はいますが
その人は一切情報を公開していません。人間はそういう生き物です』

儲かる方法をわざわざ人に教えるアホはいませんよね!とは言っても少しずつ
プログラミングの勉強が進み、自分なりのシステムを作り上げて動いた時は
儲からなくても、面白そうと想像します。

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たか
1 year ago

bnfさんについて少しコメントさせてください。2008年12月9日号の週刊SPAのインタビュー取材で過去の取引のことを何も見ずに詳細に回答し記事の中で記者が「いつ、どれだけ売買したかを完璧に記憶している記憶力はプロスポーツ選手のようだ」と表現しています。また本人が600〜700銘柄の値動きは頭に入っていてPERは一切見ないと発言したこともあるそうです。
人間とは思えません、私なんて前日の1銘柄の取引ですらいくら勝ったか負けたかしか覚えておらず買値がいくらだったかすら思い出せません。
さらに真偽は不明ですが、実際に話をしたことがある人曰く「何年も前のトレードの日時、銘柄、買売値、乖離率、枚数、翌日の株価。 全て記憶しててスラスラでてきた日には「・・・は??」って思ったよ。 だから一般人が信じれないのも仕方ないよね。」とのことです。人間とは思えません。
昔テレビに出てた頃の映像をいくつか見たところ、トレードはマケスピを使ってるみたいですが何とディスプレイに一切チャートがありませんでした。ただの数字の羅列を見て判断しているようです。監視銘柄は700もあるらしく、それを素早く買っていってます(ショートはしません)。同時保有銘柄は10〜30だそうで、これは一見少ないようですが監視銘柄はただ目ざといものを買えばいいのに対し、保有しているものはベストなタイミングで売らなければならないので最も気を遣います。私のような凡人がただ放置しているのと違い、神経を張り巡らせて思考しているでしょうから銘柄数が増えると指数関数的に脳のメモリが消費されます。2倍になると4倍しんどいみたいな感じです。それを30銘柄保有してかつ700銘柄の中から新たに買っていくという離れ業です。動画で見た感じだと前場が開けた瞬間から一心不乱に取引を始めていました。人間とは思えません。
cis氏も2chのやり取りまでは自負心を抱いていたようですが直接会って話をしてからは敗北感に襲われたようです。
またトレードの最大の敵は人間の本能だと言われています。同じ額でも得をするより損をする悲しみの方が上回る損失回避傾向をもっており、下がっても損切りせずに回復を待ったり上がればすぐ利食ったりします。一方BNFさんはその本能に打ち勝ち、絶妙のタイミングを判断しキーボードを叩きまくります。さらに普通は1万円トレードするのは普通でも100万円トレードする時は手が震えたりするものです。しかしBNFさんは暴落しているリーマンブラザーズになんと7億円も突っ込んだりしています(アメリカ政府が見捨て2日後に倒産して紙屑になりました)。人間とは思えません。
その直前にはファニーメイとフレディマックという米株を45億円買おうとして1度に1万株しか買えなかったため、5時間かけてポチポチしてまで買ったそうです。私が億万長者ならわざわざそんな面倒くさいこと途中でやめますし、もういつもの日本株だけでいいやっとなります。しかもそのポチポチは一日では終わらず、何日かに分けて結局3000回以上注文して筋肉痛になったそうです。利益が確約されているわけでもないのにどうしてそこまでできるのでしょうか?結局一時的に含み益が50億もあったそうですが売る時も含み益が減るのを見てストレス溜めながら3000回売り注文出したみたいです。
あとこれは有名ですが一切贅沢せず昼食も毎回カップ麺などの質素な食事と決まった一日のパターンを修行僧のように継続しています。むしろ下手な住職の方が贅沢しているでしょう。
こんなことを普通の人間が行うことは絶対できません。そんなBNFさんでも自分は実力ではなく相場と運が良かっただけ、億単位で負けることもしょっちゅうでモニターをいくつも叩き壊したと言っているくらい厳しいのが相場です。

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