じゃあ、Kutoo

Kutooさんという方がコメントをくれて、騒動について記事を書いてみたくなりました。

簡単に言うと、安全面、機能性の問題で着用が義務付けられているわけでもないハイヒールなどの履きにくい靴が強要されるのはおかしいだろう?ということが騒がれているのだと思います。

制服

工場作業着、安全靴、防護メガネは安全上、使用が義務付けられていることが多いと思いますけど、それに文句をつける人はほとんどいないと思います。その組織、個人を守るために設定されているからでしょう。

学校の制服だと、その学校の制服に憧れて入学する人もいれば、どうしても私服が良いので私服校を選ぶ人もいますね。個人の勝手、というところで、さほど文句を言う人はいないように思います。

今回、ワーワー言っている人はエアホステス、受付嬢なんかが、機能性をして慣習を重視してハイヒールを強要されるのはおかしいだろう?と言う話だろうと思います。狭い機内を動き回るエアホステスには不向きな靴だと言えます。

論点はだったらハイヒールを強要する航空会社のエアホステスになるな、ということなのか、機能上不都合で、安全性にも疑問が残る靴を強要するな、ということなんでしょうか?

常識

服装、髪型は社会通念に照らして判断されることが多いです。イスラム世界でブルカを被っているのは普通でも、非イスラム国でブルカを被っていると周りが圧迫されます。常識の概念が国によって違う、というやつですね。

アフリカンがドレッドロックで日本人とのビジネスミーティングに来ても、へー、としか思わなきでしょうが、日本人なり、アジア人がドレッドロックで来たらびっくりするでしょう。人よっては怒り出すと思います。

七三分けだろうが、ドレッドロックだろうが、商談内容には全く関係ないし、メリットがあるか、ないか、だけであり、んなもん、どうでも良いと言う人もいるでしょうし、見た目から信用できるかを探る人もいるでしょう。

所変われば品変わる、というように常識というのは、本当に曖昧なものであり、なんとなく相互認識しているものでしかありません。日本人はほぼ単一民族ですから、その相互認識がどこでもも通じると思っている節があります。

その内、日本でもビーサンで出社するのが何とも思われなくなるかもしれません。東南アジアでは、ビーサンが全く問題ないことも場所、仕事もありますしね。日本に普及するのがいつか?がわからないですが、先駆者としてやるのは良いんじゃないでしょうか?

責任

日本人に自由な国だと思われているアメリカなり、リベラルサイコーと思われている欧州では他人と違うとんがった事を気にしないのではなく、自己責任だと思われています。

Kutooならぬ、Tatooも嫌がる人は少なからずいるし、大卒レベルの教育がある人が入れ墨をしていることは少ないです。好まれることではないし、不利になることも多いので、入れない方が賢明なんですね。

その理由は何でも良いので、誰に何と言われようがやりたいなら好きにすれば良いが、どう思われるかは自己責任でやれば良い、ということですね。他人にどう思われるかまで決めることはできませんからね。

日本人はこの責任が本当に嫌いで、自分勝手にやったことをどう思われるかまで気にします。Tatooを差別するなんて許せない、日本は遅れている、とか言い出して責任を他人に持っていこうとします。

話をKutooに話を戻すと、ハイヒールが嫌なら要求される仕事、組織に入らない。職務規程にサインしない、職務規程がない常識による圧力なら誰に何と言われようが履かない、で良いと思います。

その信念が労災の危険があるハイヒールを廃止するために戦うでも、外反母趾だから履きたくないでも、必要がないと自分で判断して履かないでも良いと思います。その責任は自分でとって下さい、と言うだけです。

まとめ

日本は平和だな、と思います。嫌ならハイヒールを履くな、その責任は自分で持て、と言うだけのことでしょう。名前をパクったMetooとは全く別次元のものであり解決済みのことです。

Metooに関して言うと、権力を利用した性的強要であり、根深い問題であり解決が極めて困難です。BLMも解決できないため同様に繰り返される反発です。人間の根源にある性欲求、差別意識の問題ですから解決はしません。男であること、女であること、白人であること、非白人であること、なんかは止めることは不可能ですからね。

行きたきゃ、Tシャツ、短パン、ビーサン、ドレッドロックで営業に行けば良いですよ。そこで突き抜けると言う強い意志の元にやれば良いです。鼻で笑われ門前払い食らっても自己責任でしょうよ。

私だってサムライヘアに着物ですから嫌がられる時はありますよ。むさ苦しい、何を狙っているのか?とか差別されますよ。でも、自己責任でやっているので文句はありません。嫌になったら七三分けにスーツで年中過ごします。Kutooなど、その程度です。

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もっちり
2 years ago

話をKutooに話を戻すと、ハイヒールが嫌なら要求される仕事、組織に入らない。職務規程にサインしない、職務規程がない常識による圧力なら誰に何と言われようが履かない、で良いと思います。

橋下徹さん行政下の公務員改革を思い出しました。とある公立学校の教員について、スポットライトが当たっていたのですが、その教員が太平洋戦争時の日本の戦争判断に抗議する意図で、国歌斉唱時は起立に従わない姿勢を貫いていました。

起立したくなければ、しなければいいですが、だったら公務員になっちゃいけない。それは、公務員は法律に奉仕する身分だからだ。という、もっともな橋下さんの主張でしたが、それらを全部ひっくるめた審議でもあった都構想で否決、政界引退となりました。変わるチャンスだったのですが、残念です。

  日本人はこの責任が本当に嫌いで、自分勝手にやったことをどう思われるかまで気にします。Tatooを差別するなんて許せない、日本は遅れている、とか言い出して責任を他人に持っていこうとします。

なので、こういった流行フレーズにも対応しているポーズをとらないとダメだけど、内実みんなどうでもいいと思ってると思います。本音を言うとやられるので。SDGsとか、やっても意味あんのかって思いますけど、言い出したら責任がついて回るのでダンマリが一番です。そして、自分も含め雇われで、従わざるを得ない人はなるべく省力化して時間を過ぎるのを待って給与を頂戴するのが一番でしょう。

正直なところ、宇宙開発からはじまる中国の躍進のニュースを見ると、私が子供時代だったメイドインジャパンで世界を席巻してた時代は本当に終わってしまったのだな。と悲しくもなります。個人でどうこうできる範疇は超えているので、目先の食い扶持確保プランを練り直そうと考える次第です。

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