多分、投資を他人から学ぶことは無理なんだろうな、と思います。
学校
英米では投資専攻という学科がありますけど、それを勉強したら勝てるようになるんでしょうか?私はそんなことないと思いますよ。むしろ、そんな無駄なことにお金を使うに至る頭の悪さが投資センスのなさを間接的に証明しているように思います。
学費、機会損失で一千万円以上の大金使って、聞いたこともない大学の修士を投資専攻でとって、やっていることは金融事務員、という人をよく見ることがありますが、そのお金を捨てるつもりで新興株に放り込んで三年から五年我慢したら、ファッキューマネーになっているかもしれません。
そのくらい大きな種銭に見合ったことを学校が教えてくれるとはとても思えないし、学校で教えてもらった結果、投資で勝ちまくってあっという間に元を取ってしまった、という人を一人と見たことありません。
せいぜい、社費、国費留学です投資などの学位を取って、そのブランド力を自分のキャリア、ビジネスに取り込んでいくような成功はありますが、直接的に役に立つとはとても思えませんし、私費を使うとなると、かなりハードルが上がりますね。
たとえば、ハーバードでMBAを取って、きちんと元が取れるほどの出世をする人なんて1%以下で、ほとんどの人がしがないサラリーマンを続けてるんじゃないでしょうか?だったら、暇つぶし、気分転換にくらいにしかなりませんね。私費留学したDeNA、南場さんは心の洗濯に行ったと言ってます。勝ったからこそ言える余裕です。
師匠
最後の相場師、と称された故是川銀蔵氏は私塾を持っていて、若者に自分が身につけた投資経験を伝えようとしていたそうですが、誰一人として是川門下で大物投資家になった人はおらず、教えてもらって出来るようにはならないんだろうと思います。
私の敬愛する故邱永漢先生も弟子を持っていましたが、誰一人として大物になってませんし、息子さん、娘さんも父親の英才教育を受けても凡人のようです。芸術の才能も受け継ぐことはなかったようで、誰一人として芸が成った人もいません。
私淑に近い形でグレアム、バフェットは師弟と言えるのでしょうが、グレアムがいなくても、バフェットは大物投資家に成っただろうと思います。教えてもらって出来るように成った、と言うよりは個人的な慕っていた大先輩というような関係だろうと思います。
私自身の経験から言っても、素晴らしい投資家の本を読んで、どれだけ良いことを教えてもらっても、なかなか理解することは出来ません。ただ、あれこれ考えている時に腑に落ちることはあるので先人から学ぶことは無駄ではないと思います。
市場
やはり、投資は市場から学ぶしかなく、自分のお金を使って痛みを伴う勉強以外では身につかないだろうと思います。私自身を振り返っても、多くを学べたのは実践で身銭を刈り取らられる恐怖と戦ったことからしかなく、セミナーだとか、アナリストだとか、話なんて聞いたこともないし、聞くつもりもないです。
だから、文系修士で経営を学ぶよりも、その種銭で起業してみたら良いと思うし、投資を学ぶくらいなら、市場で徹底的に苦しんだ方が良いと思います。成功しなくても、市場以上の教師はおらず、甘えはまったくなく、ビシバシと指導してくれます。
実際に市場に参加して見ると、時価というのが本当にいい加減なことがわかりますし、不可解な動きをするので、本質はどこにあるのか?をああでもない、こうでもない、と試行錯誤を繰り返し、疑問に対して徹底して調査して、勇気を持って踏み出し、あとはひたすら耐えるしかないと思います。
多分、孫正義氏だって、苦しみながら投資の決断をしているだろうし、胃が荒れるくらい悩むこともあるんだと思いますよ。バフェット氏ですら、雑音を聞きたくないから故郷から離れない、と言いますし、それくらいストレスがかかることなんだと思います。
まとめ
投資を学ぶために学校に行くなんて馬鹿としか言いようがないし、師匠と懐いてみても、自分から学ぶ意思を見せて、もがき苦しまないと、その師匠が素晴らしい投資家であっても、学べるものはないと思います。あとは実践あるのみ、苦しみにのたうちまわって、何かを得るしかないのだと思います。
私が理解したことは知ったかぶりをする人は負ける。他人の言うことを鵜呑みにする人は負ける。徹底して自分が納得するまで調査しない人は負ける。と言うことですが、これは私が失敗の末に身を持って学んだことですよw
企業したいから経営学部や商学部へいくって人いますけどそれより自分で会社起こすほうが勉強になると聞きますね。
左脳で学んで頭デッカチになっても、何の役にも立たないと言うことですね。仮に知識を得たとしても、自分自身で度胸をつけないと無意味だと。
どこか、投資を学べる所ないかなあ、大前研一が何かやってるなあと、考えていた自分が恥ずかしいです。
確かに、勝てるチャンスはあるんですよね。素人でもわかるような。そこで、勝負できるかどうか。あの時、つぎ込んでればとか、やめなければよかったとか。
勝てる男は、やはり勝負師、男、漢なんですね。俺は無理かなあw情けない限りです。やはり、ドルコストでインデックスやりつつ、遊びで一社、株買うくらいですかねw
シンさんはなぜ、勝負に出られたのですか?負けたことは考えませんでしたか?食べていけないとか。路頭に迷うとか。
他人から学ぶことは良いですが、温故知新みたいなもので、そのままは使えません。自分なりのアレンジが必ず必要です。
私は原則信用は使いませんし、最悪はなくなっても仕方ない、と割り切って入ります。負けたことはありますが、一度の負けで立ち直れなくなるほど入れ込んでもないです。
シン
まさにおっしゃる通りですね。
もし投資を他人から学ぶとしたら、勝ってる人の天才トレ―ド手法や情報分析の仕方辺りになると思いますが、高い金を支払ってまで聞く価値があるかと言われたら悩みます。所詮聞いたとしても個人の能力、軍資金、立ち位置があまりにも違うので上手く自分自身に落とし込めるのか甚だ疑問だからです。
あくまで参考材料にする程度になると思うのでタダなら聞いても良いかなくらいです。
それよりも現在進行形で投資に失敗している人の過去の失敗談の方が遥かにタメになりますね。成功談はただのラッキ―パンチだったとかいう運要素満載のオチが多いので参考になりませんし、過去に失敗したけど今は成功している人の話は、失敗をバネにした、糧にしたとかつまらない脚色や美化が入った補正ハッピーエピソード話になるのでこちらも参考になりません。
あくまで過去に失敗した上に、失敗を取り戻そうとさらに泥沼にドハマりしながらも市場から退場しないよう借金抱えながらギリギリの所で踏ん張ってる人の話とかなら、自分自身に照らし合わせて似たような轍を踏まないための材料にできるので是非聞きたいです。
もちろん話の謝礼としてお食事代とお車代くらいでしたら差し上げます。
凡人は天才の戯れ言を聞いて高く翔ぼうとするよりも同じ凡人の悲鳴にも近い生の声を聞いて、似たような落とし穴にハマらないようにするのが市場での長生きのコツですよ。
まったくです。
完全に常人からかけ離れている人を参考にしても同じことは出来ません。無理に真似すると火傷するだけで、悪戦苦闘で足掻いている凡人の意見の方が聞く価値があります。
シン
ガツンと儲けられるのは、インサイダー気味の情報しかありえない気がしてきました。
もしくは掛けに出るような投資ですかね。
ミクロ視点より、マクロ視点を生来持ってる人の方が投資は得意な気がします。本質を見るというか。その見方を持ってない人は、学ぶしか無いですね。自分もそっちですw
投資は半分才能、半分経験です。ミクロ視点を持っている人も勝てますが、とんでもない勝ちは無理です。ある一定まで行くと自分の買いで身動きが取れなくなり、イナゴが来たくらいでは売ることが出来ず、投資対象自体が大幅に変化しないと売れなくなります。
シン
投資について真剣に学ぶ人が少ないのにはいつも驚かされます。
私のまわりでは、苦労して事業で成功したのに、成功で得た大切な糧を簡単に投機取引に使って、溶かしてしまう方が多いです。
高額を稼ぐスポーツ選手や芸能人の方が破産するのは珍しくないですし、宝くじに当たったり、仮想通貨なんかの投機取引で一儲けしても、結局、競馬で言う第三コーナーまでぶちぎりのトップだったところで、最終コーナー回ったら失速して、投資の賢者に全部持っていかれるのが世の常だと思います。
そう考えたら、コツコツ種銭ためて、経験を通じ投資について学び続けることが、真のお金の勝者になれる近道だと感じています。
個人事業主というレベルだと、好き、という気持ちで続けていて投資という概念を持っていないことが多いので持ち慣れないお金を持つと使いこなせずに飲み込まれるのでしょう。ラーメン屋の大将がラーメン屋としては成功したのに、賭博にハマって破産というのはこのケースです。それ以上の規模の事業では毎日投資に携わるので、そういう失敗はほとんど見ません。例外的に二世、三世の世襲経営者は自分で作ったお金ではないので、使いこなせずに破滅します。
本来はラーメン作り、スポーツにしたって時間とお金をかけて技術を上げて、それを何かの形でお金にする意識を持つべきです。この辺は武井壮さんが言い出してきてますが、ごもっともだと思いますね。彼はどうすればお金にできるか?を徹底的に考えた時間とお金を使ってますね。
シン