じゃあ、奨学金

奨学金って、本来はスカラーシップのことであり、第三者が無償で資金を供給するシステムことですが、日本では単なる学資ローンのことを奨学金と呼んでいます。結果、安易に借金して返せない若者で溢れかえっています。

プロ

日本ではプロ学生、生徒って、すごくイメージが悪く、避難の対象になります。高校野球だと、高野連が特待生制限をしていたりしてプロ生徒を増やさないようにしていますね。不公平、ということでしょうか?

日本は悪平等が蔓延る国で、才能がある、なしに関わらず、同じ条件であるべきだ、という考えの人が多いです。それは違うんじゃないか?と思います。人は違うから面白いし、才能のある人にお金を出す人がいるのが悪いことではないでしょう。

お金をもらって取り組める芸がある人はGifted、天からの恵みだと思います。誰もにそんな才能はないし、その才能によって大きな唸りを世にもたらします。その唸りが世の中を変えていくでしょう。

赤の他人が何もかもお金を出してくれる、スカラーシップが取れる、というなら、どんなことでも、やる価値はあると思います。もちろん、そのリスクは理解すべきですが、それだけのチャンスは誰にでも起こることではないです。

セミ

お金をもらえるまでは才能がないが、一定の優遇措置を得られる場合は考えものではあると思います。入学金、授業料は無料でも、人は無料では暮らせないので、ほとんどの場合、持ち出しは必要になります。本当に価値があるのか?を真剣に考えるべきでしょう。

単なる推薦入学程度のことならほとんど価値はないと思います。お金を出すなら無試験で受け入れてあげる、という程度なら誘っている方には、何のリスクも負担もありません。単に一枠空けるだけです。

アメリカでは、Preferred  walk-on /Recruited walk-on と呼ばれる学生がいて、スカラーシップまでは出さないけど、多少の優遇は得られる学生もいます。そこから這い上がる人もいなくはないですが、少ないし、難しいのは間違いありません。よほど強い気持ちがないなら、こと程度の誘いに乗って何かをする意味はないと思います。

借金

国が保障して借金させてやるから、進学しろよ、というのが日本の奨学金です。こんなことやっているのって、日本だけじゃないでしょうか?ほぼ無条件で進学希望者にお金を貸すって異常ですよ。

ドイツみたいに、大学がほぼ無料、という国もありますが、それはそれで問題になっています。きちんとした目標もなく、ダラダラ長く学生する人が多くなりすぎて国の財政を圧迫します。

結局、本人がそのリスクを理解した上で、強い意志を持って取り組むしか、何かしらの成果を出すなんていうのは無理です。低金利でお金貸してくれるから行く、無料だから行く、とかでは、何にも身につかないんですよ。

低金利とは言え、借金が残っただけで、進学先で何も得ることもないまま、サークルだ、バイトだ、と関係ないことに時間を使っているなんて無駄遣いも良いところだと思います。それを日本は推奨してきたんだから衰退して当然ですよ。

まとめ

日本では家庭での経済教育がされない、という習慣があり、進学にどのくらいのお金が必要で、そのお金はどうやって回収できるのか?、という話し合いをしないことがほとんどです。結果、費用対効果を一切考えずに進学するわけです。

その癖、偏差値が、格が、とかいう非常に曖昧なものばかりを絶対視しているんだから本末転倒になりますよ。日本がうまく行っていた時代は、それでも信じるものは救われたのかもしれませんが、衰退している今、曖昧なものを信じ込んでも後ろから切られますよ。

もっと客観的に、自分の評価を見て、費用対効果を考えて自分の進む道を決めるべきでしょう。

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コロナの女王
4 months ago

大卒はまともな企業でサラリーマンやるなら必須の条件になります。
何の取り柄もない凡人は新卒カードこそが最強の資格です。実際資格を要する専門職になるのも大学に進む必要があります。
低金利で借金して投資する価値はあると思います。

ヤンキー文化に耐性のある気合いと体力のある動物的強者なら中卒高卒で充分食べていけるでしょう。
転勤もなくストレスも少なく、マイルドヤンキー経済圏は非常に居心地が良さそうです。彼らはとても幸せそうに見えます。

2+
コロナの女王
Reply to  シン
4 months ago

企業が新卒一括採用を止めない以上はエントリーするために大卒である必要があります。
今後はこの馬鹿げた制度は廃止になるかもしれませんが、現状は何も染まってない学生を自分の企業カラーに染め上げるのが有益だと考えられているのでしょう。

1+
コテツ
4 months ago

善いことと言葉の言換えで放置となっている例ですね。

修学の奨励というだけで、無条件に善いことだと考え、時間と費用の投資行動という観点が抜け落ち、ローンという借金と言えば抵抗があるものの、奨学金と言い換えれば契約を簡単にする。いわゆる奨学金など、実態は少子化に対する高等教育機関の収益維持のためです。これが政治的に都合が良いんでしょう。

進路指導でコメントしようと思いましたが、就職とは言いつつも就社であった過去のイメージが抜けきらないのでしょうね。実際、大卒と高卒で応募要件が違うので、進学の意味がないとまでは言えませんが、二十代前半までは希望を謳歌して、その先に需要がないどん底に突き落とすような今のやり方は、当の本人らに残酷だなと感じています。奨学金という名の借金も背負ってますし。

私も分かっていなくて後悔となっていますが、人に認められることとはお金を出してもらえること、子どもにははっきり示しています。高校生年代は基準が甘いので、その年代で制度を利用して何か経験を得ることが出来れば御の字です。私の出来ることも、そこまでのような気もします。高等学校等就学支援金も世帯の所得制限がおよそ910万円となっています。こんな額が高所得とされているのも、先進国として完全に終わってる感がありますね。貧乏世帯に支援しても焼け石に水だと思っており、子ども世代と言えど本人の才能や実績に対してはガツンと支援して良いと思います。その対象が明らかに少ないように感じています。先の知れた有象無象の老人医療支援よりよっぽどマシだと思っていますが、人数の多寡で如何ともし難いのが悔しいです。

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どなるど
4 months ago

私は母子家庭ということもあり、高校から2種奨学金を借りていました。外国の友人に聞くと、スカラーシップを返すというと?という表情をされます。それは、学生ローンだろう?と言われます。これは記事の通りですね。

大学も2種奨学金を借りていましたが、私は夜間大学に進学しており、1年で25万しかかかりませんでした。

この経験から自分の子どもには、変にF欄に行って、1000万近く借金負うぐらいだったら、高卒で働いて、どうしても学位が欲しければ、社会人で入り直せばいいとアドバイスするつもりです。

ちなみに私は今、IT業界に従事しております。人材不足で仕事は溢れており、今後も食い扶持は確保できそうです。ただ、これがいつまでも続くとは思っておらず、日々自己研鑽です。(笑)

3+
どなるど
Reply to  シン
4 months ago

仰る通りですね。
やりたい仕事を明確にしてからそのSTEPの1つとしての大学だと思います。コメントしてて思ったのですが、Googleが開講しているコースを一定以上取得・合格すると、大卒同等としてGoogleが扱ってくれるそうで、今まで、アカデミックが学位を出す。という形が続いてきていましたが、EdTechで私企業が大卒程度と認め、それを業界が受け入れるのは凄いことです。
実際、高卒でバリバリ働いている人で、外資系ベンダで1500万もらっていました。ただ、ちゃんとIT資格取って、知識を証明して、自分のスキルを商品として売り込んでの結果だと言っていました。
全部が全部ではないと思いますが、日本の大学って一般教養で、文系教員の人を養っているように思えます。もっと、稼ぐ力、キャリアに結びつくようなことを若い人に教えた方が良いと思いますが、大学は研究機関だ。ということで今まで逃げてきたと思います。ただ、これほどまでにネットで情報があふれ、選択肢が広がっている状態ですと、大学も変わっていかないとトップ校以外生き残れないと思います。

6+
平凡なサラリーマン
4 months ago

シンさん 皆さん

現在、学生の5割以上が奨学金を受給しているとのことです。

親の収入が少ない場合は、致し方ありません。

ところが明らかに平均を上回る、年収1000万円世帯の11~13%が奨学金を受給して

いるという記事を見ました。これには本当に驚きました。こうなる原因として考えられるの

は、①中高までの教育費が多すぎる。②住宅ローン この二つではないかと考えておりま

す。どちらにせよ、無計画にお金をつかっている親の怠慢だと思います。大きなマイナスを

背負って社会人となることは、子供にとって非常に酷なことです。月2万円を18年間貯金

すれば、だいたい4年間の学費は出ます。これをしなかった結果です。このことは頭金を貯

めることができずに、極めて無謀な住宅ローンを組むことと同じだと思います。

2+
平凡なサラリーマン
Reply to  シン
4 months ago

シンさん

コメントありがとうございます。

「住宅ローンが払いきれない、老後資金がない、とか言って子供に迷惑をかける親もザラにいるでしょう。」

おっしゃる通りです。今60代の2割が住宅ローン等の借金を抱えており、その平

均は920万円だそうです。今の40・50代はさらに無謀なローンを組んでいま

すから、この程度では済まないと思います。65歳時に2000万円以上の貯金

はまず無理です。よって老後破産が迫ってきます。子供に対して、奨学金以上の多

大な負担をかけることになります。正に毒親と言ってよいでしょう。これを解決す

るためには65歳までフルタイムで働くのは当たり前で、それ以降もずっと働かな

ければならないと思います。これって、誰でもできることでしょうか。私はそうは

思いません。私はフルタイムの再雇用社員ですが、65歳まで働くのも決して楽な

ことではありません。収入は半減していますが、業務は50代の時とさして変わり

ません。ましてや66歳以降となるとさらに収入は減り、働くことがかなり辛くな

ると思います。だいたい健康だったとしても、職があるかどうかもわかりません。

今の40・50代の方々に強く申し上げたいのですが、60代で働くことは決して

楽なことではありません。誰でも恙なく65歳まで働けるわけではありません。自分

の勤務先を見ていても、それを痛感しております。ですから60歳以降も借金を支

払い続けるという無謀なことは、絶対にやめた方がよいです。

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