思考停止ってどういうものなんでしょうか?
他人
思考停止の基本として「みんな」という不特定多数を持ち出して、そこと同じだからという根拠で自己肯定して安心するんですが、これは完全に間違っています。どんな選択肢も少数派が勝つように出来ています。
いつも言うように他人がどう評価している、と言うことが自分の軸になっているのは何の軸もない状態で、曖昧な指標を持ち出して何の意味もない安心をしているだけであり、いざ、その前提が崩れたらボロボロになります。
序列主義者、学歴中毒、偏差値中毒なんかはこの類の病気であり、自分の目に見えていること、感じたことよりも他人にどう見られるか?を優先させて、薄っぺらいプライドを満たしているのです。
私は自分の頭で考えて、何かしらの意見を言うなら、どんなバカなことでも価値はありますが、他人がどうとか言われてもバカバカしくて聞く気もありません。思考停止している人の意見なんて意見ですらない御都合主義です。
規則
公務員が楽なのは規則だから、と言って突っぱねていれば良いからで過去に決まったことを正にして同じことを繰り返せば良いからです。それでも顧客は離れることができないので、どれだけふざけた態度でも市民に怒鳴られるくらいで済みます。
思考停止して規則に従うのってすごく楽で、自分の頭で考えずに済むので淡々とやるだけです。でも、そういうことは時間の問題でAIの仕事になるのでしょう。CPUは決められた規則に従って早く正確にやることにかけては人間の及ぶことではありません。
信じ込んでいる規則が実態に合わないなら変更すれば良いだけなんですが、嫌がる人は多く、トラブルが起きてどうしようもなくなるまで放置したがるものです。特に日本人はそういう人が多いです。
憲法9条がどうだ!っと言いますが、それが実態に合わないなら変えれば良いだけだし、解釈の仕方を変えるだけですし、問題ないならそのままにすれば良いです。たったそれだけのことなのに、規則だ!っと喚いて審議すら拒否するのです。
そういう人は侵略を受けて自分、身内が蹂躙されるまで規則が、規則が、と言って過去の前例を守ろうとするんだと思います。キレイゴトを言うのは気持ち良いし、正義に酔うことが出来ます。
不変
全てのことは時間とともに変わっていくんですが、不変だと根拠もなく信じ込んでいる人は少なくなく、先の憲法9条信者もその類だと思います。時勢は変わらないなら、今現在、問題のないことを変えなくてもいいでしょうが、変わります。
ホワイト企業に入った、勝ち組!っとか言うのも、不変であると根拠もなく信じ込んで安心しようとしているんでしょうが、産業構造は必ず変化するので、10年先も見通すことはできません。
もし、先を見通せるなら、サラリーマンなんかせず、投資家として辣腕を振るって下さい。未来が少しでも読めるなら、稀有な才能だと思います。なんなら、明日の相場でも良いので言い当てて下さい。
先が読めないから人間はあれこれ試行錯誤するものであって、試行錯誤を止めて思考停止したら、あとは突然の状態変更がないのを祈るのみ、というすごく受け身の体制で生きていくことになります。そんなんで失敗して納得できますか?
まとめ
ブラック企業の社畜って、ある意味で幸せで思考停止しているので与えられた義務を淡々とこなして、与えられない権利について考えることもないからです。日本にはそういう人が多いから、ブラック企業がなくならないのでしょう。
社内官僚が割りがいい、とか言うのも、会社の経営が傾かない、システムが変わらない、逃げ切れることを信じ込んだギャンブルみたいなものなのに、鉄板レースに一点張りしているようなことを言う人が多いのは笑います。
思考停止した人って、話が通じませんし、自分に都合のいい情報だけフィルターにかけたことを恥ずかしげもなく主張して論破されても、同じことを別の言い方で主張し直すので迷惑です。勝手に信じ込んでいるのは自由だけど、試行錯誤する人に絡んでくるなよ、と言いたくなります。
詳しくは言えないですが、会社の偉い人から怒られたときに親会社と子会社の矛盾した会社のシステムに関して疑問を投げたら給料もらってるならやれよってブラックな発言されて口を利いてくれなくなりましたね。
おそらく上記にある与えられた義務を淡々とこなして権利を考えてないからだろうと思います。
深く考えるとしんどいので、思考停止して権力で黙らせる、というパターンですね。
シン
>これは完全に間違っています。どんな選択肢も少数派が勝つように出来ています。
→ これって株式市場の話ですよね。衆議院選挙が今日公示されるのはご存知だと思いますが、民主主義社会での選挙は多数派が勝つようにできています。選挙で多数派を握った政党が法律・規則を作り、それらのルールに従って公務員が執行する仕組みは今後も変わらないと思いますよ。民主主義に代わる政治体制は今のところ見つかっていないし、今後も見つかる可能性は低いですから。
それと、ブラック企業だからとかホワイト企業だからはその時点での話なのは誰もが承知しており、今後もそうあり続けると思う人は、その社長・従業員を含めてほとんどいないと思いますよ。でも、多くの人は企業で働くわけですから、その中でも相対的に待遇が良い(=ホワイト度が高い)会社に就職しようと努力するのは当然ですし、ホワイト企業に就職することは喜んでいいことだと思います。これを思考停止と言ってしまえば、何事にも喜んだら駄目ということに等しいです。
あと、思考停止の代表に挙げられるものは他人・規則・不変などでなく、宗教だと思うのですが、宗教についてはシンさんは項目に挙げられていませんね。他人がそうだからとか、規則だからというのは考えるのが疲れた時の言い訳のようなものであり、思考停止まではいかないのがほとんどですが、宗教に関しては完全なる思考停止ですから。
確かに民主主義は多数派が勝つように見えますが、結局は少数の利権者が勝つような方向に行くだけです。資本主義だろうが、社会主義だろうが同じことですよ。自分の主張に近い政党、候補者に選挙権を行使するのは良いですが、それが自分の利益になるわけではありません。だから、民主主義は衆愚政治と言われるわけで、よくわかってない多数派をうまく転がす少数派の利益になります。
単なる人気投票なんだから、AKBのXちゃんがセンター取ろうが、投票したヲタクのYくんにはなんのメリットもなく、秋元さんなり、利権者の懐にお金が入るのと似たようなものだと思います。Xちゃんは利益の分け前をもらえますが、Yくんは奪われるだけです。Aちゃんに入れたBくんと同様に奪われていて、勝ってません。
>ホワイト企業だからはその時点での話なのは誰もが承知しており、今後もそうあり続けると思う人は、その社長・従業員を含めてほとんどいないと思いますよ。
沢山いると思いますよ。勤務先の格で勝ち組だ、負け組だと騒ぐ連中は安定が延々と続くと思っているから騒ぐのでしょう?一寸先は闇だと理解している人は騒ぎますか?現段階でホワイト企業と言われている会社に入ったからと言って、個人にとってホワイト企業なのかは別問題だし、自分の身は自分で守る意識は持っているべきです。上司と合わずに鬱になるなんてありふれてます。
若いうちは転職を繰り返しながらステップアップを目指すシンガポール人は勤務先の格よりも目先の待遇と業務内容です。公務員、半公務員でも辞める人、中途採用もありふれているし、シンガポール最大時価総額のSingtel勤務だろうが、単純事務員なら零細企業の単純事務員の待遇と大差ありません。だから、勤務先そのものに格をつけて一喜一憂する習慣はありません。
日本ではほとんど付加価値のないルート営業だろうが、単純事務員だろうが、大企業所属なら明らかに割高な待遇を受け取れて、犯罪でもしなければ解雇にならない、という平和ボケが蔓延していますよ。そして、その平和はここ10年くらいで完全に破られたのに、人の意識はなかなか変わりません。現実、人の意識にズレがある好例です。
私の経験でもほんの数年前の東芝社員は自分の立場が危うくなることを想像もしていない様子でした。激しいリストラを繰り返すパナソニック社員がようやく先のことはわからない、自分の身は自分で守るしかない、という態度をしだしたのは極最近です。思考停止してケツに火がつくまで他人事にしたがるのが人間です。
>何事にも喜んだら駄目ということに等しいです。
勝って兜の緒を締めよ、と言うように良くても悪くても平常心を保つことが大切だと思います。私は良いことがあっても、浮かれるのはその日くらいのもので、次の日からは平常に戻します。人間は一人で生まれて一人で死にます。誰か、何かに依存すればすぐに食い物にされます。朝には紅顔ありて夕べには白骨となる、という思想を私は持っています。
宗教についてはその通りですね。日本人が宗教を熱心に信じないのは盲目に勤務先を信じているかもしれません。
シン
思考停止しているのは重い順に、①現実を見ない人 ②将来を見ない人 になります。
左派の人は現実を見ずに、憲法9条死守などと言ったりするのですが、このような綺麗事ばかり言う左翼系の人が最も思考停止の度合が酷いです。
一方、ホワイト企業に勤めて満足しているような人は目の前の現実が見えているので、左派に比べると幾分マシだと思います。
彼らに見えていないのは将来であり、将来が見えていないから駄目だと言うか、将来が見える人間ほとんど居らず、見える人はある種の天才だと考えるかは判断が分かれるところだと思います。
将来を見通すことなんてできないから、試行錯誤しながら取り組んでいかなければならないのに、現段階で安定して見える組織に入り込んだことで満足しきって、つまらないつまらない、といいながら、その場でしか通用しない社内規則を内心喜々して覚えるエリート気取りの人はバカだと思います。
シン
現段階で安定して見える組織に入り込んだことで満足しきって、つまらないつまらない、といいながら、その場でしか通用しない社内規則を内心喜々して覚えるエリート気取りの人
→ 居ないです、そんな人(笑)
少なくとも私は見たことがありません。
今はどんな安定した大企業でも、社長が危機感を煽りまくっていますよ。私も満足したことは一度もなく、逆に仕事を辞めたいと思った回数は三桁行っているはずです。
実際に辞めたいと申し出て引き止められたこともありますよ。
あと、試行錯誤ってどのレベルを言うのでしょうか。
試行錯誤をやり過ぎると結婚や出産、育児をする時間がなくなりますし、人生を楽しむことも出来なくなります。必死に頑張った結果人生を楽しめないのでは意味がありません。
それに私はシンさんほど、何もしなければ他人から食い物にされるとは考えていません。
これまでの人生を振り返ると、真面目に誠実に生きていれば必ず誰かが助けてくれましたし、自己中にならず利他的に生きる人が信頼されて上に立つ例も沢山見ました。
シンさんは性悪説の立場だと思いますが、それが極端になりましたね。シンガポール人や中国人を日々見ているとそうなってしまうのでしょうか。
危機感ある会社が前年並みで新卒採用しないですし、なんとなく文系採用しないでしょう?パナソニックなんてリストラしながら大量の文系採用していますよ。危機感なんて全くないんです。そういうフリしてるだけで、興味あるのは社内政治だけです。
何の付加価値もないことさせられて黙っている人、市場価値、転職についてろくに考えてない人はザラでしょう?社内政治にしか興味なく、世の中のことをろくに知らない人はざらにいませんか?
少なくとも世の中を見て、自分に出来る市場価値の高いことをすれば試行錯誤でしょう?意味のない社内資料作りに精を出して残業するほうが自分の時間がなくなります。
性悪説というか、誰もが自分のことに精一杯なんだから、他人、組織に利益を与えることもなく、単に依存してれば、捨てられますよ。助けたくても、助けることもできません。
シン
上記に挙げてある憲法9条を守ろうとか言っている人は、理想だけで思考停止しているだけですね。
るろうに剣心の大久保利通が言っていたセリフに国を壊すのは簡単だけど作るのは難しいとありました。
理想だけで国を壊すだけだとアラブの春や中国史の李自成の乱や洋務運動みたいに理想だけだと失敗します。
実現性を無視して理想論を叫ぶのってすごく気持ちいいので、それにはまってしまうんでしょうね。そうやって政権をとった政党は旧民主党を含めて、文句だけを言っている立場から運営側に回るとすぐに瓦解します。
シン
極端な例になりますが、生きているのが辛くて死にたいと思うくらい苦しい状況にある時に、思考を停止することで自分を守ることはありだと思います。そして、そのような時にSOSを発信し、他人の力を最大限に借りることは大切なことだと思います。しかし、それはあくまでも応急処置であり、根本的な問題を解決しない限り、同じことを何度も繰り返すことになるのだと思います。リスカと呼ばれるような自傷行為を繰り返すような人たちがその部類に入ると思いますが、しっかりと考えることをせず、自分から逃げてばかりいては、いつまでもその状況から脱出はできません。「結局、あの子は入院したんだって。本人がやめようと思わない限りどうしようもないよね。」……そんな言葉を私 は聞いたことがあります。所詮、他人事、仕事と割り切っているから言えるカウンセラーさんたちの会話だったのですが、当たり前のことですが、すべては自分次第なのだとあらためて考えさせられます。
すぐに答えが見つからなくて不安になり、考えることを放棄して、現実から逃避する。しばし思考を停止し、現実逃避することでリセットできて、再び自身が抱える問題に真正面から向き合えるならば、適度な思考停止、現実逃避の意味もあるのだと思いますが、現実逃避も度が過ぎて自暴自棄になり、他人様を巻き込むようになると大問題だと思います。お酒やセックス、薬、とどんどん溺れていくと正常な判断すらできなくなり、再起不能、破滅への道をたどるのだと思います。
私は「仕方ない」という言葉で片付けてしまうのですが、それってその場しのぎでしかありません。問題を直視し、根本的なところまで踏み込まない限り、ずっと同じことで苦しむことになります。今日寝たら明日には問題が解決しているなんてものではない。誰かが解決してくれるものではない。もがき苦しみながらも、ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返し、やはり自分でしっかりと考え、消化していく作業は必要なのだと思います。「過去は関係ない」とよく言われる人がいますが、私は自分の過去にもしっかり向き合うことが大切なのだと感じます。もう終わったことだからでなく、過去の自分にもしっかり向き合う作業をしてみると、あらためて気づかされるものがあります。あらためて自分を知るって大切なことだと感じます。
話の流れとしてずれているかもしれない?とも感じましたが、思考停止をよくしてしまう私が最近、考えていることも含めてコメントさせていただきました。長文、失礼しました。
普段は思考停止して日々の仕事をこなし、たまに考え直しの繰り返しです。そして、思考停止してもしなくても、実際に行動しなければ思考停止と同じと思います。
まったくですね。言うだけ、思うだけは意味ないので、どんなに小さなことでもいいので実際に行動に移すべきです。一日、30分でいいので、テーマを持って勉強するだけでも全然違うと思います。
シン
普段の業務は一定程度思考停止するのは必要だと思います。
それなりの規模や歴史の企業になれば、官僚主義の成れの果てのような無意味な作業や書類にある程度対応するのは避けられないですし、社内政治もそこらじゅうに出てきます。それに一々疑問を呈して全て戦っていたら精神的にきつくなってきます。ある意味「不感症」になって淡々と業務をこなしつつ、勝負をかけるプロジェクトや取引なりでピンポイントで全力で戦えるようにすべきだと思います。日々の仕事でフラストレーションが溜まることも多いですが、pick your battleと自分によく言い聞かせています。
大企業に勤める宿命として無意味な作業、社内政治は避けられないですが、それに埋もれず、感覚麻痺させないように勝負所を選んで戦うべきですね。問題は日本社会は雇用の流動性が低いので、明らかに無意味な作業が日常化して、それを振り返る機会が失われ、洗脳状態になり、他人に矛盾を指摘されると怒り出すようになってしまうことが少なくありません。(上でニコさんが指摘してますね。)
だから、一日に30分でいいので、自分でテーマを持って取り組むことで頭を冷やすといいと思います。
シン
現実は唯一解があるものはほとんどなく、立ち位置によっても変動し、しかも時間が経つにつれて条件が変化していくので、やはり考え続けること、そして実際に行動を続けていくことが答えなんだろうなと思います。不変のままならば楽ですが、そんなのは買いきり型のRPGの中だけの話だろうなと思います。
大人になると買い切り型のRPGをやらなくなるのはリアリティがなくなるからでしょうね。
シン