アメリカンドリームを目指して渡米する人は今も昔もいますが、一昔前ほど簡単な物ではありません。
90年代だと、なんちゃって寿司職人程度の人もグリーンカードを取れて、何となく暮らしていくことが可能でしたが、今、そんなスキームでアメリカに乗り込めば、瞬殺されますね。そもそもビザが取れないし、仮に取れても驚くほど低賃金でこきつわれるだけでしょう。
自力
腕一本でアメリカに乗り込むのなら日本で大勝ちしてないとキツイなぁ、という印象を受けます。それこそ、大谷さんくらいの破天荒を成し遂げた人でないと、ほとんど相手にされず、惨めに帰国することになります。それでも、帰国後の保証があれば、良い経験でしょう。
日本人、というだけで得られるまともな仕事はアメリカにありませんから、それが何人であれ確かな力がない限りはビザも出ないし、一定以上のオファーも受けられません。アメリカは最低保証のない国ですから、社会保障にすらアクセスできない立場に落ちぶれます。
アメリカ社会でインド人の躍進が目立ちますが、彼らもインド国内のトップスクールを出て、アメリカのトップスクールからオファーをもらい、現地就職を果たした猛者であり、母国でも凡庸だった人がアメリカで化けた、と言うわけではありません。
小金持ちの子供が自腹留学で文系進んで、現地に残ろうとしても、よほどなことがないと、まともなオファーは受けられません。それが、まずまずのランクと看做される大学であってもです。それは日本とは全く違います。ランクではなく、専攻に需要がないと相手にしてもらえません。
アイビーのほとんどが強烈な学費を要求しているので、自腹で楽勝に払える家庭出身ならどうにかなると思いますし、フルスカラーシップが取れるだけのリア充なら苦境を打開するかもしれませんが、まあまあの学力で実需のない専攻を学んでも、アメリカに必要とはされません。
転勤
日本企業のアメリカ駐在、そのまま移住しようとする人もいますが、私が知る限り、悲惨なことになります。そもそも文系、元エンジニアとかだと、日本企業の現地採用くらいしかオファーがなく、悲しいくらいに買い叩かれるだけです。それでも、アメリカにいられるだけ良い、と思うなら良いのかもしれません。
アメリカ企業のジャパンデスクに行く人もいますが、日本の影響力低下、オンライン化で需要は下がる一方です。そもそもジャパンデスク自体がなくなったり、シンガポールなどに移ってしまい、アメリカにいられなくなることが多くなってきました。
アメリカ企業、日本支社からの転籍でアメリカ転勤する人もいますが、これは本人の実力次第です。かなりの技術力があるのか、経営者層にアクセスできるコネでもなければ、生き残れません。まぁ、それはアメリカ人も同じですから、平等と言えば平等です。
転勤で渡米する人の多くが、英語力に不安を抱えていることが多いので、技術力を磨くことを真剣にならざるを得ません。二十代後半になってからの本格的英語環境では、頑張っても限界はすぐに来ます。マネージャーになることは、まず不可能です。その辺は準英語圏出身者とは違います。
金持ち
お金さえあれば、投資家枠で渡米すれば良いです。アメリカにはデラウェアというタックスヘイブンもありますし、相続対策がてらに移住して、ハワイ辺りで小規模投資すれば、投資家ビザが取れますので、トントンなら良いや、くらいの感じで移住すれば良いでしょう。
アメリカに限らず、お金持ちは常にウェルカムです。相続財産が二桁億以上あれば、物価の高いハワイだろうが、カリフォルニアだろうが、贅沢をしなければ、生きていくことはできます。相続税対策でお釣りが出ます。芸能人なんかがこのパターンで渡米しますね。
お金さえ持っていれば、気をつけるのは詐欺師くらいです。海外の日本人は気をつけるべき人が日本の日本人より圧倒的に多いです。困窮邦人って、思っているより多いです。不義理があり、どうしても帰国できないので同胞を騙して生きています。
困窮邦人じゃなくても、自称コンサル、バンカーだのが、群がってくるので気をつけた方が良いです。この人たちも犯罪、犯罪スレスレの行為で帰国できない人が多いので要注意です。嵌め込み営業で知られるN営業畑出身者が多いので、営業力は半端ないですが、モラルはないし、知識もありません。
自分自身で運用についてよく勉強し、資産、譲歩ソースを一ヶ所に限定せず、日本人だからと信用しない癖をつけるべきです。英語に自信のない人でなくとも、海外生活が長いと日本人にホロリときやすいものです。シンガポールでは同じ日本人に殺された実例もありますしね、
まとめ
日本人にも自分の腕一本で渡米する人がスポーツ、芸能などで増えてきましたね。ただ、日本での実績がほぼゼロで一定の地位を得た人もほぼゼロであり、ホームで勝てない奴がアウェイで勝てるわけないだろう?という話です。
一昔前までなら、アメリカに一攫千金の夢もありましたが、一物一価が進む中で、所変われば品変わる、ということはなくなりつつあります。世界中どこでも通用するだけの力がなくては、世界一厳しい市場で通用するどころか、食い物にされます。
アメリカではないんですけど
脱サラ 語学留学 + 寿司とか和食の専門学校通って ヨーロッパの方で開業みたいな
ルートを通る中高年結構いたみたいです(こんなんやる位だから当然ほぼ未経験)。
日本ですら
中高年で脱サラって時点で 相当ハンデですが
こんな学生みたいな考え方では 行く前から失敗が確定してると思うのですが どうなんでしょう?
海外で一人で店開くと わからないことだらけで 肝心の料理の腕もまともに磨けないと思いますし。
仕入れなども意味不明でしょう。
これが10年くらい前なら SUSHI, TEMPURA,とか物珍しさや 日本人駐在員とかが集まって 来て それを起点に、 店主のキャラクターや、雰囲気作りを頑張ったりしたら 居心地の良い 隠れ家的な居場所として 人気出る可能性はあるかもしれませんけど 相当本人に才能ないと難しいのでは?って思います。 てんぷらや寿司って 接待でもなかったらそうそう食べないと思いますし。
単に物珍しさだけなら テーマパークみたいなもんで 数年以内に飽きられて 殆どお客さんいなくなると思いますし
私だったら 日本食そんなに恋しくならないので、素人が作った 天ぷらや寿司に高い金額払ってまで食べたいとも思わないです。
留学うんぬんするお金があったら 退職前に現地視察して
位は 語学スキルなくてもできるのでは?って思いますし、専門学校行ったり語学学校行くより 先にてを付けるべきでしょう。 退職前に それだけ行動する 時間と費用かけるガッツは中々持てないのが実情でしょうが。
今だとコロナの影響で 駐在員も帰国してる人多いらしいですし、外食自体 冷え冷えで どうしようもない死に体になってるでしょう。
天ぷらだと ペルー出身の方でカルロスさんという方が 天ぷらに魅了されて 日本の老舗店で修業 → 渡米し開業されて成功された 方がいるそうです。
https://yagiusa.themedia.jp/posts/7612976/
https://www.youtube.com/watch?v=LvSitu0lY9k
確かに揚げてる様子や 盛り付け、 卵の天ぷらなんかは 揚げても完全に半熟で
確かに素人レベルでないと思いますし、 このレベルだと 多少物珍しさというのもありますが、
それ抜いても一度は食べてみたいと思いますね。
結局最後にモノをいうのは 料理の腕やスキルでは?って思いました。
そういう意味だと 海外開業だと腕磨きにくいから 人離れると 再就職も難しく巻き返しほぼ不可能では?って思いました。
ビザと英語に問題がなければ、米国で普通の会社員するのはここで言われているような超人じゃなくても可能で、居住都市にもよりますがそこまで難易度は高くないと思います。
ただ、ビザの取得難易度は今はほぼ不可能に近いと言っていい状況で、限られた労働ビザは超絶優秀なインド人と中国人技術者でほぼ埋まり、残された現実的に米国で働く方法は米国人との婚姻による配偶者ビザ取得でしょう。反移民のトランプ政権が配偶者ビザを含むすべてのビザ審査を煩雑化させた上にコロナで領事館の審査が昨年ストップしていたため、未処理のビザ申請が世界中で膨大な量になっており、配偶者ビザでさえ申請から取得まで年単位の時間がかかるのが現状です。
バイデン政権になって多様性ビザの抽選プログラムを再開しましたが、当選する確率は宝くじ状態な上に、各年の予算に紐付けされたビザであるため、2021年の当選者は審査手続きが予算年度内(9月末)までに終らないために当選したにもかかわらずビザ発給されないという悲劇が起きています。
>ビザと英語に問題がなければ、米国で普通の会社員するのはここで言われているような超人じゃなくても可能で、居住都市にもよりますがそこまで難易度は高くないと思います。
自力でビザが取れるほどの能力、英語ネイティブと問題なく英語でコミュニケーション取れる能力がある時点で普通よりもかなり能力が高いと思いますよ。でも、普通の会社員として扱われます。そういう人なら日本で働いた方が評価されると思いますね。それでもアメリカ、という人なら良いと思いますが、配偶者枠でビザ取得したなんのスキルもない単なる事務員、というなら日本の方が明らかに待遇が良いです。アメリカの事務員は時給制、保険自腹が当たり前ですからね。
シン
米国と日本の所得格差が急速に拡大してきているため、日本で事務員やった方がマシな待遇というのは微妙になってきているのでは。特に所得税率の低い州であれば、オバマケアのおかげもあって健康保険を自腹で入っていても手取りは日本の低所得者より今はマシな可能性が高いのではないでしょうか。コロナ禍で一気に所得と物価の日米格差が開いた感じがしており、為替でも円安に傾いているのを見て日本の加速度的な衰退を非常に懸念しています。ヤフコメを見ていても最近は特に諦観と卑屈さが混じったコメントが多くなっているように感じるのは気のせいでしょうか。
日本でそれなりに成し遂げた人ならアメリカへ行けば、所得格差で待遇が上がると思いますが、同じ単純事務員、作業者ならアメリカの方がキツくないですか?しかも、英語力は求められます。日本でネイティブときちんとコミュニケーション取れる英語力があれば、多少の待遇は勝ち取れますしね。
日本だと派遣社員が東京で一人暮らししてますけど、アメリカの都市部だと、フラットシェアを強いられますしね。田舎は地縁でもなきゃ、娯楽はないに等しいですしね。
いい年したオッチャン、オバチャンが他人とフラットシェアして「海外にいる自分」にしがみついているのを見ると物悲しくなります。
シン
ふと思うと、日本って底辺にすごく優しい国です。いつきさんがよく言いますけど、年収200万円とあれば、割と楽に暮らせます。保険は入れるし、医療費も安い、ワンルームアパートは多いし、安い、貧民地区だろうが、治安は良いし、娯楽、風俗、外食も安い。公共交通機関は安くて安全です。大阪、福岡なら年収200万円で快適に暮らせるでしょう。アメリカの底辺より明らかに楽しく過ごせる環境です。
シン
例に挙げて頂いてありがとうございます。
コロナで外出が制限されて分かったのですが、男一人の基本的な生活費って本当に安いんです。
過去の家計簿を見直してみると、恒常的な出費で大きかったのは、元妻への不当に高い養育費と、職場の付き合いでの飲み会でした。そして不定期出費で趣味の古戦場巡りの旅です。旅先で居酒屋に入るとどうも金遣いが荒くなってしまいます。
コロナ禍で飲み会と旅行が無くなると、ほとんど大きな出費が無くなりました。自粛生活での娯楽となると、漫画・映像・音楽などのコンテンツですが、Kindle UnlimitedやYouTubeだとタダ同然です。酒は毎日買って飲んでますが、そんなのはタカが知れています。
結局日本で貧しくなる原因って、ギャンブルや風俗にはまるなど本人の素行に問題があるか、妻・子供が金食い虫になっているケースだと思います。特に女は、ブランド品やら子供のお受験やら、下らない見栄と自己満足の為に金を使い散らかすので始末に負えません。
しかし男性で独身であれば、定収入でも充実した暮らしが出来るのが今の日本だと思います。
全く同感です。
さっきシンさんも書いていたように底辺な人ほど生活しやすいのが今の日本だと思います。
政治が変わっても、あんたが変わらない限り、あんたの生活は変わりませんよと言いたいですね。
ほとんどカバー可能な保険が2-3万/月、ワンルームが3-4万/月で身の危険を感じることもなく生活できる国、というのは他にないと思います。安いだけの国はありますが、治安、医療体制に問題があります。日本はすでに安い国であり、リタイア後に安い国に行く、というのはナンセンスですね。
シン
さらに思うことには、水道代がべらぼうに安いです。この質の水がタダ当然ってありえないです。風呂でかなり贅沢に使ってるし、今後を心配にしているくらいです。節制のためにもっと高くしてもらってもいい…。
あと電気代、ガス代も安いですね。特に都市ガス。他の国をよく知らないんですけど、現時点で電気代高いとか言う人って大丈夫かな?と思います。
日本の公共料金は格安ですね。そのまま飲める水を湯水のように使える国はそんなにありませんね。安全と水がタダというのはスゴイですね。
シン
お笑い芸人のピースの綾部を思い出しました。
言語関係なく動きで笑いを取れる上、日本でも女性芸人としてはかなりの地位、流行りのポリコレ枠も使える渡辺直美さんと比べると、綾部さんは特に使えるものがなく、吉本のアメリカ調査員程度の立場以上になることはなさそうですね。
シン
でも日本で女性として生きていくよりは、アメリカで人として扱われないほうが余程マシなんですけどね
エンタメ化された性暴力、性的消費、男オタクによる女叩き、女性差別を助長する漫画やアニメ
これがないだけでも、アメリカは天国だと思いますけどね
煽りとかじゃなくガチで議論したいんですが。
先進国のポリコレって、人口再生産の点で、詰んでると思いますよ。
アメリカも移民が来なくなった時点で人口減少でしょう。
22世紀は本気で(女性、ポリコレに配慮してくれない)ムスリムの時代になると思いますし、彼らは多分日本の男オタクみたく優しくないと思いますよ。
ゼツユルさん(屋号)はどうお考えですか。
日本の男オタクよりもムスリムの男性の方がよっぽど女性の尊厳を尊重してくれますが?
男オタクの性的眼差しは本当に辛い、自○を考える女性だっているかもしれない
そこまで嫌なら、おばさんの格好をしてりゃいいじゃないですか。
ブスで小汚いおばさんの格好してりゃ誰もゼツユルさんに声かけてきませんよ。
確かに、低所得者でも安全に、まあまあ楽しく暮らせるのは日本くらいなものでしょうね。
アメリカは安全な地域というだけで、不動産価格は半端なく高額ですし、家賃も割高です。
コロナ前までは、それでも日本人学生や低賃金層の日本人はシェアハウスでなんとか生活できていたようですが、前政権のビザ申請厳格化、学生ビザのチェック厳格化、さらにコロナ渦で、それまでそれらの人たちが違法アルバイトしたり、合法であってもほとんどがサービス業勤務(日系の居酒屋やレストラン)で倒産や従業員カットにより、アメリカ滞在が難しくなり、ほとんどが日本へ帰国せざるを得なくなったようです。かつての日本人村であった地域も、日系企業の移転や閉鎖により、なんだかもの寂しい感じになっていて、ちょっと悲しい気もちになりました。
ただ自分個人としては違法滞在者やなんちゃって学生ビザ枠の在米日本人が減ったことは歓迎しております。特に若い彼等、彼女達にはさっさと海外では勝負できない等の見切りをつけて、帰国されたのは良い事だと思ってます。日本でやり直すのなら若ければ若い方がいいわけで。。。
一方で優秀な日本人や、アメリカで一財産築いた人達だけ残ったように思います。
最近、日本の凋落と物価安のためなのか、はたまた健康ブームやアジア飯ブーム(日本ももちろんアジア圏の一つの国ですから)のおかげなのか、米系スーパーやAmazon でも日本の食材や調味料が簡単に手に入るようになって、嬉しい限りです。
日系スーパーより割高ですが、うちは日本人村から遠く離れた、周りが白人しかいない片田舎なので、日系スーパーまで片道1時間半のドライブして買いだめするよりは、アマゾンや地元のスーパーで多少割高でも最近のガソリン代の高騰(今、カリフォルニアはガロン当たり4ドルです)、運転する時間を考えると断然お得なんですよね。 どうしても手に入らない生鮮食品は 例えば シソや大葉などは日系スーパーから苗を買ってきて自宅で栽培したりしてます。ネギ、大根、豆腐、お味噌、麺類(うどん、そば、ラーメン)、各種調味料や海苔は普通に米系ローカルスーパーに売っています。最近は牛肉の薄切りも売っているようになって嬉しい限り。どうしても手に入らないものは、うめぼしや漬物類、納豆などですが、これは何とか工夫すれば自宅で作れるものではあります。
家庭菜園をもっと楽しめるようになればいいなと思う次第です。
ちょっと横道にそれてしまいました 笑
これからアメリカ移住できる日本人はますます少なくなるでしょうし、シンさんもおっしゃる通り、本国で一定の成果をあげていないのに、アウェイ先で成功できるわけがありません。
アメリカでの成功とは一般人としては、マイホームを持つということでしょうが、日本と比べると不動産はかなり割高です。こういうのはZillow などオンラインでチェックすれば一目瞭然でしょうね。
もう一つ、最新の情報としては、日本がコロナ渦の影響なのもあるでしょうが、どうやらアメリカに限らず、海外で日本国以外の国籍を取った場合、本人に何の通知もなく、日本国籍強制はく奪のケースが増えているようです。自分はまだGCなので、この情報を仕入れてから、しばらくは米国籍取得するのは控えようと思った次第です。 海外在住の皆様、他人事だと思わず、一度チェックしてみることをお勧めします。
いつも貴重な情報ありがとうございます。
>本人に何の通知もなく、日本国籍強制はく奪のケースが増えているようです。
気になるので詳しく教えてもらえますか?
私の認識だと、相互協定でもなければ、日本国民の他国籍取得を日本政府が知る仕組みはない。発覚するのは公的な立場になり、単独国籍を証明する必要になった時、海外でのパスポート更新時での現地滞在許可の証明が求められた時、海外発行パスポートで間を開けて帰国したときに入国管理局員に証明が求められる時、在外邦人間での密告、などだと思っています。
内政干渉になるので無作為な照会などは現実的ではありませんし、現地での登録名が日本国籍とまったく違えば探し当てることすら難しいです。
何かしらのきっかけで二重国籍者だと疑われ、証拠を押さえない限り、日本政府は本人に通知せずに国籍剥奪するのは不可能だと思います。法律上、「錯誤」という考え方があるので、本人が認識しないままに二重国籍になっていた場合、まずは違法を認識させないと処罰できません。
法律自体がかなり曖昧なものになっていて、自らの意思で他国籍を取得したら国籍離脱と見做していますが、除籍になるわけでもありません。出生時に取得した他国籍は離脱努力が求められているだけで罰則はなく、剥奪もされません。この辺の曖昧なルールは早めに固めて欲しいと思います。
シン
シンさん、ご返信ありがとうございます。
私もシンさんの認識と同じでしたが、処罰対象ではないのですが、期限切れでなくとも、日本のパスポートを無効にすることは出来るみたいです。それも本人に何の通知もなくです。日本入国の際、初めてその事に気付いたという人が何人かいるようで、日本の大使館や領事館に問い合わせすると、貴方はxx国籍を取得されているので、日本国籍は無くなりました。と告げられたそうです。ですが、日本にある戸籍はそのままみたいですね。見つかったケースとしては、GC配偶者が日本一時帰国のため、日本領事館でパスポートの更新をしようとした時に、見つかるケース、コロナ渦で各種証明書発行やチェックの段階で見つかるケース(最近はこのケースが増えているようです)等があります。一方、日本国外出生によるいわゆる2世は2重国籍でも日本国籍剥奪対象にはならないようです。これにより不自由を強いられた海外在住日本人の方々が日本で裁判を起こしておられるようです。
詳細については、ここでは控えたいですが、詳細情報がFB在米日本人コミュニティやYouTube に上がっています。個人情報を含むSensitive な内容になりますし、こちらの記事内容にはそぐわない内容となりますので、メールいただければ詳細情報をお送りさせていただきます。
貴重な情報をありがとうございます。
今まで日本政府は日本人が自らの意思で他国籍を取得したことに気づいていても黙認状態だったのが、積極的に処罰に向けて動いてきたということですね。最高裁で二重国籍は認められなかったり、多重国籍によるパスポート管理不足からくるゴーン逃亡犯の脱獄で赤っ恥をかいたことをうけての対応だったり、二重国籍をつかった課税逃れが多発していることに対する対処でしょうかね。
他国籍を取得してから日本のパスポートを更新するときに公文書偽造をしないと取得できないので、即無効にする法的根拠はあるでしょう。他国籍取得後に日本のパスポート更新するまでは知らなかった、で言い逃れは可能かと思います。それまでに本帰国していれば、もはや追跡は困難でしょうね。
現状、不都合だろうが、他国籍を取得したら日本国籍は抹消しておき、長く日本に戻りたい場合、親族に頼んで元日本人枠でビザを取る方が無難でしょうね。そうでないと、今後相続がある人は相続放棄手続きすら出来ず、家族に迷惑をかけることになります。ある程度の資産を持っている人は税務署だけでなく、様々なところからマークされていますし、やましい所を見つけられると、あれもこれもと課税されるだろうと思います。
今のところ、差し迫った事情はないのでこれ以上の詳細は必要ありません。お気遣いありがとうございます。
シン
>貴重な情報をありがとうございます。
いえいえ、とんでもないです。
> 親族に頼んで元日本人枠でビザを取る方が無難でしょうね
そういうビザ枠があるんですね。
情報ありがとうございます。
調べてみますね。
一部情報で、元日本人でも一度日本国籍を剥奪されると、外国人と同じ扱いになった?とのことでした。日本に帰化するのに何年もかかるようです。まずは、元日本人枠でビザを取って、日本に滞在して、帰化手続きをするって意味なんでしょうね。 この締め付け強化にはコロナ+東京オリンピックも関係あるのかもしれませんね。
一つ、納得いかないのは、外国人日本在住者で2重国籍(出生地、育ちが完全に外国人)で、後に日本に滞在、日本国政取得した人々は普通に2重国籍を持っていられるという点です。
今回の締め付けは、元日本人に対してだけなんですよ。
つまり、例えば中国生まれの中国育ちの中国人が日本に合法ビザで滞在中、日本国籍取得手続きして日本国籍を取得。その後、中国に帰っても、日本のパスポートは無効にはならないらしいんです。中国人に限らず、外国人にはそのような扱いなんですね。
この背景には、国 対 国の国家間国際問題に発展する懸念があるから、外国人には甘いってことらしいです。
一方で、元日本人には遡ること明治時代に作られた日本国憲法で、日本人は2重国籍を認めない云々の条項があるから、それを適用しているってことらしいです。 この条項は明治時代に作成されて、今に至るまで更新も改編もないらしいです。
おかしくないですか?
日本政府が本気で追跡するなら隠し通すのは無理なので、事実上の黙認状態から変化してきている現状を見ると、隠れ二重国籍は危険ですね。
他国籍取得をしてパスポートを更新する前に本帰国して、二度とその国に戻らないなら追いきれないと思いますが、たまに戻るなら見つかります。例えば、アメリカならestaを取っている形跡がない日本パスポート保持者を入管で留めて追求すればお終いです。estaがなければ、出国を認めない、と言い切られたら言い逃れ不可能です。アメリカパスポートを持ちながら日本パスポートでestaを取得すると、アメリカでトラブルになる可能性があります。アメリカは二重国籍を認めていますが、入国はアメリカパスポートでするように義務付けています。アメリカの入管の権限は大きいので、その場で入国拒否されて日本に即送り返されても文句は言えません。リスクが大きいですね。
>そういうビザ枠があるんですね。
日本人の配偶者と同じ枠になります。ただ、半年以上日本を離れると失効するので拠点を完全に日本に移さないと面倒です。
>一つ、納得いかないのは、外国人日本在住者で2重国籍(出生地、育ちが完全に外国人)で、後に日本に滞在、日本国政取得した人々は普通に2重国籍を持っていられるという点です。
私も何人か、日本のパスポートを持っていながら出身国のパスポートと維持しているケースを見たことがあります。恐らく取得した当時は国籍離脱証明をきちんと求めてなかったのでしょう。
私の記憶が正しければ、日本人の妻を持つアメリカ人が日本国籍を取得しながらアメリカ国籍を手放さず、その後離婚し、子供を取り返しに日本に戻り、誘拐扱いになった事件がありました。警察は日本人として扱うか、外国人として扱うか困り果て、入管は赤っ恥をかきました。
恐らく現在は国籍離脱証明の提示は必須になっているし、怪しいと思えば、証明を発行した国に問い合わせているでしょう。(シンガポールはそうしています)それでも、一時帰国して国籍復帰をされれば、追い切れないだろうと思います。ただ、帰国した母国でパスポート更新をすれば、現地での滞在許可を同じように求められるでしょう。同様に日本から母国に帰国する際のビザを問われるでしょうから、逆だけ安全というのもないのではないでしょうか?仮にそうなら大騒ぎになります。今はSNSなどで騒ぎ立てられますからね。
グレーゾーンなのは台湾、香港です。日本が国として認めてないので二重国籍にはならないし、両国ともに二重国籍を実質的に推奨しているので国籍離脱証明を簡単に発行し、国籍復帰をすぐに認めます。シンガポールも二重国籍を認めてませんが、シンガポール人香港パスポート保持者はいます。シンガポール国籍を取得して帰国してすぐに香港パスポートを取り戻してました。出生届があればあっという間に終わりだそうです。入国もシンガポールパスポート、香港パスポートどちらで入っても入管は気にしません。そんな人はザラにいるからです。こうなると、追跡は極めて困難になります。追跡してもそもそも国として認めてない、と言い切られたら言い返すことはできません。国として認めることは出来ないし、認めてないなら単なる地域の滞在許可ということになります。
>この条項は明治時代に作成されて、今に至るまで更新も改編もないらしいです。
https://www.seattle.us.emb-japan.go.jp/japanese/info/todokede_05.htm
1985年以前は日本でも二重国籍を認めており、今でも1985年以前の二重国籍取得者には放棄を求めていません。フジモリ元大統領のケースで日本政府は彼の日本国籍を正式に認めました。彼の親が1985年以前に出生届をペルーの日本大使館に提出しており、日本国籍を取得していると認定しました。つまり、日本が二重国籍を認めなくなったのは割と最近の話です。
韓国が条件付き二重国籍容認をしたので日本も時間の問題か?と思っていましたが、最高裁は時代の流れを逆にいく判断をしました。しばらくはこのまま二重国籍者追跡強化の流れでしょうし、二世取得者にも手が及ぶかもしれません。その場合、国代表有名人、大坂なおみさん、笹生優花さんなどの処理をどうするか、という問題がありますね。彼女たちが取ったタイトルも同時に失うことになり、社会問題になるでしょう。
長々と書きましたが、最終的には認めざるを得なくなると思いますので、暫く待つ方が無難だろうと思います。今は隠れて保持するリスクの方が高いです。
シン
シンさん、ご丁寧な説明やリンクをありがとうございます。
確かに、外国人配偶者との間に生まれたハーフが日本で活躍の場を広げてきたことで、たとえ条件付きでもいずれ2重国籍を認めざるを得なくなることを期待いたします。
私の友人で最近、米国籍を取得した人がいるので、後悔していると言ってました。もう2度とグリーンカードには戻れないと。。
今、おっしゃる通り、GC保持者のまま、米国籍は取得せず、暫く様子を見ていこうかと思います。
改めて御礼申し上げます。
こちらこそ良い意見交換をありがとうございます。
現段階では多大なリスクを冒してまで二重国籍を保持する価値はない、ということだと思います。日本は外圧でしか変わらないので、SNS経由で海外メディアに騒がれると法改正の動きになる可能性があると思います。
シン
もう昔の話になりますが、米国の大学院で核物理学の博士号を取得した上、永住権宝籤にも当選していた人が、結局、米国では何処にも就職出来ずに涙を呑んで永住帰国する羽目になったのが衝撃的でした。
正直言って、もし此の人が東欧出身者とかなら、雇用主から引く手数多だったに違いないと思いましたね。
実際、私が個人的に知っている米国永住者の殆どが、性別・職種に関わらず米国人との婚姻での永住権取得者ばかりで、唯一の例外が、大昔に寿司職人として渡米した人でした。
何やかんや言っても、矢張り人種の壁は厚くて、婚姻での永住権申請の場合でも内心では舌打ちされて渋々、永住権を出されている感が有ります。
だから、近年の海外(欧米)移住熱が如何にも危ういとしか思えません。