じゃあ、Q先生と糸井さん

さて、温利お勧め本の第二弾です。

前にもチラッと紹介したので知っている人もいるかもしれませんが、Q先生と糸井さんは友達で「ほぼ日」に寄稿していたんですよ。私のアイドルQ先生、ブロガー大先輩糸井さんの対談本なんていいじゃないですか?軽い読み物としてさらっと読んでもらうといいですが、かなり深いことを書いています。

お金

Q先生のお金についての率直な意見が書いてあって、お金は使いこなせないとダメだから、子供には使いきれないくらい大金を持たせて自分の頭でどういう風に配分するかを考えさせるべきだ、とかはごもっともだと思います。

また、お金の威力を知らせるために一流のホテルに泊まらせて、レストランで飯を食わせて、何が出来るのか、そして、どれだけの大金が必要なのだ、ということを身を持って経験させないと、お金に飲み込まれるのだ、ということでしょう。

あと、女の子は貧乏させるといじけるので、男の子よりも多くお金を与えて、不自由させないほうが活発になって素直な子に育つ、と言っています。男の子は貧乏も笑いになりますが、女の子は貧乏させると自分の性を売りかねない、とは書いていませんが、そういう要素もあると思います。

ほぼ日

インターネット時代の黎明期からその可能性を見抜いた糸井さんはその先駆者として「ほぼ日」を上場させるまでこぎつけました。ブログにありがちな広告でなりっているビジネスでなく、あくまで小売業なのが印象的です。

この会社は糸井さんの人脈で無料で記事を書いてもらったり、いい物を紹介して売っているんです。大半の売上を手帳で稼いでおり、グーグル依存型のビジネスではないし、プラットフォームビジネスでもありません。ビジネススタイルとしては古い分類なのではないかと思います。

Q先生はインターネットの威力は認識していますが、深くは理解しようとせず、寄稿もFAXで送っていたみたいです。おそらく、ほぼ日が上場するほどの規模になるとは想像していなかったでしょうし、友達だから書いていたのだと思います。事実、Q銘柄にIT関連はありませんでした。

人生

人生なんてゲームだよ、とQ先生は言っており、「四十にして惑わず。」は四十歳になれば惑わないようになるのではなく、惑うのが年齢のせいではないことがわかるだけだ、と仰っています。つまり、大人物である先生ですら、惑うんだから、仕方ないじゃないか、ということです。

そして、悩み苦しんで、もうダメだ、と思うんだけど、何かしらの方法でまっさかさまには落ちず足が引っかかる。その助かり方は思ってもみなかったものであり、不思議に思う、と述べられていますが、足掻いているから、足が引っかかるのであって、足掻かなかったダメだろうと思いますね。

人と同じことをして成功を収めようとするのは間違っているし、その成功の裏側には失敗が転がっていて、本当にしたいことで成功なんてそう簡単にはしないから、色々試してみて、何か一つでも成功すればいいじゃないか、と仰っています。

Q先生は元々台湾で革命家みたいなことをしていて、香港に亡命していたんですから、作家、実業家でなく、台湾の政治家になっていてもおかしくなかったわけです。(日本の政治家になろうとはしていますけど落選しました。)香港で足掻いているうちに闇取引に手を染めて、お金持ちになり、日本に渡って作家になって、大金持ちになっていくんですから、意図しないことがたくさんあるといいたいのでしょう。

まとめ

凡人の私には参考にならないこともたくさんありますが、Q先生は率直な方だったので、ざっくばらんと自分のことを語っていますから、よくある成功者の自分語りとは違って味があります。糸井さんは一時代を築いた広告マンですし、なるほどと思わせられるます。

小説だとか、込み入った本が嫌いな人はこの対談本でお金、人生、ITのことを考えてみるといいのではないだろうか、と思います。