じゃあ、日本人の苦手なこと

私は日本人の苦手なことが今後の世の中で大事になってくると思っており、苦手なことをきちんと把握し、意識的に改善することで、世界と戦っていくべきだと思っています。

個の力

日本人は「人間は一人で生まれ、一人で死んでいく。」という大前提を意識しておらず、組織に属すことでしか自分の居場所を見つけられない人が多いです。その反面、家族関係が希薄になりがちで、会社人間になっていくわけです。会社という組織を家族以上に大事にして、必要以上に忠誠心を持ち、サービス残業を平気でします。こういった勤勉さは高度成長期には良かったのかもしれませんが、今では勤勉という名の思考停止は罪悪だと思います。

最高のチームワークとは個々人が持てる力を最大限に発揮し、それが上手くかみ合ったときにチームとして最高のパフォーマンスが出せる、ということを日本人は最近まで理解できておらず、欧州サッカーに乗り込んだサッカー選手がようやく、この大原則を声高に言い出して、徐々に世の中に浸透しています。白人社会ではこれは常識であり、周りのために犠牲になって、自分の力が最大限に発揮できないなら、そんなのは何の意味もないです。

特に若い人がサラリーマンしか進路を考えていないし、不毛な学歴論争、企業偏差値だ、とか組織の格付けに熱中して、自分の個の力で何かを生み出してやろうとか、状況を打開してやろう、とかいう気持ちがないのは安定した日本に生まれて、ぬるま湯に慣れきってしまっているのだろうな、と思います。日本を離れれば、学歴がどうあれ、個の力が発揮できなければ、どんな大企業で速攻で切られる文化が多いですが、そんなことを想像もできないのでしょう。

アジャイル

日本のITが製造業のように世界をリードできないのは日本人はウォーターフォールを好み、アジャイルで仕事をすることが苦手であるため、競争が激しく、短期でどんどん変わっていく環境に合わせることが生き延びるすべであるIT業界では何もかもが遅すぎて、機会損失をし続けています。せっかく技術はあるのに、遅いのでお金をどぶに捨てているようなことは日本企業には本当にありがちです。

これを明確に示したケースが前に記事にした任天堂、Nianticの違いです。強力なIPを抱えながら、完璧にこだわるあまりに上流から下流へと何度も何度も繰り返して流れて、納期遅れを繰り返す任天堂、些細なバグ、システムの不備は無視して、コンセプトを形にすることを最優先にして、突き進むNiantic、どちらが大きな成長をするかは目に見えています。(もちろん、比較するのがおかしいくらい規模が違いますけどね。)

任天堂がようやくスマートフォンゲームに進出を決め、「マリオラン」というゲームを年末に投入しますが、こんなの何の先進性もなく、何年か前に流行ったパクリゲームの「Flappy Bird」がマリオになっただけで、ポケモンGOのような凄まじいインパクトがあるゲームではありません。あくまで、マリオだからそれなりに売れるでしょう?、というレベルです。そして、しれっと、ファイアーエムブレム、どうぶつの森を配信延期にしたのが任天堂らしいです。どれだけ時間があれば、足りるんでしょうか? これでNXまで延期したら、もう苦笑いです。

他人の出資

アメリカ人って、どんなにバカバカしいことで、挑戦する若者を応援する文化があるので、起業する人が多いのでしょう。ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家が支援する流れがかなりシステム化されていて、うやむやに出資することはないです。日本ではパトロン、みたいなオッサンが趣味で若い人の面倒を見ている、というような情緒的な形が多く、システム化されていないため、銀行に融資を受けに行くのでしょう。

華僑はアメリカ人ほどシステム化されていませんが、同郷会のような形で成功した顔役が若い人に出資することは珍しくなく、シンガポールでもオーナーが出資する代わりに80%くらいの株を握り、実際に運営する若者が20%握って、出資者、経営者が分かれた形で運営する小規模企業はそこら中にあります。初期段階から事業計画を持って、銀行に融資のお願いをしに行くなんて話は聞いたことないです。

日本では他人から出資を受けるのが難しく、親から出資してもらうとか、銀行融資から始めるなどしかなく、銀行融資を受けると、時間がかかるうえ、手足を縛られるので、ITで起業するのには向いているとは思えません。もっと、起業コンテストみたいなイベントが増えたり、若い起業志望者、エンジェル投資家希望者の繋がりを作らないと、Google, Facebookのような会社が日本から生まれることはないだろうな、と思います。

まとめ

産業革命では工業化の促進で、質の高い製品を大量生産し、市場供給することで富を生み出すことができたいのですけど、すでに産業革命は終わり、IT革命が始まり、圧倒的にモノがあふれる時代になり、工業化、効率化、をいくら進めても、先進性がなければ、お金にならない時代になりました。世の中になかったサービスを市場に供給しないと、お金にならないのです。

そんな時代に日本人が持っている盲目的な組織への忠誠、信頼が生み出す異質なもの、人に対する敵意ってマイナスにしかならず、新しいものを生み出したければ、異質なものを受け入れ、議論し、良ければ、昇華させていく必要があります。日本人にはそれをするだけの合理性はなく、つまらない序列にこだわり、組織にしがみついて、どんどん落ちぶれていくんだろうな、と思います。黒船が来て、国が乗っ取られそうになり、大混乱するまで、日本人は盲目に組織を信じるんでしょう。

 

0

投稿者: シン

思いついたことを記事にして、コメントをもらって、議論するのが楽しくてブログをやっています。

“じゃあ、日本人の苦手なこと” への 23 件のフィードバック

  1. IT革命において日本は世界をリードできていないのはその通りだと思いますが、アメリカ以外のほとんどの国、特に欧州は日本以上にIT革命に乗り遅れているように思います。ドイツ発、フランス発のIT企業など聞いたことがありませんから。
    独自のITサービスを産み出しているのはアメリカを除けば日本、中国、韓国くらいではないでしょうか。その3国のIT企業はそれぞれの国内に留まっているものがほとんどではあるとしても。
    そしてアメリカのIT企業が飛びぬけてイノベーティブなのは否定しませんが、アメリカの持つ政治力、資金力、影響力が後押ししていることも大きいでしょう。日本人・日本企業がどれだけイノベーティブだったとしても、この状況ではアメリカの企業には勝てません。

    ポケモンGOを産み出したNianticは確かにすごいと思いますが、任天堂と比較するよりはガンホーと比較すべきでしょう。パズドラも負けないくらいヒットを飛ばしたゲームだと思いますので。

    あと、日本が異質なものを受け入れないことはないと思います。東京ほど世界中の料理、製品、サービスが提供されているところはないのではないでしょうか。輸入関税も一部の農産物以外は非常に低いですし。
    ITサービスにしても、SNSはmixiがfacebookに完敗したと思ったら次はLINEが浮上しましたし、Amazonの対抗勢力としてヨドバシ.comが台頭してきたりと、日本企業も結構熱いと思いますよ。

    0

    1. でらさん、

      ドイツにはSAP、イギリスにはSpotify、ソフトバンクに買われたARMとありますし、面白い中堅、中小もあるし、彼らは国内市場だけをターゲットにしていません。

      Nianticとガンホーを比べたら、惨めじゃないですか? 最先端のゲームで殴り込みをかけた会社、情弱を中毒にしてむしり取る反社会的企業を比べますか? だから、任天堂を引き合いにしたんですよ。日本はガンホーじゃないけど、国外じゃ通用しない、視野にない、どころか、即潰されるようなモラルのないビジネスが本当に多いです。本当にガラパゴスです。廃課金ベースのビジネス設定なんてしたら、ほとんどの国で即法規制を受けますよ。

      中国は国内市場が大きすぎるため、海外まで手が回らない、というものありますが、韓国なんかは最初から海外狙いですし、それが内需無視で問題になっているくらいです。

      ちなみにLINEは韓国企業ですし、東アジア、東南アジア(中国を除く)でしか通用してないし、通用する見込みもありません。世界的にはWhatapp一強ですよ。

      海外料理を魔改造で日本料理にするのが日本人で、受け入れているわけではないでしょう? シェフも日本人ですし、相手も日本人です。

      日本は市場が縮小するのに意識はまだ中国と同じで、国内さえ相手にしてりゃ、それで商売になると思っている阿呆です。復活したいなら、これを変えなきゃダメです。

      シン

      0

      1. シンさんのことを叩く気はありませんが、面白いので反論していきますね。

        ドイツのSAPはIT企業ではなく、ソフトウェア企業です。イギリスは多少あるにしても、フランスには皆無ではないでしょうか。そしてIT企業に限らなければ京都には任天堂に加え、日本電産、オムロン、名古屋にはブラザー、大阪にはキーエンスなど、世界を相手にしている日本企業はいくらでもあります。

        あと、ポケモンGOを持ち上げてパズドラを貶めていますが、いったいどこが違うのでしょうか?両方とも課金によって儲けているゲームですし、本質的に違いはありません。ゲームの優劣はどれだけ人気が出たかでしか決まりませんので。海外では即潰されると断言されていますが、パズドラは既に北米版が出ています。

        料理を魔改造ですか?日本にあるマクドナルドやスターバックスはアメリカのものと大して変わらないと思いますけど。そして飲食店が料理を日本人の嗜好に合わせるのは普通のことです。日本企業が海外に進出する際は現地の消費者のニーズに合わせるのと同じことをしていて叩くのは意味が解りません。
        あと、シェフが日本人と言われますが、日本にある中華料理店、インド料理店、タイ料理店、ベトナム料理店あたりはシェフの多くが中国人、インド人、タイ人、ベトナム人がやっていますので。

        シンさんは以前と主張が変わりましたね。一体どうされたのですか?記事の質も落ちたように思いますし。以前のようなキレのある記事やコメントが復活するのを期待しています。

        0

        1. でらさん、

          どうしても日本を擁護したいみたいですが、悪いところはみとめたほうがいいですよ。そうでないと、改善点がみつかりません。最近、日本では気持ち悪い日本賛美番組がテレビでやっているそうですが、そういう自画自賛って、本当にプラスになりますか?

          SAPはIT企業でしょう?私がITというのは情報によってメシを食うことです。information technology の略ですからね。 SAPはソフトウェア、つまりはサービスでメシを食う、という形で、従来型のハードでメシを食うわけではないです。ARMもサービスでメシを食い、製造してません。これもITでしょう?

          でらさんがあげているの従来型のハードの会社であり、ハードはどんどんコモデティー化して、付加価値がつかなくなってます。ファブレスはどんどん進むし、OEMはどんどん大きくなります。そうすると、今まで特殊品だったものが、汎用品にどんどん変わり、値崩れします。

          パズドラが北米でヒットしましたか? あんな廃課金全体のゲームが日本以外で売れるわけないです。売れたら、法規制がされますよ。課金が悪いというのでなく、薄く広くとる形でないと、ビジネスとして長続きしません。だから、日本のソシャゲは焼畑農業なんですよ。ここから脱却しなきゃ、世界的ヒットが日本から出ません。

          ラーメンにしろ、カレーにしろ、もう日本料理でしょう? 車の量産はフォードが考えたらシステムですが、トヨタは日本流に変え、フォードを超えました。それはそれでいいんですが、受け入れているわけではないです。

          わたしの主張はずっと同じで、ソシャゲは大嫌いですし、日本の閉鎖性は成長を阻害していると思っています。日本には素晴らしい文化、技術があるのに台無しにしていると思っています。

          私は誰かに媚びて、思ってもないことを書かない。自分が思うままに書くし、読者さんは来たければ来ればいい、来たくなければ来なければいい、そういうブログだというのもずっと同じです。今回は内容と関係ないことで、炎上させない、をテーマに加えました。でらさんは内容についてコメントされているので、意見の違いがあるなら、思う存分議論すればいいんですよ。

          シン

          0

        2. でらさん、

          せっかくなので、でらさんがあげられた会社についてコメントします。

          まずはキーエンスについてコメントをします。この会社は最初からファブレスで、利益率がずば抜けて高いです。ただし、日本企業が日本製しか買わない、日本的な営業スタイルを好むため、成立しており、主力のセンサーがずば抜けていいわけでもないです。今後、FAが外資のEMSに占拠されても、成長を続けられるかはわかりませんが、ソフトウェアの会社を買収したり、きちんと手を打っているので、状況に合わせて変化していけるのかもしれません。創業者が高齢なので、サラリーマン社長、二代目がどう舵取りするかが見ものです。

          任天堂はかなり書いているので今更ですが、IPという宝を有効活用できるか、宝の持ち腐れにしてしまうか、の正念場がこの何年かになると思います。

          製造をする会社に続くと、日本電産も天才的な高齢オーナー依存しているので、その後が見もので、ブラザーはプリンターがコモデティーのする中でFAに参入しているようですが、ここで強みを出せるか?、がポイントです。ロームはすでに停滞しつつありますが、カスタマイズできる強みを活かして生き残れる?、ですね。

          いずれもいい会社ですが、もの余りの時代に生き残れる強みを出せるかがポイントで、日本企業主体に商売するのでなく、世界標準を狙ってビジネス構築しないと、濁流に飲み込まれるだろう、と思います。ニッチだけに専念するには規模が大きすぎます。

          シン

          0

  2. 日本人の個の力自体は世界でも最強クラスであるように思います。アスペ傾向だからかもしれませんが、損得抜きで、謎のモチベーションでやり抜くため、個人レベルでの能力は極めて高くなります。
    ノーベル賞はじめ、著名な学術賞を取る人が多いのもその辺から来てるのでしょう。個人の力が大きいですからね。
    ただ、集団になるとまったくダメですね。現代では大概の物事は集団でやるので、仮に個人の力が高くても、集団でうまく発揮できず、その集団がダメなら、それは個の力がないからということになってしまいます。
    実際学術賞なども日本の大学ではなく、海外の大学で研究した結果ということになると、素直に喜べないですね。
    日本ではそういう個の力を発揮できてない、あるいは発揮させられなかったということですから。
    日本が戦争に弱いのも、集団でうまく力を発揮できないからではないかと思います。
    「中国人は1人なら龍だが、3人だと豚になる、日本人は1人なら豚だが、3人だと龍になる」、と中国で言うらしいですが、
    「日本人は1人なら龍だが、3人だと豚になる」の間違いではないかと思います。
    ちなみに、中国人は1人でも3人でも豚ですね。

    0

    1. 774 への返信
      774さん、

      ノーベル賞は過去の実績をベースに受賞者を決めるので、今の受賞者はバブルの頃にやったことの結果です。今の研究者は本当に個が弱く、シンガポールの国際プロジェクトでも、ほとんど日本人がいません。かなりいい条件でそんなに受け入れハードルも高くないのに、日本人は日本で低予算のプロジェクトで汲々していることがほとんどです。アメリカ行っても、単なる箔付けに行ってるから、何の成果もなくすぐに帰ってしまいます。中国人は条件がよければ、そこでテニュア狙うし、国籍変えることも抵抗がないです。シンガポール人なり、アメリカ人に平気でなり、そこに定住します。時間の問題で、中国人ノーベル賞受賞者は日本人を超えるでしょう。人口が多いだけあって、優秀な人間の絶対数が多いです。

      日本人は個々人の能力は低いとは思わないけど、環境、雰囲気が悪すぎ、閉鎖的で、排他的になって、潰れるのでしょう。

      中国人は集団になるとダメですが、個が強いですよ。リストラ食らっても、起業が失敗しても逃げるだけです。恥知らずと言われても、生きること、再起を図ることを選ぶんです。逆に中国人は集団になると、仕事を他人に押し付けて、自分が旨味を吸うことしか考えなくなり、手がつけられなくなります。だから、トップダウンでしか経営できません。

      日本人は戦争がつよく、日清、日露と勝ちましたし、絶望的な戦力差でアメリカと戦い、ある地点までは戦えたんだから、組織としての感情で突き進む強さは類を見ません。中国人は死の行軍をする前に脱走しますよ。その前に劣勢が見えたら、投降します。

      シン

      0

  3. リストラで自ら命を絶つ本人が多いのは、アイデンティティを喪失する事に加えてその年齢からやり直す事が日本では非常に
    困難で有る事、すなわち低賃金労働しか残されていないので生きて行けないと思ってしまう事にあるのではないかと思います。この状況で中国人なら、或は日本で育ってきた中国人だったらどのように立ち廻るでしょうか?シンさんの見解をお聞きしたいです。

    0

    1. sorolさん、

      まず、中国人は組織の中の自分、というものにアイデンティティなんて持たないので、組織にリストラ食らっても、金銭的に苦しくなることに辛さは感じても、それ以上の苦しみは感じません。中高年になっての再就職が難しいのはどこの国も一緒なので、家族、家族ぐるみの付き合いをする友人で、自営している人の手伝いをしながら再起を図ります。それもなければ、口利き商売なんかの資本のいらない自営業でもはじめます。

      日本生まれ、日本育ちの中国人は人によるんだと思いますが、所謂、華僑は組織にしがみつくことを最も嫌う人たちで、国を飛び出してきたので、家庭教育も個人ベースでどれだけお金を生み出されるか、を教え込む傾向があり、リストラ食らって、自ら天国へ行く人はいないでしょう。私の知ってる日本育ちの中国人は個人主義でタフですよ。モラルに欠けるところはありますけどね。

      シン

      0

      1. シン様
        最近のシン様の話題は凡人の生きる道とかけ離れており、起業や副業で食える人間は既に凡人でないです。(笑)
        日本人論ですが、武士は主君(会社)に従い、命をささげる、そういう文化なので白人のクズが作った近代に合わないのは仕方ありません。
        グローバルという言葉は福沢諭吉も石橋湛山も使っておりますが、出来ないものは出来ません。
        世界中から優秀な人材を集め、自由に稼げて生活できるアメリカ文明に勝てるわけなく、世界一外国人と個人主義を嫌う我が国にそんなマネもできません。
        前、白人だけ移民を入れればいいと書いたのは、民族意識も無くなった現代日本人に対する蔑みです。
        20年以上前になりますが、猛暑で米不足になった時、タイ米を入れる入れないで大騒ぎになりましたでしょ。もうあんな事無いですね。
        悪い部分は幾らでも挙げれますが、褒める部分も幾らでも挙げられます。
        すみません、自分でも何が言いたいか判らなくなりましたが、元民族主義の心境としてどうにでもなれという気持ちの方が強いです。(笑)

        0

        1. P団塊ジュニアさん、

          グローバル化に耐えられないなら、衰退するしかないので、うまく衰退していく方法を模索するのも手なのかもしれませんね。

          シン

          0

  4. シンさん、こんにちは。新生ぬるりの記事内容、更新頻度ともに大喜びで、いつも楽しく拝見しております。さて、シンさんの主張が以前と少し変わって来た、と私も感じていたのですが、それはいい意味で、現実の変化に即したものであって、自分の周りを振り返ってみても、ここ数年の経済、技術、働き方等の変化が早すぎて、驚く事ばかりです。個別の日本企業については知識不足でコメントできないのですが、(建前としての)終身雇用の前提と、年功序列というのが、海外展開の際には互換性が悪すぎるだろうな、というのは強く感じます。ずっとドメでやって行く分にはいいのでしょうが、そんな業界は少ないでしょう。在外の、特に優秀な人材になればなるほど、海外の日本企業で働くモチベーションを保てない筈なので、人が定着しない、と嘆く前に改善点もあろうかと思います。組織にアイデンティティを求めない華人の考え方、働き方はその意味で好対照ですね。在住外国人に順繰りに日本を持ち上げさせる番組などは、どういう意図があってやってるのかと、いつも首を傾げてしまいますよ。ぬるりブログはコメント欄も含めて大変勉強になるので、願わくばこのままの流れで、学歴厨やもう一つの話題などで荒れずに、続けて頂ければと思っております。

    0

    1. 筑波山さん、

      世間、私自身も休止期間中にかなり変化したので、私の主張も意識しないうちに変わったのでしょう。それを面白いと思うなら来て貰えばいいし、つまらないと思うなら来なければいいです。そういうユルイブログであることはずっと同じです。

      新生ぬるりで言ってきているのは日本は人口オーナス、工業化の終わりになり、海外進出、産業の転換に迫られており、日本の強みを生かしつつ、弱みを改善する必要があります。改善は認識して、意識的に変える必要があります。国がどうとかは大き過ぎますが、少なくとも私は個人的に変わりたいと思いますね。

      運営に支障が出る話題は避け、議論の深まる話題をしていきたいです。内容に関する炎上なら厭わないですが、どうでもいいことに感情的なコメントが延々と繰り返されるのは嫌です。

      本題に戻って、懐古主義的な考えを持って、無意味な日本賞賛させたり、時代の流れを否定して、時代遅れになった考えを守ろうと必死になっても、メリットはないので、現実に即した対処をするべきだ、ということですよ。

      シン

      0

  5. 日本人は、小学校の頃から周りの空気を読むよう教育されつづけているせいで、個性というか個人の能力が抑圧されている気がします。

    そういった、学校教育とこれからの日本について、シンさんはどうお考えですか

    0

    1. yshrさん、

      良し悪し、だと思います。規律、反復練習は教育の基本だけど、あまり固執すると、自立心を奪います。そのうち記事にします。

      シン

      0

  6. こんにちは、私もシンさんのブログのファンで、このブログの再開を密かに喜んでいるものです。
    さて、今回の内容「個」なのですが、もちろん、私自身にも問題は山積していますが、日本人に必要な生きる心構えというか、これは参考になるのではと思う内容があるので、迷惑かもしれませんが、ここに記してみたいと思います。精神医学の理論でアーヴィン.ヤーロムの唱えた実存主義existentialismの考えが現代の日本人に必要ではないかと思っています。冒頭よりシンさんが指摘されているようなことです。1:人は死を避けられないこと 2:人は皆自由だがそこには責任が伴うこと 3:人は皆独りであること 4:万物には意味がないこと (外、目に見えるものに意味はなく、内に直面し行動することにより人は意味を見つけるそうです。)人は存在が先なので、目的は後天的に見つけていく必要がある。というものの考え方なのですが、(ものは目的があって創られますが、人は逆です。)私はこの考えに近しいものを持っていますが、外から学ぶことの多い私には4をなかなか受け入れられずに過ごしています。私自身がサイエンスの者なのでそう感じるのかもしれないです。グローバリズムなどによる現状の不安はありますが、これをブレずに持つことが心強く生きていけるヒントではと思っています。なかなか難しいのですがね。 ブログの更新楽しみにしています。

    0

    1. まいまいさん、

      私は4もしっくりきます。外的情報も内的に求めてないと、入らない、素通りするので、内的に存在することが先です。

      前のブログでもそうでしたが、私がいろんな情報を発信しても、受け入れたくない、と内的に決まっている人は全く響かなかったし、むしろ、受け入れたくなくて、否定もできず、消化できず、感情的になって暴れた人がたくさんいました。彼らの中で決まっていることはどんなに情報与えたり、根拠を示したり、議論を深めても無駄だ、ということを思い知りました。

      このブログも私の内面の行動を外面に移して、形にしたものでしかなく、読者さんからのフィードバックも、私の内面で必要としている情報しか入らないのかもしれません。

      シン

      0

      1. シンさん、

        コメントありがとうございます。そうですね、そう言われれば納得です。人は変えられない、自分は変えられるとはこのことなのでしょう。

        日本は人口減少が叫ばれていますが、単純作業は移民ではなくロボットがするとして、では日本に来て欲しい優秀な外国人とはどんな人たちでしょうか?

        友人のアメリカ人が、散々日本語検定一級なんて合格できない。と言葉の壁を主張していたんですね。日本は人は優しく、安全、便利で、自然は綺麗で、食べ物も美味しく、文化もあって、こんなにいい国なのに閉鎖的だと文句言ってました。閉鎖的じゃ人口は増えないと。
        でも私はこの閉鎖的な部分があるから日本らしさを残せているんですけどね〜とも思っていました。
        英語は受け入れていいんですけど、公用語はあくまで日本語がいいです。
        それももしかしたらまだホームがあるという「甘え」なのかなと思うこともありますが、
        それだけでも日本はまだ恵まれているなと思うこともあります。

        0

        1. まいまいさん、

          他人を変えようなんておこがましいってことなんでしょう。結論が決まっている人に何を言っても無駄です。

          日本は人口減を避けられないし、来て欲しい移民は来ません。英語通用度の問題もありますが、優秀な移民はアメリカに向かうからです。移民の受け入れ基準を引き下げても、欧州のようになるだけです。

          人口減に向けて、英語通用度は徐々に上がってくるでじょう。一定の経済力、人口が満たさなくなると、ローカル言語で高等教育出来なくなるので、自然と教育、ビジネスは英語でやるようになるでしょう。すでに北欧、オランダなんかはそうだし、英語準公用語国も増える傾向にあります。そうなると、ますます英語ネイティブが力を持ちます。すでに二流、三流の白人英語ネイティブが見合わない報酬を受け取ってますからね。アメリカ人が日本に来るなら、本国にいるより圧倒的に旨味がなきゃ、来るわけないですよ。日本人と同じ待遇なら、オープンで、英語が通じても来ません。シンガポールがそれを示しています。

          シン

          0

  7. シンさん、こんばんわ。ケディです。
    私は「個の力」を最大限に発揮するためには、自分の意見を発することができる「環境」が必要だと考えます。
    例えば、職場で自分の意見を発言できる風土、雰囲気などです。
    よく、日本人は個性がないなどと言われますが、個性がないというよりかは、自分の意見を発する環境がないだけでは?と思います。

    「自分の意見を発する環境がない」=「上からの命令に従え、周りと合わせろ、空気を読め」

    と言うように、上の命令に従い、周りと合わせ、空気を読まないと、日本では村八分にされてしまい、生きていけないからだと考えます。
    組織、集団をまとめるには、協調性が必要なのは、日本だけでなく、海外でも同じだと思いますが、自分の意見を発する事すら許されない環境はなかなか辛いですよね。

    0

    1. ケディさん、

      日本は同調圧力が強く、平等意識が強い国です。それが今までいい方向に作用してきたんのですが、逆に作用し始めています。物があまり、品質の平均が向上してくると、先進性が求められる時代になると、下っ端は意見言うことすら許されない、という環境は新しいアイディアを潰します。ここが変わらないと、日本から先進的な会社は登場しないでしょうね。

      シン

      0

  8. あぁ。薄々感じてはいましたが、ITがこれからの技術のベースになるとしたら、そこで世界競争に負けてしまったことは、危機的状況以外の何物でもないですね。
    確かにあの、まだ不完全な状態でYes, we can!と言って自信満々で売りつけてくる方達を見ていると、日本人はスピードと決断力、度胸で負けてしまい2番手以降にならざるを得ないです。
    しかしほとんどの母親はそれに気づいておらず、まだ昔のままの学歴、企業制度を信仰して、昔の成功像にしがみついた教育をしようとしまっています。
    これからの子どもたちに必要な教育とは何なのか、このブログから少しヒントを頂いてます。

    1+

    1. どんな教育が正解かはわかりませんが、他人に依存するような考え方、言いたいことを適切に言えない弱さは食い物にされるでしょうね。

      シン

      2+

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です