じゃあ、デジタル決済戦争

どこもデジタル決済戦争ですね。Fintechの鍵は決済だろうと思います。

QRコード

中国のアリババ、テンセントが始めたサービスです。ある種、中国政府がアメリカ資本のVISA、MasterCardへの対抗として進めな国策事業だと言えるでしょう。自国の決済プラットフォームをアメリカに渡したくなかったので自前のプラットフォームを作ったわけです。

日本においては、ソフトバンクグループが中心になってQRコード決済を進めています。アリババの筆頭株主ですし、最もノウハウを持った会社であり、資金力もあるので、徐々に普及していますが、ばらまきが終わった後、支配的な存在になっているか?は疑問です。

決済時にアプリを開くのが面倒だし、セキュリティー面でもまだまだ安心とは言えません。中国では他に選択肢がなかったから普及したのであって、他の選択肢よりも明らかに優れているとは言えないでしょう。導入コストが安い、ということすら簡易決済ツールが登場して揺らいでいます。

少なくともアメリカで普及する可能性はないので世界最大の市場を取り込めませんし、文化的にアメリカに近い欧州市場を取り込める可能性もほとんどないでしょう。となると、米中の中間市場であるインドにおいてPaytmが勝てるのか?が大きなポイントになるでしょう。

タッチ

日本ではSuica、アメリカではApple Pay、シンガポールではNETSというとこでしょう?カード型、スマフォ型のに種類があります。決済が早く、簡単なことが最大の利点です。決済機器コストが高いのがデメリットでしたが、それも解決済みです。

この決済はクレジットカードに依存しており、決済方法であり、決済プラットフォームを持っていません。そこがQRカード決済と比べると壮大さに欠け、新しいクレジットカード発行会社だと言っても良いのかもしれません。

アメリカではクレジットカードがあまりにも世の中に浸透している為、Apple Payすら普及しているとは言い難く、スクウェア、改めてブロックの簡易決済機器が普及しているに過ぎません。カードを切る、という行為から離れられないのでしょう。

結局、アプリを開かないと決済以外のサービスを展開できません。個人間の支払い、貸金、投資、保険まで広げようとすると、ステップが増えるので、単にタッチだけで自分が考えるサービスまでは出来ません。

アプリ

Nubankのようなネオバンクもクレジットカード発行会社の側面が大きく、事実、売上の半分以上をクレジットカード決済で稼いでいます。銀行口座を作り、少額資金移動をしているだけではほとんど収益は見込めません。

アメリカでは法人、個人向けの金融アプリが台頭して来ていますが、これもクレジットカード決済を収入源としたものがほとんどであり、細々としたサービスでは大して利益が取れません。サブスクは一定レベルまで達すると増えませんしね。

紙媒体のプロセスをスマホアプリによって簡略化する、個人情報をとることで予算を確保、今まで金融サービスにアクセスできなかった層にサービス提供をする、ということですが、これらのサービスでは収益は確保できません。

まとめ

もはや古典的と言えるほど、永らく市場を支配するVISA、MasterCardの二強ですが、彼らの優位性は当分揺らぐことはないのだろうと思います。決済プラットフォームを支配しているので、自分で決済方法を編み出さなくとも、店子をうまく利用するだけで時代に乗っていけます。

QRコード決済はクレジットカード決済からユーザーを引っ剥がし、銀行口座から直接入金させようと必死になっていますが、タッチ、金融アプリはVISA、MasterCardの店子の立場から離れることはありません。

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