スーパーホワイト企業で名高い未来工業について記事にします。
常考
2chでは常考は「常識で考えて」の略らしいですけど、この会社の標語は「常に考えろ!」のようです。だから、何かしらのアイディアがないか?、と社員は常に考えていて、どんなにつまんないことでも考えをまとめて報告すれば、漏れなく500円もらえるそうです。毎日してれば、昼飯がタダで食べれます。
そう言う考え方から、この会社では独占的特許が生まれたので、製品を安売りしなくていいし、無理に顧客に付き合って、消耗することがありません。そうなれば、利益率は高いし、社員はやることさえやってりゃ、すぐに帰れるし、元々年間休日が多いうえ、有給もフル消化できるわけです。
この会社は給料が突出して高いわけではないですが、岐阜でも田舎に位置する会社なので、それで十分なのだと思います。(45歳、年収約650万円) ある一定の賃金を越えると、人はお金以上に楽しさを求めます。
ほとんどの人が楽しく仕事をしているので、この会社の離職率は極めて低く、家庭の事情で辞めなければならない人以外は辞めないし、社員の縁者だけで、採用できるので、採用コストはほとんどいらないそうです。求人サイトでら募集しているを見たことありません。
これって長い目で考えると、凄く効率が良くて、採用コスト、教育コストってすごく高くつくので、入った人間がほとんど辞めず、自分の身内で自信をもって紹介できる人間を入社させていけば、話にならない人間も入ってこないので、物凄く大きなコストが削減できます。常識で考えて、これは当たり前なんですが、それがなかなかできることではないものです。
無駄
この会社は無駄が大嫌いなので、意味のない残業はありませんし、会議もごく短いそうです。ホウレンソウは出来て当たり前、部下が相談しにくい雰囲気を作る上司は降格だ!っということらしいです。ごもっともなんですけど、これを徹底できる会社は多くありません。
だから、必要のない電気はつけませんし、清掃も社員がします。社有車も軽自動車で、利便性しか考えていません。顧客都合での緊急納入は業者に鍵を渡しておいて、勝手に取っていってもらう、という徹底ぶりです。緊急対応する為に誰かがいるのが無駄ってことらしいです。
意外なんですが、高収益メーカーにも関わらず、オートメーション化はあまりされておらず、職人芸、工夫で対応するそうです。ホワイトなので、ほとんど人が辞めないため、ノウハウが蓄積されるし、社員の仲が良いので、ノウハウの共有も良くするのでしょう。自分たちの工夫でできることを高い設備を買ってするのは無駄ということなんでしょう。
自由
創業者は人と同じことをするな!を徹底していたそうです。人がやらないことをやって、みんなで頑張る、という考えだったそうで、夏は甚平、冬は作務衣で仕事していて、二代目はアロハシャツで仕事していて、従業員も安全さえ問題ないなら、なに着て仕事してもいいそうです。だから、工場勤務者はお揃いの帽子以外は好きな服装で仕事をしています。
自由の代償はその自由が認められるだけの結果がいるし、怒鳴り散らして、洗脳して、社畜にするのでなく、常に問題意識を持たせる方向で指導して、ボトムアップを求めている、いうことのようです。それが上に記した「常に考えろ!」ということで、真剣に考えて、それで利益が上がると思うなら、やればいいし、それを認める社風だそうです。
創業者も相当変わっていたようで、料亭に行っても、靴を脱ぎっぱなしで、絶対に自分でそろえなかったそうですが、それは俺の仕事ではない、俺の仕事は別にある、とかいう強烈な個性の塊で、人と同じことをするのが大嫌いで、部下が他社の猿真似をするのをすごく嫌がったそうです。俺は俺しかできないことを追求するし、お前らもそうしろや!っということらしいです。
本来、自由とはそう言うもので、アメリカが自由の国だと言うのは成果さえ出せるなら、ゴチャゴチャ言わずにやれよ!、お金がいるなら、いくらいるのか、どんな計画があるかを示して、ネゴって、取ってこい!、という国だから、新しいものが生まれるし、自己責任だから、遊び狂っていると、社会は助けず、ホームレスになるのでしょう。
まとめ
日本中の会社がこういう会社ばかりになったら、ニートは減るんだと思います。多くの人にとって、仕事そのものはそんなにつまらないものではないですが、上から押さえつけられたり、同調圧力をかけらる、サービス残業が強いられる、有給が消化できない、といった法律違反の犯罪行為がまかり通っているので、仕事が嫌いなんだと思います。
根性論、精神論で乗り切れる時代ではなく、そういう滅私奉公で格安のサービスを市場に投入しても、発展途上国の物価差には敵わないのです。だったら、人と違うことをして、常に新しいことを追い求め、社員一丸となって、世界と戦う会社になるしかありません。個人プレーで日本人は白人には敵わないと思いますが、団結力では十分に戦えると思います。
誰もが知る有名企業に勤めていて高給取りでも、好きでもない仕事を、プライベートや家庭を犠牲にして歯車として働くのが、勝ち組だとは思えません。
1番は、好きな仕事をやる事で、やりたい事がなかったり、あってもそれで食えなさそうな人が、ホワイトを目指すべきだと思います。
自分は、特にやりたい事もないので、ホワイトに就職しようと考えています。
しかし、未来工業は名証2部で資本金70億円、従業員1000人超と大企業に分類されますが、それでも採用は若干名しかせず、それも親族のコネが多い。
だから、ホワイトに入るのはメガバンクにいくより難しいでしょう。
またメーカーは、給料が安いとは言われていますが、田舎で住宅手当や社宅があるから、都内の年収一千万=田舎の年収600万くらいだと思いますが、あっているでしょうか?
まあ、田舎はカネ貯まってもあまり使う場所がなさそうですが(笑)
生活コストについても記事にしますよ。
特にやりたいこともない、図抜けた何かがない、平凡に人生を楽しみたい人はホワイトを目指すと良いだろうと思います。サラリーマンに多くを求めても無駄ですが、やるなら、できるだけホワイトの方がいいに決まっています。
シン
ranさん
住宅手当てが充実してるのは、主に転勤の多い会社ですよ。
給料で注意して見ないといけないのは、手当てが多い会社は基本給が少ないので残業が多いとかボーナスが少ないとか考えられます。実家が一番の福利厚生だと思います。
また、金融関係や商社に多いのですが仕事の付き合いや身なり、自爆営業みたいなもので出費が多い感じになる人も多いので気をつけましょう。
会社の保険に無駄に入っていたり、取り引き先の商品を大量購入したりしてるかわいそうな人もいます。うちは兄弟がいるので食べものなら一部買いましたが。
確かにそうです。
メーカーでも住宅手当がつく場合は転勤前提で、ほとんど地元民の会社は住宅手当はありません。未来工業の従業員は若い頃は実家から通い、結婚して、家を建て、ほとんどの人が転勤せずに定年を迎えるのだろうと想像します。その意味で実家でずっと暮らせるのは一番の福利厚生だといって良いかもしれません。逆に言うと、親と不仲、親がおかしい人、という人は大きなハンデを背負って人生を歩むことになります。
派手な業界の多くが付き合い出費が多く、交際費を持たされていても、自腹になってしまう場面が多いです。また、仕事上の付き合いを拘束時間と捉えるなら、マスコミ、商社なんかの時給は周りが思っている以上に低いです。電車通勤は酒の誘いを断りづらい、というデメリットがあります。楽しくもない酒の席に週一回も参加していれば、車の維持費くらいは出てしまいます。
シン
ニコさん
実家が1番の福利厚生という言葉、まさに金言だと思ったのでコメントしちゃいました。私は、福利厚生が売りの会社に在籍していたことがあります。しかし、蓋を開けてみれば、基本給を崩した分を手当として支給してるだけでした。
自分が無知なのを思い知りましたが、このやり方は経営者にとって都合が良いのです。まず、手当は基本給と違い簡単に減額が可能です。また、賞与の対象外のため、年間を通してみればむしろ、年収が低い場合だってありえます。
会社が提供してくれるものを前提に考えるよりも、自分が持っている資産(ここでいう実家ですね)を有効活用できるような会社選びもアリだと思います。
確か新卒採用はやっていたと思いますが
形だけですかね
岐阜の人以外にはそんなに人気ではなかった印象です