パラダイムシフトが起こっている、と思うことが多くなりました。
貨幣
各国がばら撒きをし続けると同時に人々の猜疑心を生み出し、暗号資産が台頭してきました。政府に対する不信感に比例するように価値が上がるのかもしれません。
誰かが信用を与えることで価値がつき、取引がされる、というのが貨幣であるなら政府でなくとも、インフルエンサーが信用を与えれば、貨幣になる、と言えるのかもしれません。
現物の代替えとして金銀が貨幣として流通してきましたが、これも実需はあるものの、金銀に価値がある、というふわふわした共通認識でしかありません。これも政府に対する不信感とともに上昇します。
そうでなくとも、紙幣、貨幣の流通量が減るごとに、貨幣は数字の羅列でしかなくなり、誰かが勝手に数字を一桁変えていても気づかなくなってきましたね。
インフルエンサー
一流の企業家が暗号資産に信用を与えるようになり、鰻登り、ということになりました。インフルエンサーの存在は大きなものです。実態がある、ない、というより、そう信じ込めるのか?が価値を決めます。
インフルエンサー、というのは高い信用を持っている人、と考えても良いのかもしれません。その個人の信用が小国より大きくなっているのはオンライン時代の必然なのかもしれません。
アメリカ人、カナダ人、南ア人、白人、という属性を超えて、イーロンマスク、という男に熱狂する人が多くいて、その熱狂に常識が覆されつつあります。
教育
なんとなく勉強する、なんとなく進学する、ということが否定されつつあると感じます。オンラインの力で軽く理解するなら、誰でもあっという間にできるようになりました。
一物一価が進めば、なんとなく何かをやっていても評価しようがなくなってしまいます。何かに絞って、そこで問答無用の価値を見つける他に、コモデティー化がさけられなくなってきました。
ググれば数秒でわかることを暗記する為に学校に行く必要があるの?という問いに対して、答えがないならやる価値がないと言えるでしょう。新しい価値を創造するために勉強すると言い切らなくてはなりません。
温故知新というように、古きを知りて新しきを創造するものであり、基礎もわからないのに応用ができるわけありません。創造するために勉強しなければなりませんね。
まとめ
パラダイムシフト、とは新しい概念ではありません。単になんとなく思っていたことを言葉にしただけで、古今東西で定期的に起こってきた現象だと言えます。
これを思ったのは織田信長、豊臣秀吉の登場を調べているときです。彼らは革命家です。従来の土地を支配するという考えから経済圏支配、金銀統制という新しい統治を編み出してきました。
千利休というインフルエンサーが茶の湯という新しい価値観をハイパーインフレさせ、褒賞を土地でなく、茶器という代替えにしました。これは千利休という個人が信用を与えているだけの茶碗に命を賭ける価値があるという認識を植え付けました。
そして、戦の強さ、個人戦闘力、というスキルから、様々なハードスキルに焦点を当ててきました。織田、豊臣には一癖ある一芸を持った武将が多くいます。従来、当たり前だった年功序列を否定しました。
面白いことに後継者の徳川家康は前任者が起こしたパラダイムシフトを否定し、貨幣経済でなく、土地に依存した統治、家柄を重視した年功序列、インフルエンサーの否定で三百年もの間、国を支配しました。
反動もくるということでしょうね。IT革命の行き着く先は原始的な生活への引き戻しなのかもしれません。実際、現在の空前のアウトドアブーム、DIYブームはその一端でしょう。IT、効率化に疲れている人は多いと思います。
私も普段、効率化を図る業務としてのITを長年やっているので、休みの日は正直パソコンをONにするのは極力やめて、アウトドアやDIYに楽しんでいます。
特に自然の緑を見るのはとても癒しになります。
それでもiPhone は手放せませんw
パラダイムシフトはアメリカではもう数年前から、特にミレニアム世代が中心となって具現化していると感じていました。息子たちと話をしていると、新しい新鮮な感覚を覚えます。
息子は銀行は信用していない、自分は株で資産運用をすると言っており、それでも銀行口座は持っています。
銀行口座には必要最低限しかいれておらず、Acorn メインに現金の運用をしているそうです。
あとはINDEX、株の運用、不動産 という資産分散です。
あと、彼等の友人や知人 文系大卒のほとんどがまともな就職は出来ておらず、レストランのサーバーだったり、バーテンダーだったりしているのを見ると、なんとも言えない気持ちになります。
親が大金はたいてUC系学部で学んだ4年間って一体なんだったのでしょうね。
うちの場合は、息子には理系でなければ一切学費の援助はしないと言ってたので、大学は入ったけど、すぐに辞めてyoutuber に転向しています。
今は息子は友人達に彼のYOUTUBEチャンネルのサポーターとして勧誘して、彼等の収入のヘルプをしているそうです。 更に息子のチャンネルのグッズ(ぬいぐるみやTシャツ)も結構売れてきているみたいです。
イーロンマスクとまではいきませんが、一定数のファンを獲得しており、年収も億越えを果たしているので、ある一定の成功は収めたインフルエンサーといえるでしょう。彼等のファンはほとんどが小学生や中学生です。
結果として、うちの息子は大学4年間にかかるお金と時間が無駄にならなくて良かったと思います。
ちなみに同チャンネルの息子のパートナー、今はフィアンセですが、彼女はUC学部卒です。
ですが、就職は一度もせず、youtuber になっています。
万人にこの道はおススメできませんが、文系学部は時間と学費の無駄だよって事を言いたかったです。
インフルエンサーは無理でも、youTuber 動画編集者など新しい職業も出てきています。
自分の性格と適正を見極め、何に向いているか、これからの時代の変化を予測したりする事に時間を割いた方が有意義のように思います。
>自分の性格と適正を見極め、何に向いているか、これからの時代の変化を予測したりする事に時間を割いた方が有意義のように思います。
需要があり、比較的自分に向いてそうなことを探す努力は必須の時代だと思います。やりたいことが見つからないので、なんとなく文系に進んで借金背負う、とか自分から泥沼に足を突っ込んでいくようなものです。
シン