日本企業がダメな点を出すだけでなく、どうすればいいのかを浅学菲才の私が書き記したいと思います。
情報
多くの日本企業はITを舐めきっていて、まともに導入せず、昔ながらの非効率なやり方にしがみついています。日本が人口オーナスに入った以上、今までと同じことをやっていれば、減収減益になりますので、無駄なコストを省き、顧客満足度をあげて、他社からシェアを奪わないと、生き残ることは出来ません。
例えば、「なぜ、ファックスを廃止しないのですか?」という疑問ですが、「お客さんが希望するから。」は答えになっていません。お客さんが望むなら、受け手は変わる必要ないですが、社内的に変わればいいのです。受けたファックスをすぐにスキャンして、PDFにして、サーバー内の顧客フォルダーに振り分けて、担当者にメール連絡すればいいのでは?
納期問い合わせは専用窓口を作って、会社ウェブサイト、専用ダイアル、専用メールアドレス、ファックス、と顧客が好きな手段で問い合わせてもらえばいいですが、その回答は限られた人員でまわせば良いのに、各担当者に直接問い合わせが行くから、二度手間、三度手間になるのです。
IT化、運用ルールをきちんとすれば、何分の一の人員で回せる仕事を昔ながらのやり方にこだわって、手書きして、紙媒体で保管して、必要なときにどこに行ったのかわかりません。情報というのは必要なときに素早く取り出せない限りは情報ではないのです。紙書類が山積みのデスクとか、正気の沙汰ではありません。仕事する環境じゃないでしょう?
だから、紙媒体のように嵩張る、検索できない、環境に悪い、無駄なコストがかかるものを廃止すべきです。こんなの先進国では当たり前になってきているのに、日本だけができていないのです。だから、コスト競争できないのでしょう?そして、事務効率世界最低国家、とか言われてしまうのでうす。
管理
日本の管理部って人員が多すぎますよ。外注化できることを無駄に社内に取り込んで、プロでもない人間が精度の低い仕事をします。「なんで、会計士資格もない、監査法人で働いたこともない人間を会計マネージャーにするのか?」と思います。会計なんて、素人に触らせないほうがいいのでは?
今時、会計士資格保持者なんて、余っているんだし、マネージャークラスとして、ある程度の待遇を用意すれば、それなりに優秀な人が喜んで、事業会社に入社します。素人が総合職、という名目で会計課員を何人も雇う意味がわかりません。そのお金を一人につぎ込めば、かなり優秀な人を雇えますよ。
人事なんていう利益に直結しない管理部署は無数にある業者に外注すればいいでしょう?そして、管理部長が外注管理すればいいじゃないですか?パフォーマンスが悪ければ、変えれば良いです。管理課長は雑用一般を引き受ければいい、どうしても必要な作業仕事は派遣、パートにやらせればいいのに、なんで正社員にさせるのですか?
他部署で通用しなかった人材をたらいまわしにするために、適当な名目で管理部に移動させているとか、無駄以外の何者でもないです。技術者として通用しないから、会計課管轄の移転地価格を取り組ませる、とか呆れた話がいくらでもあるのが日本です。そんなもの外注すればいいし、どうしても社内に専任者がいるなら、経験者を雇えばいいでしょう?そういうところが馬鹿なんです。
営業
特に用事もない、アポなしで、「こんにちわー!」っと営業に行くのは止めましょうよ。こういう馬鹿なことばかりさせるから、「営業は誰でもできる。」とかいわれるのです。本当にお互いに意味がないので、訪問するためのメリットを積み上げて、相手に来てほしい、と思われるくらいの提案を用意してはどうですか?
だから、営業はエース級の人材を配置すべきで、会社の製品、商品、サービスを熟知して、効率的に売り上げ、利益につなげられる少数の人材でやるべきなんですよ。そんなこと外資では当たり前なのに、日本企業では何も知らない文系新卒が放り込まれているのです。
意味もない顧客訪問させるために無駄な営業を雇っているより、その固定費を会社のサービス向上、商品開発につぎ込んで、相手から売ってほしい、という環境にしたらいいんですよ。顧客の情に訴えかけるような、お願い営業なんて、どんどん価格を買い叩かれて、消耗戦になっていきます。
だったら、一般商品なんかはネット販売に特化すればいいでしょう?ネット主体の会社が伸びて、対面中心の会社が落ちているのは当たり前で、対応の早さ、わかりやすさ、取り扱い製品の多さがネット業者のほうが上なので、意味のなく営業が訪問してくる専門商社、保険のおばちゃんなんかが駆逐されるんですよ。
まとめ
こんな馬鹿な会社が良く倒産しないなぁ、と思うことが日本企業には多いんですけど、取引先も馬鹿なので、ずっと減収減益ではあるけれど、今までの遺産で生き残っています。これから先のある若者は見切って辞めていく、辞めるに辞められない中高年がしがみついて、年齢構成が崩壊しています。日本では雇用の流動性が低いので、中高年はやめられないのです。
そして、日本全体が停滞し、どんどん縮小して、達成不可能なノルマを乗り越えるためにチャレンジという名の粉飾決算をしたのが東芝です。近いことやっている会社は日本中にたくさんあると思います。競争力がない製品を抱えているのに、なんとなく存続しているのだから、当たり前ですよ。
馬鹿経営者って、自分を馬鹿だと思っていないから、馬鹿なので、この記事を見ることはないでしょうけど、読者さんで馬鹿な会社に勤めている人はどう立ち回るのかを真剣に考えて、会社が倒産しても、うろたえないように準備をしておきましょう!
[amazonjs asin=”4041045800″ locale=”JP” title=”再生”]
>>一般商品なんかはネット販売に特化すればいいでしょう?ネット主体の会社が伸びて、対面中心の会社が落ちているのは当たり前で、対応の早さ、わかりやすさ、取り扱い製品の多さがネット業者のほうが上なので、意味のなく営業が訪問してくる専門商社、保険のおばちゃんなんかが駆逐されるんですよ。
この部分については私は反対の意見を持っています。直販は日本では主流にならないと思います。なぜなら、ネットで商品を購入するという行為自体日本全体で見たら、リテラシーが非常に高い部類に入るからです。シンさんのようにブログを開設して書く、我々のようにそのブログにコメントを書く、これらがスマホPCでできる人はリテラシーが高くマイノリティです(笑)
私のようなデジタルネイティブ世代からすると直観的に分かることも、40代以降の人たちからすると、取説がないと分からないことって結構あります。
日本の年代別人口構成比を考えれば、IT化が進まないのは至極当然だと思います。操作が覚えられず導入することで逆に非効率的になるんじゃないかと思いますw発言力もお金も票も若い人より待ってますので、この人たちを早く会社から追い出せれば日本は一気に生産性が上がると思います。
電話、ファックス大好きそうなイメージの工場のおっさんたちが専門商社からでなく、ミスミから買うので、ネット商社、ミスミの実績は破竹の勢いで伸びているのだと思います。市場規模は落ちているので、専門商社の売上を奪っているのでは?
おっさん、おじいさんも少しずつ変わりつつあるんだと思いますよ。他国と比べると遅いですがw
シン
一時期超保守的な日本企業で働いたことがありましたが、シンさんがここに挙げている問題点は全て組織全体に散見されました。アウトルックのカレンダーが取引先との面会でぎっしり埋まっていて得意げに説教を垂れた上司がいましたが、それが実際に売り上げに貢献してるわけでもなく、相手側のぬるま湯ゾンビ大企業も惰性で会っているだけの感じでした。そんな上司に限って無意味な体育会的精神論を振りかざすので、よく個室で詰められました。私自身若かったこともあり、入社して暫くするとプレッシャーで同じような無駄な面談を繰り返してました。営業の面会は提案を売り込んで、取引をまとめて売上を拡大するためにするものですが、ああいう環境では完全に手段が目的と化してしまい、営業担当は皆アウトルックのカレンダーをとにかくアポで埋めなきゃいけない強迫観念に囚われているようでした。こういうのは文化に根ざしているものなので、変えるのは本当に困難だと思います。周りを変えられないなら自分が変わるしかないので、若い人はその会社で得られるものがないのであればさっさと見切りをつけてしまうべきだと思います。私も自分の上司や経営陣を見ていて、こんなところに長居をしちゃいけないなと思って会社を去りましたが、最後は散々な言われようでした。
非効率な会社は倒産するしかありません。その時間、お金を商品、サービス向上に使うべきです。
シン
意味わからない管理部門ってありますよね。私の会社の人事教育部門とかあるのですがそこで新入社員教育や階層別教育とかの実施するのですが、主体性もなく親会社の劣化コピーをやって、よくわからないパワポ資料の謎作業をやってる人たちがいます。しかも文系出身
それなら、親会社の研修に混ぜて貰うほうがコスパよくね?とも思いますがそれを言ったら本気でキレるおっさんがいるので言えません。
低圧電気やCAD、作業安全の技術者教育や必要な資格や技術も含めて教育やるなら部門がないといけないのですがそこは親会社の守秘義務がありましてできないとかわけわからないことを述べておりました。
で親会社の教育資料を読んでマンセーしながら何もやらないまま時間だけ過ぎてます。親会社の定年退職者が管理職なので時間潰せればいいのかもしれないですが。
何度かコメントさせて頂いていますが、どうしようもないダメ企業に勤めています。記事に書かれている様な内容はおおよそ余すことなく網羅していますw
ただ一点不思議なのは私の勤める会社の経営陣は40代が中心と年齢的には若いです。
たとえばメールも使えますし、最近のFAXはスキャンしなくても直でデータ化して保存する機能が備わっています。
ですが紙媒体大好きなのです。
その割にどうでもいい個人的なクソ情報は毎日SNSで発信するので、社員はやたらと気を使います。
(これはたとえ話で、あらゆる面で年齢が若いだけのオヤジ文化です)
思うに、もう日本人の気質による部分が大きいと思います。効率が良いとか悪いとか考える気すら無さそうです。
私は日本中でこの先まだ何十年も延々と遺産を食い潰していくようなスタイルが続く気がします。実際に倒産しても問題に気がつかなそうです。
仮に会社が潰れてもなんとかなる様に
私なりに技術を勉強したり資産を目減りしないように気を使ったりしていますが、自分の年齢的なことを考えると気が重いです。。
そうなんですよ。
いくらでも効率良くする方法があるんです。顧客がファックス好きなら、ファックスをそのままデータができますなら、自分たちまで紙媒体にこだわる意味ありません。でも、昔からやってきた非効率なやり方にこだわるんですよ。そして、40代の割と若い人でも、そうだったりします。
その割に業務連絡をラインでしたり、どうでもいい個人情報をSNSで垂れ流したり、余計なことにITを使って、身を危険に晒します。
こんなことしてたら、遺産がなくなるまで、食い潰していくしかありません。そういう人が破産しようが、自分だけでも助かる為に立ち回ることを考えるしかないだろうな、と思います。
シン
ダーさん
それはわかります。
なぜか、紙媒体が好きなんですよね。
Excelでいいのに手書きじゃないと承認しないとかメールの業務指示じゃ従わないとか、チェックシートをチェックしたかのシートとか謎仕事が多いです。
確かに”ミスミ”で買っていますね
これからはネットで全部買うようになっていくと思います
社員の8割がロボットやAIなんて会社SFの世界みたいでわくわく
しますよ
そこまでやってくれら、皆見ているだけでも楽しいと思います
日本独特の非効率文化といえば、今だにハンコ文化って残ってるんでしょうか。
承認決済をもらうためのフォームはもちろん紙媒体で、上役の隣に印を押す場合は自分の印を少し傾けさせて「お辞儀」させなきゃいけないとか細かなルールがありました。
比較的大きな案件だと、色んな関係部署に書面が回覧された挙句、社長まで承認依頼がいくわけですが、途中で誰かにダメ出しされると突き返されて書き直しなので、この「すごろく」を終えて決済取るまで1ヶ月とかかかることが度々ありました。ちゃんと話を先に関係部署に通しておかないと仲間はずれされたと感じるらしく、直接関係ない案件でも「聞いてない!」とか発狂して瑣末な文法ミスを指摘して書き直しを迫ってくる人もいて、こういうところで日本企業でいう根回しって重要なんだと理解しました。やっと承認されたフォームに、担当の私から始まり社長までずらりと10個位ハンコの列が並んだのは壮観かつシュールでした。相手方が欧米系企業だと、こちらの意思決定があまりに遅いためやる気があるのか疑われて取引が流れることもしばしばありました。日本企業での非効率を助長しているのは、責任の所在をあえて不明確にする合議制だと思います。everybody’s responsibility is nobody’s responsibilityとはよく言ったものです。
多分、ハンコ文化は紙媒体文化と同じなので、大企業では無駄に紙媒体が部署間を行き来して、膨大な時間が失われ、刻々と変わる商売のチャンスを逃しているのでしょう。
ホンハイ、ゴー会長もシャープの判断の遅さにかなりキレてましたけど、アングロサクソン、中華系からすると、日本人は遅すぎるんですよね。
シン
しゅうまいさん
日本の会社の会議って問題解決の為じゃなないんですよ。会議って形で責任の所在をあいまいにするためのものなんです。日本の会社の出世システムって減点主義が根強いので職制同士がそうやってかばいあうんです。
ハンコ文化についても同様でボトムアップで10人の職制に段階的にハンコを貰っても、そもそも最終的にハンコをつく人が申請内容を把握しているのか滅茶苦茶怪しいです。結局、前にハンコをついた人を信用して判を押しているだけなんです。そして問題が起きた時には前にハンコをついた者同士で責任のたらいまわし。
そもそもクリエイティブな発明って少数の頭のキレる人と行動力のある人が推進していって、他の人達が追随していくことでなされることが多い印象です。上記のように意思決定に多数の人が加わってもスピードが損なわれるだけでクリエイティビティはいつになっても生まれないと思います。
まったくです。
ほとんど読んでなくて、誰がハンコ押しているのかを見ているだけで、責任なんて取る気はないんです。まさに無駄な時間です。
シン
シンさん、こんにちは。
3年ほど前にコメントさせてもらったことがありますが、改めてよろしくお願いします。
某日本を代表する大企業に勤めておりますが、昭和丸出しのフォーマットの手書き書類多いですし、紙媒体を隣の部屋から運んでくる係の派遣さんまでいます(笑)
ただ、現在システムの大幅な見直し中で紙媒体と運んでくる係は廃止されそうです。
が、見直しにも何年も掛かるんですよ..苦笑
こういう非効率な日経企業のやり方の積み重ねが長時間労働に繋がってると思うんですけどね..
話が飛びますが、よく「日本は資源に乏しいから長時間労働しないと云々~」という理屈を聞きますが、それよりも非生産的な業務の多さの方が長時間労働の大きな要員だと思います。
お久しぶりです。
そんなことやっているから競争力がなくなるし、判断の遅れで負けてしまうんだよな、と思います。従業員は付加価値のない作業で残業して、生活を圧迫しているんじゃ、アイディアが生まれるはずもないです。日本は本当に泥沼だな、と思います。
シン
シンさん、みなさん、お久しぶりです。以前、コメントいたしましたXI です。
本当に日本企業は無駄な仕事が多いと感じますね。文系学部卒(旧帝大以外の国立)で某大企業(サービス業)で営業職をしていますが、「とにかく何度も訪問しろ!」と上司に怒られました。
私、用事もなしに挨拶程度の訪問するのは時間の無駄であり取引先にも迷惑と考えておりますので、訪問せずに社内でITを駆使して事務効率化と取り扱いサービスの勉強をしていたら、「営業職なのに事務職の仕事に手を出すな。さっさと得意先を訪問して来い!」との有難いお言葉を頂戴しました。
世間では知名度が高い、東証一部の某大企業でもこんな状態です。訪問が必要な場合だけ訪問し、訪問せずに済むことは全て訪問せずにすることで業績UPさせましたが、それでも怒られるのです。
正直、かなりのぬるま湯でこのままでは自分がダメになると思い、起業に向けて副業を始めました。同僚や上司の多くはぬるま湯に浸かってしまい、改善案を出しません。事務効率化と用事もなしに挨拶程度の訪問を無くしたら、現在の3割は人員削減できるため、皆、自分が解雇されるのを恐れて改善案を出さないのです。
もう馬鹿馬鹿しいですね。私は年末年始の挨拶も訪問せずに済ませ、訪問が必要な場合のみ、商談の始めに挨拶しました。
私は、お客さまの立場ですが仕事内容のフィードバックとか聞きたいってのはまだいいのですが、用事もないのに訪問されると困りますね。
返って高感度下がりますよ。
用事無しの訪問は本当に無駄です。他のコメントにも書きましたが年末のあいさつにカレンダーを配るのは本当に無駄だと思います。これだけITが普及したのにまだカレンダーなのですか?時代錯誤も甚だしいです。電話でアポられて、断ってもとりあえずカレンダーを受け取ってもらうだけでいいからと半ば強引に訪問されることもあります。
大学生時代に就活していたころはメーカーの営業職がとても楽に見えたものです。あれでお金を貰えるならば自分でも続けていけそうだと思ったものでした。特に重電系、重工系なんて一定の需要が常にあり、新規開拓よりも、今の関係性を維持してシェアを落とさなければいいだけです。正直あんな人数の営業を抱えておくのならば、その分価格を下げて欲しいですよ。(新興国、中華圏向けの営業は大変そうですが、それでも商社の力をうまく使えばだいぶ楽になるはずです。)
Yさん
http://www.ai-design-home.co.jp/blog/money/20161201/12450/
広島市西区に本社があるアイデザイン株式会社のブログです。年末年始の挨拶回りのカレンダーや手帳を渡すためだけの訪問は無駄だとはっきり言い切ってます。
そんな生産性の無いことをする余裕があるなら、価格を下げろと。
シンさんの仰る通り、既得権益が絡んでいる(カレンダー製造業者の仕事が無くなる等)ので、こんな馬鹿馬鹿しいことが続いているのですけどね。。。
私の勤務先もカレンダーとタオルを年末年始の挨拶に取引先に渡す慣習がありますが、必要だと言ってこられた方以外には渡しませんでした。殆どの方に「要らない」と言われたため、実際に渡したのはカレンダー5本とタオル7本のみ。ちなみに、私は取引先からのカレンダーもタオルも全て断りました。
そうしたら、今年は請求書や粗品(ボールペン等)を持って年末年始の挨拶に来た方がいました…粗品も要らないですし請求書も郵送で済むのに、わざわざ、挨拶だけのために時間とお金をかけて訪問。。。私は怒り出して、「訪問が必要な商談以外で訪問しないでくれ。もし今後もこのような行為を続けるなら、取引打ち切りをする」と言ってしまいました。
後日、上司にこっぴどく怒られました。それでも、業績UPさせたので月給も賞与も増えましたが、副業が起動に乗ったら会社を退職する予定です。
XIさん
年末年始の挨拶が無駄だと思っているのは私だけではないようですね。他のコメントでも書きましたが、日本では労働力が偏在しているんです。何も付加価値の無い仕事に大量に人がぶら下がっている反面で、医療福祉、設計、開発といったスキル×時間が要求される仕事では人が不足しているんです。カレンダー配りなんかさせてないで、CADを習わせるなりして設計の仕事を手伝った方が日本の国益にもなりますよ。このままじゃ日本からスキルの高い技術者が流出して、ぶら下がっている人達だけが日本に取り残されるようになりますよ。
日本企業って、自分の小さな権益を守るために非合理的なことをしすぎなんですよね。用事もないのに来られたら、お客さんの迷惑で、メリットになりうるネタを作るために社内的に動いたり、サービス向上の為にシステムを整えている方がいいと思います。そっちの方が数字が上がります。
会社にお金もらいながら、勉強したり、副業したりしないと、自分が腐っていきますね。真面目にやる価値のない仕事です。そこに疑問を持たなくなったら、社畜化します。
シン
シンさん
本当にそうです。某複写機メーカーとソフトの打ち合わせをアポったら、ソフトの打ち合わせだけなのにすでに導入済みの複写機の営業やらが大名行列のようにわんさか来られて、度肝を抜かれました。何しに来たの?すでに導入済みの複写機の営業さんが来ても何も出来ないですよ。そんな暇あったら新規開拓でもしたらいいのではと思ったものでした。今度リーマンショック並みの不況が来たら、総務、経理などの間接部門だけでなく営業にもメスが入るだろうと思いました。正直、ソフトの打ち合わせならば、実際にソフトをコーディングしたり、それでシミュレーションの受託解析を行っている人と直接話がしたいんです。
全くだと思いますよ。
まずは事務に手をつけて、次に営業と間接部門を減らさないと生き残れません。これほどまでに間接部門が多い国は他にないです。
シン
Yさん
>正直、ソフトの打ち合わせならば、実際にソフトをコーディングしたり、それでシミュレーションの受託解析を行っている人と直接話がしたいんです。
以前働いていた日系の会社ですが、その会社も以前はソフトウェアやITをメインにプロフィットがあるのに関わらず、営業が主導権を握り、間接的に文系ITマネージャーが仕切っていて、営業IT技術者との直接的な話ができませんでした。アジャイルを導入するまでは。。。
アジャイル導入後、営業とIT技術者との対話が間接的にではなく、直接的にできるようになり、開発経験のない、SQLすら書けない中間管理職は居場所がなくなっていきました。名前だけのプロマネも同様です。
しかしながら、効率は大幅アップし、バグなのか?仕様なのか?の見極めが瞬時にできるようになりました。
アジャイル導入前は、何か不具合が起こると営業は バグだ!バグだ!と根拠もなく、戦犯をすべてIT技術者に仕立て上げていたんですが、アジャイル導入後、営業から一方的に突きつけられ、文系IT管理職がその承認をしていた当時のバージョンの不具合のほぼ99%が仕様漏れによるものだと判明したのです。
一番の成果はリリース前に仕様漏れによるリスク管理が全体でできるようになったことです。
これにより大幅に顧客からのクレームが減り、売上げも伸びました。
またアジャイル導入と同時に、紙媒体でのドキュメントのやり取りを廃止するため、共有ドキュメント、社内チャットシステム、タスク管理システム等を導入しました。これにより、紙でのやり取りは激減し、自宅からのリモート勤務も可能になりました。
シンさんの記事、皆様のコメントを読んで、日本企業って本当にまだそんなことをやっているの?と目を疑いたくなりました。そういえばもう10年以上前になりますが、某大手日本企業でペーパレスプロジェクトを任され、導入、すぐに使い始めたのは外国人が多く在籍する部署からでした。日本人中高年管理職者 は変化を嫌がる というより、新しいものをとりあえず使ってみようという気がおきない人が多いのだなという印象でしたね。
この中高年管理職者に頭を縦にふらせるため、紙媒体での運用コストVSペーパレス導入後コスト比較など、細かいところまでデータ集めをした記憶があります。最終的には頭を縦に降らせて、導入し、喜んでいただけましたが。
やはりキーは中高年管理職者の教育はもしくは撲滅(笑)ですかね。
そういえば、ソースはどこから取ってきているのかわかりませんが、私のところにも頻繁に日本企業からお誘いが来るようになりました。条件等を見て、まったく魅力を感じませんけど。(苦笑) 女性の私にも幹部や管理職タイトルのお誘いが来るようになったのは以外でした。。。少しづつだけど、日本も変わってきたのだなぁと思いました。
ふと思ったのですが、これほどまでに間接部門・営業が多いのは「日本のサラリーマンはスーツをきてデスクワークか営業に行くものだ」という刷り込みからくるのではないでしょうか。
その刷り込みは例えば、サザエさんの波平、マスオ、ノリスケ、あとクレしんのヒロシなどからくるもののような気がします。親がしっかり働くということや仕事というものを教えなければ、その刷り込みは続きます。教師も、働くといえばそのサラリーマンのイメージか先生が頭にあるでしょうからね。
それはあるかもしれませんね。ほとんどの国でスーツ着て仕事するのは銀行員くらいです。日本では必要もないのに、毎日スーツを着ることが当たり前になってます。スーツ代の無駄ですし、動きづらいです。もっと直接的な仕事を意識した社会作りが良いのだと思います。
シン
シンさん、みなさん
自社の取引先の取引先(中小企業)の話になりますが、顔つなぎのために営業が手集金に伺うところがあります。小切手又は手形(回し手形含む)を、わざわざ片道2時間以上掛けて受け取りに行くそうです。
振込か簡易書留で手形を郵送して貰うか、集金代行会社を使えばいいのに、単に顔つなぎのためだけに片道2時間以上…往復で4時間以上掛かり、その間は営業活動は出来ず手集金に掛かる時間は1件3分にも満たない。。。
凄まじいコストの無駄ですが、この取引先は中高年正社員が多く、効率化したら間違いなく解雇されるため、皆、静観。現在と同等以上の労働条件&待遇で他社に転職できる実績が無いことが分かっているため、業績悪化し続けてもこんなバカげた慣習が無くならないのだそうです。
日本社会の縮図ですね。こんなことやって国際競争に勝とうとしても、間接コストかかりすぎて無理なんですよ。
シン
社会福祉としての意味合いが強いですね
少し話は変わるのですが、業界別に会社の売上高などをランキングした業界地図があるのですが、あれの世界版ってありますか?
調べてるのですが、新しいのがなかなか無くて…。使いやすい本なので、ぜひ世界版が見たいので、似たようなのでもいいのでご存知の方教えていただけると助かります。
ざっと調べただけなんですが、以下2つがわかりやすいかと思いました。
*By Revenue (売上高別)
http://www.visualcapitalist.com/largest-50-companies-revenue-2016/
*By profit (純利益別)
かりりんさん
ありがとうございます。
早速見てみます!
コミュニケーションコストを削減すれば、残業や無駄仕事が改善されると思うのですが…情報の透明性、明確性、共有性といったもの。そうすれば、生産性も上がる。なぜ、この観点からメスが入らないのでしょうか?
そもそも有能な人はもっと上のレベルの会社に取られてしまうもの。
周りのレベルは結局自分のレベル。
優秀な奴が周りにいないってことは自分のレベルも。。。
だから、自分なら出来ると勘違いして独立すると、悲惨な事に。
あ、俺かw
シンさん、みなさん
とにかく訪問するべきだ!といった考えが日本企業には強いですね。同業他社に仕事を奪われた場合も、奪われた仕事を奪い返すために、何度もしつこく訪問するみたいな感じで。何かしらの理由があって同業他社の製品やサービスに切り替えた訳で、何度もしつこく訪問されても迷惑なだけです。対応するだけ時間の無駄なので、「帰れ」と私は言ってます。
改善案がありますから云々と話す営業の方が多いのですが、それなら、何度もしつこく訪問しないで事前にメールするなりして欲しいです。私は既存取引先に対しても、事前にメールで見積書も改善提案書もやり取りし、それから訪問すべきかどうか判断しています。請求書なども全てメール送信です。新規取引先は既存取引先からの紹介のみ受付です。
ここまで徹底して、残業なしで定時帰りで業績UPさせてます。とにかく何度でも訪問しなければ!と考える方々は、百害あって一利なしですね。
まったくです。
ダメな理由があって断っているだし、理由は伝えているんだから、その改善案をまずは数字で事前連絡して来い。その上で再検討の価値があるなら、時間とって会う、と言うのが当たり前です。その当たり前が日本では通用しないので、競争できないんです。無駄な時間を使う、使わせる前にやれることがあるんですよ。
シン
国内の同業メーカーは二つくらいに集約すべきだと思います。正直技術者の人数が足りなくて、どの会社も技術者は夜遅くまで残業の反面で、間接部門は定時退社が全般的な傾向だと思います。集約化すれば従来は競合でしのぎを削っていいた技術者同士が協力し負荷を分担することで残業が減ります。間接部門はどのメーカもやっていることは同じなのでスリム化出来ます。もうこれしかないです。国内勢同士の無駄な潰し合いは辞めて、国策としてメーカーをどういった方向に向けるかが問われてるフェーズに来ていると思います。
携帯電話キャリアも外に打って出るわけではなく、キャンペーンや商品券で他社の客を釣って乗り換えさせる消耗戦を演じており、非常に残念でなりません。
中国勢にアジアを抑えられつつある昨今では時既に遅しですが・・・。