人間は千差万別なので、向き不向きが存在します。これを出来るだけ正確に把握して、上手く付き合っていくことが大事だと思います。
見極め
例えば、私、温利は絵を描くことが苦手で、美術の授業は苦痛でした。だから、ブログデザインも苦手で、どうしたら見やすくなるのか、いくら考えても、あまりいいアイディアが浮かんでこないのです。だから、ブログ暦は5年以上あり、それなりのキャリアはあっても、ずっと初心者みたいなブログデザインで通しています。私がどんなに頑張っても、ウェブデザインの道で飯を食っていくのは無理ですし、それを望んでもいません。
でも、向いていなくても、好きなことってあって、その場合は向いている人の何倍も時間を使えば、それで飯を食っていくことが可能になったりします。ヘタウマ、というジャンルでキャラを確立させている人を見ると、すごく戦略的に動いているし、正しい方向性で膨大な時間を使って、試行錯誤を繰り返しているように見受けられます。
具体例を挙げると、サブマリンで知られる元ロッテの渡辺さんはプロ野球選手としては明らかに小さいし、フィジカルモンスターみたいな人がほとんどのプロスポーツ選手としては向いているとは言いがたいですが、抜群に体が柔らかいことを生かして、誰よりも低い位置から、リリースが出来るだけ見づらい投げ方を編み出すことで、プロ選手として、生き残っていくことに成功しています。
だから、自分の生まれつきの性質を見極めて、ダメそうなら、さっさと諦めるなり、向いてないけど、好きで仕方ないのなら、弱者戦略として、徹底的にニッチをつくようなやり方を試行錯誤の末に編み出して、局地戦に持ち込んでしまうのがいいだろうと思います。
苦手
苦手なことを改善するというのも大事で、私はウェブデザインに興味ないし、得意でもないですが、ブログを面白くする為にWordpressに引っ越してきたのも、ある種の苦手の改善であり、たいしたことなど何もしていないのに、私にとってはそこそこ努力をしたと思っています。好きな人にとっては努力ですらなく、趣味の一環でブログデザインをいじったりしているのでしょう。
苦手なことにあえて取り組むのもいいのですが、概要を理解したくらいのところで止めて、得意なことに時間を使ったほうが成果が上がりやすいと思います。この辺、日本人は根性主義的に苦手なことも、満遍なくやろうとしますが、これでは尖がった能力が身につかないので、苦手なことは最低限で止めて、得意なことをひたすら尖がらせていくほういいと思います。
援助
アングロサクソンは何かの才能の片鱗が見えると、それに協力する人が現れるので、比較的資金繰りが難しくなく、何かを突き詰めていくことが可能です。例えば、アマチュアレベルのスポーツ選手でも、そこそこ名の知れた存在になれば、スポーツ用品メーカーが用品の無償提供をしてくれたりします。その人が大成したら、恩を感じて、優遇してくれる可能性が高いので、先行投資としてばら撒くのです。
こういったことを日本ですると、贔屓だ、と騒ぐたてる人が多いのは問題です。才能のある人、ない人を同じように扱うのは悪平等であり、世の中を停滞させると思います。野球留学として、大阪の子供が東北なり、北海道へ行って、無料どころか、お小遣いをもらって、野球をしても、何が問題のなのか、わかりません。
他人
苦手なことを他人に任せてしまう、というのもいいだろうと思います。私はブログデザインが苦手だし、興味もないので、嫌々、ぬるりと生きる、を見やすくする為に一日つぶして、たいした成果もない試行錯誤をするくらいなら、お金を払って、得意な人、その道で飯を食っている人にやらせてしまえばいい、と思っています。
私は書くことが好きなので、一記事を書くのに20-30分あれば十分ですから、一日、ブログデザインで悪戦苦闘するなら、20-30記事を書き上げた方が楽しいし、生産的な気がします。苦手なことはお金を払って誰かに任せてしまえばいいと思いますが、そのお金を私のポケットマネーで出すのでなく、記事をお金にして、ぬるり経済を創出したい、というのが今の考えです。
例えば、ジョブズ氏って、凄腕エンジニアだと勘違いしている人がいますけど、彼自身に技術力はほとんどなく、相棒のウォズニアック氏が設計したモデルが初期にアップルを支えています。つまり、ジョブズ氏は新しいコンセプトを創造し、その為のお金、人を揃えてくるのは好きで、得意なのですが、その技術はないし、得意でもないので、早い段階でウォズ氏を見つけてきて、口説き落としているわけです。
まとめ
私は得意なことを生かして、お金を集めて、苦手なことを得意な人にやらせて、全体の質向上を図る、という好循環にすることをしたいです。それが出来ることが証明できると、普段から言っている、「ぬるりと生きる」という考え方の実践を具現化できて、説得力が上がってくるでしょう。
中高生の子供にこのぬるりプロジェクトの過程を見せて、もっと自分と向き合う機会を持って欲しいし、得意なことを尖らせて、苦手なことをカバーして、好循環に持っていき、人生を楽しむことを実現してもらいたいな、と思います。
同意ですね。何か資格をとって、市場価値をあげるよりも、得意な面を伸ばし、不得意な面を人を雇うか会社の人的リソースに頼るかして付加価値を生み出すのは合理的です。
ぬるり経済圏の第一歩となる記事リクエスト有料化やアフィリで基礎固めできるように知恵出させてください。
私は知りませんよw
どらるどさんと言うくらいなので、外人のおっさんのアイコンなんですね。アイコンがあると、イメージしやすくなるので、温利信のアイコンも必要です。
色んな意見をありがとうございます。アフィは適当に貼っていて、意図して買ってもらったのは金子光晴の作品だけで、あとは読者さんがたまたま踏んだ後に買っただけです。もっと研究しないと、ろくに収益にはなりませんね。
皆さんに助けてもらわないとダメです。
シン
苦手なことを得意な人に頼んで、使いこなすレベル(適切な指示を与えて成果物を目利きする能力)は最低限必要で、それが苦手項目の到達レベルの一つの指針かなと思います。
何がキモなのか?、もわからないなら、どうにもならないので、それが理解できて、他人に依頼できるまでは苦手克服しないと、何にもできないな、と思います。
苦手だからといって、何でもかんでも人に頼む人は成長しないですからね。
シン
恥ずかしい話ですが、私もシンさんと同様に美術の授業が苦手でしたね。
研究発表会でも内容にダメだしされたことがないのですが、スライドの作成は苦手でチームの女性に代わりに作ってもらいなんとかやっています。
また、図面を書くのも苦手で設計や機械も得意ではなく担当も外されてしまいました。
まれに、機械工学科を卒業しても図面を書いたり、実験をやるのが苦手な人はいるらしいので会社としては採用の失敗は想定の範囲内だったらしいです。
東進の林先生みたいに今の時代は自分の得意なことで正しい努力をしないと成功しないというのは正しいですね。
向いてないことを頑張りすぎても時間の無駄なので、明らかにダメなら他の道を探った方が良いですね。
シン