じゃあ、諦めるタイミング

諦めるタイミングは難しく、早く諦めすぎると何も出来ず、諦めが悪いと他のチャンスを逸します。バランスを取る必要があります。

下準備

xxxしたいんですが、どうでしょうか?という相談を私が受けた時に必ず言うことは、まずはリスクのない範囲でやってみましょう、ということです。そもそも進めるだけの適正、覚悟もないことがわかるならその時点で諦めた方が良いです。

現時点で全く未経験なことなのに、モノの数年で独立して飯を食っていけることを前提にしている計画なんて計画じゃないですよ。指摘をするとむくれる人が多いですが、こんな当たり前も理解できないならやるだけ無駄でしょう。

一旦、バイトなり、ボランティアで実際に参加してみて自分の想像から遠く離れていないのかを実体験し、既に始めている人から話を聞いてみるとか、下準備は当然必要です。やってみなきゃわからない、は最後の最後でしかありません。

区切り

下準備を終えて実際に取り組んでみて感覚的な実感を得るのが三日、徐々に慣れてきて周りが見えてくるのが三週間、自分の適性が見えてくるのが三ヶ月くらいです。これでダメだな、と思うならもうダメでしょう。たった三ヶ月も乗り切れないなら話になりません。

三ヶ月を乗り切れるなら一年くらいは続けられるし、一年続けたら何かしらの見えてくるものはあるでしょう。見えてきたとしても一年では明らかな成果が出ることは稀であり、そこからも継続しないとダメでしょうね。

ただ続けているので引く、日々試行錯誤しながら取り組んでいけば、何かしらの手応えを感じるなものだし、何の手応えもないならやり方が間違っているなり、適性がないということです。

三年後

そして、三年して何の成果もないなら諦めたほうが良いでしょう。大学入試でも二浪まで、難関試験でも集中できるのは三回目までの受験でしょう。あとはグダグダになり続けているだけで、良い結果になることはほとんどありません。

仮に三浪以上の多浪で大学に入ったとしても劣等感に苛まれる可能性が高く、すんなり入学している周りとのそもそもの能力差に絶望することも多いでしょう。需給の良い資格付きの学部でもなきゃ、就活も苦戦するでしょう。医者になっても常に馬鹿にされているような劣等感に苛まれるでしょう。

難関資格も同じで、司法試験をロースクール留年を繰り返して三振寸前で切り抜けても裁判官、検察官に採用される可能性は低く、弁護士としてもまともに食えないでしょう。居候先すら見つかるの?というレベルでしょうね。

サラリーマン仕事だって同じことで、真剣に取り組んで三年経っているのに何の成果もないなら、その仕事は向いてないですよ。日々何かしら工夫しながら取り組んでいたら相応の成果は見えます。

会社だって三年経っても経営状態が上向かないなら畳んだほうがマシです。景気の良し悪しはあっても目に見える結果になるはずです。最近はスタートアップに対して明確なマイルストーン設定があるので数字が出なきゃ、追加出資を受けられず破綻します。

まとめ

諦めずに取り組むこと、ばかりが強調されますが、それは一定の成果が出ていることが前提であり、三年やって何の成果もないなら諦めたほうが良いです。そもそも真剣にやってなら成果はでません。他の道で輝くかもしれません。

三年コツコツやり続けられないなら成果なんて望めないと思いますが、三年やって成果がないなら、あとは惰性になりがちです。やればやるほど取り返しがつかなくなることになりかねません。

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